射精にまつわるエトセトラ【男性を知りすれ違いを防ごう】

男女が性生活においてすれ違ってしまう原因の一つは女性が正しく男性の身体や心の仕組みを知らないから。そこでこの連載では男性性を知り、理解し、よりよい男女の性コミュニケーションがとれる情報を、女性の性の悩み相談室「mutsugoto」運営のひかるさんに教えていただきます。第一回は射精について。男性にとって射精がどれだけ大切で大変なことなのか、目から鱗の内容をご紹介します。

目次

射精の真実。精液は“寿命液”

あるAV男優が「マスターベーションはガマンしない方がいい」と言っています。彼は健康な成人男性の体では精子が毎日無限に作られるため、定期的に射精することで、セックス時に萎えにくくなるというのです。

実際、1日に1億以上の精子が作られることが分かっています。そ

のため定期的に溜まった精液を排出するための生物学的な理由があるのでしょう。

若い時は彼の言うように射精をガマンしないでどんどんすればいいかもしれません。しかし35歳以上になると話は変わってくると思います。

私は精液のことを【寿命液】と呼んでいます。

それはなぜか?

加齢と共に精子の数は減少し、男性の精巣で作られる精子には限界があるという研究結果があります。

多くの人は「射精することで強くなる」「定期的に射精する必要がある」と言いますが、実はそうではないかもしれないのです。射精するたびに肉体的および精神的な疲労が増す男性も多いのです。

射精が実際に寿命を縮めるかどうかは別として、性産業に従事する男性たちは若くして亡くなるケースが多いのも事実です。

これは射精のしすぎで早くに亡くなったのではないかとも思うのです。

年齢を重ねるにつれ、男性ホルモンであるテストステロンの減少や精巣が萎縮するケースもあることから、射精の頻度を減らすことが健康に良いとされる場合もあるのです。

江戸時代の薬学者であり儒学者だった貝原益軒は「接して漏らさず」と言っています。

健康維持のためには女性と交わっても射精をしない方がいいという教えが込められています。これは古くから伝わる東洋医学の考え方として今も信じられている部分があります。

男性の健康を考える上で、射精の頻度や方法について男性自身が一度見直してみることが必要だと思います。そして男性にとって射精がどれだけ大変なことなのか、女性にも知っていただきたいと思います。

射精にまつわる行動パターン

射精には、主に3つのパターンがあります。1つ目はマスターベーションによる快楽の追求、2つ目は健康状態の確認、そして3つ目はセックスによる子作りです。ここでは、1つ目の快楽の追求と3つ目のセックスについてお伝えします。

マスターベーションによる快楽の追求

マスターベーションは、自分の想像力があれば誰にも迷惑をかけずに、場所や時間を問わず24時間いつでもどこでも行うことができます。

自分の手で性器や性感帯を刺激することで簡単に快感を得ることができ、性感染症のリスクもありません。手軽に取り入れられるストレス解消法です。

セックスによる子作り

対してセックスは、パートナーがいて初めて成立する行為です。

相手の体調や感情、体の状態に合わせて射精をコントロールする必要があり、自分のタイミングで射精できないこともあります。相手の息遣いや発汗状態を細かく見極めながら行うため、より繊細な配慮が求められます。

相手を想いながら行うセックスで自由に射精することができないということは男性にとって大変なことなのです。

賢者タイムを理解するとGOODコミュニケーションに!

一般的に、射精後は男性が疲労感を感じ、「もう何もしたくない」という状態になることが多いです。

いわゆる「賢者タイム」と呼ばれる時間で具体的には以下のような特徴があります。

精神的な変化

性的興奮が収まると、男性は冷静になり性的な欲望から解放されます。この時、無気力や脱力感を感じることがよくあります。

身体的な変化

射精後、男性は一時的な疲労感を感じ、休息を欲する状態になります。これは体内のホルモンバランスが急激に変化するためで、例えばオキシトシンやプロラクチンの分泌が増加し、一時的な無気力感につながります。

こういった男性の状況を知り、賢者タイムを理解することで、男女のコミュニケーションやパートナーシップを改善し、深めることができます。特に女性がセックス後に感じたことを伝えるタイミングは重要です。

例えば、女性がイケなかった時にセックスが終わった直後のピロートークやシャワーを浴びる前に、「触れ合うのは気持ちよかったけど、今度はもう少しゆっくりじっくりしたいな」や「あともうちょっとでイケそうだったから次またいっぱい愛してね」といった優しい言葉で伝えると良いでしょう。

そう言われて嫌な気持ちがする男性はいないと思います。

ある程度のパートナーシップが構築されている場合、女性がオーガズムを感じにくい時は、男性に事前に射精を控えてもらい、女性の快感に集中する時間を設けてもらうのも一つの方法です。

実際に、多くの女性が愛撫に1~2時間をかけることで身体が内部から温まり、イキやすくなるという実例があります。

男性の賢者タイムを理解し、適切なコミュニケーションを取ることで、より良いパートナーシップを築くことができるでしょう

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この記事を書いた人

女性への性の悩み相談室mutsugoto運営。
この20年間で10000名以上の悩み相談を受け解決に導く。
夫婦仲相談所とは、10年以上前のメディア共演がきっかけで現在に至る。
この世に生命を受け、そして一緒になった夫婦がストレスなくイキイキとかつ伸び伸びと過ごすことができる環境作りのお手伝いを使命としています。

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