会陰パックがセックスレスを救う⁉『areba ein pack』【トキメキ編集長が行く☆気になるモノ・コト・ヒト・バ】

トキメキ編集長のエリサが、その時気になるモノやコト、人や場所をレポートする【トキメキ編集長が行く☆気になるモノ・コト・ヒト・バ】。率直な感想と共に、リアルをお伝えしていきたいと思っています。

第3回は、『areba ein pack』を開発担当の塚越可奈子さん。「なぜ会陰にパックなの⁉」と初めは驚いたものの、その使用感に感動。開発に至る経緯と開発秘話をじっくりお伺いしました。

この記事を書いた人:

トキメキ編集長 /エリサ

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すべては2010年赤ちゃんのお尻ふきの蓋『Bitatto(ビタット)』から始まった

エリサ編集長:『areba ein pack』(以下:会陰パック)を知った時、正直「なぜ会陰にパックが必要なの?」と思ったんです。ですが使ってみて驚きました…自分のフェムゾーンが今までいかに乾燥していたのかということが分かったんです。それで今回は、会陰パックを開発しようと思った経緯や開発秘話などについてお話を伺えればと思っています。

塚越さん:ありがとうございます。会陰パックに興味を持っていただき本当に嬉しいです。会陰パックのお話をする前に会社の変遷について、ちょっとお話させていただきますね。

私たちは2010年に赤ちゃんのおしりふきに貼ってはがせる蓋『Bitatto(ビタット)』という商品を開発し販売しました。それまで、おしりふきのウェットシートは乾燥しないように専用のボックスに入れて使うスタイルが主流だったのですが、外出時は荷物がかさばるためウェットシートだけを持って出かけるママさんがほとんどでした。

ご存知の通りウェットシートの取り口部分はビニールのフラップテープですから、開け閉めしていると髪の毛やほこりがついて粘着力が弱くなってしまうのです。中身が乾燥しやすいため、使いたい時にカラカラなんていうことは日常茶飯事。片手で取り出せないのも大変でした。

そんな「毎日のオムツ替えと奮闘するママのイライラを解消したい」思いから誕生したのが『Bitatto(ビタット)』(以下:ビタット)でした。そこから日用雑貨のメーカーとして成長していくのですが、すべては“ママたち、女性たちのアレバいいのに”をカタチにすることで生まれています。

妊娠・出産に大切な役目を果たす会陰をケアするアイテムがないなんておかしい!

エリサ編集長:そうだったのですね…!今では100均でも貼ってはがせるフタが売られていますが、ビタットがパイオニアだったのですね。それこそ手を拭くウェットシートの蓋として普通に使う印象だったので、元々が赤ちゃんのお尻ふきからきているとは全く知りませんでした。そういった“お母さんのお困りごと”の延長に会陰パックがあったのですか?

塚越さん:会陰パックは商品化までにおよそ3年近くかかっているのですが、企画当時、「妊娠28週になったら会陰マッサージをしましょう」と雑誌などで盛んにいわれ始めていました。ですが私も妊婦だった経験があるので分かるのですが、お腹が大きい時に、しかも日本の狭い住宅で、どうやって女性が会陰のマッサージをするの?と疑問に思いました。28週を過ぎたら自分で自分の足の爪が切れないくらいなのに(笑)。

エリサ編集長:たしかに…大きいお腹で会陰をマッサージするとなると姿勢も大変ですし、場所も選びますね。

塚越さん:まずは一人でできる場所を確保するところからです。上のお子様がいれば「入っちゃダメよ」とか。多くの方がお風呂上がりに行うわけですが、オイルで周りを汚さないようにしたり、後片付けをしたり…体調によっては面倒になって、続けるのはなかなかの負担です。それにそもそも自分の会陰を直接触るということに抵抗感を覚える女性も少なくありません。

エリサ編集長:そうですね。近年、腟トレなどがブームになってはいますが、実際に自分のフェムゾーンを見たことがあったり触ったりしたことがある女性は少ないと思います。友人が腟トレで腟内に指を入れようとしたら気分が悪くなって貧血になってしまったと言っていました。

塚越さん:そうなんです。なので、もっと手軽に会陰ケアができる方法はないかと思い開発をスタートさせたのが会陰パックでした。

エリサ編集長:女性の美容グッズは、髪の毛や顔、一般的なボディに対してはたくさんありますが、女性にとって一番といってもいいほど大切なフェムゾーンに関しては圧倒的に情報も商品も少ないように思います。

塚越さん:女性の一大事である妊娠・出産に重要な会陰をケアするものが、ほとんどないということに違和感を覚えました。いつか誰かが商品化するのかもしれませんが、私たちは二番煎じではなく、私たちが「欲しい、使いたい」と思うものを一から作るということを企業理念にしていますから、そこから試行錯誤の日々が始まりました。

「絶対に妥協しない」強い信念の下、思い描いた商品が完成

塚越さん:フェムゾーンに使うものですから絶対に安全で安心して使えるものにしなければいけません。私たちは女性や妊婦さんの身体の専門知識があるわけではありませんので、専門家の方にご協力をお願いしました。それが産後ケアホテル『マームガーデンリゾート葉山』のアドバイザーも務めていらっしゃる助産師の浅井貴子先生です。浅井先生は赤ちゃん訪問指導歴が30年以上もあり、アロマやハーブのプロフェッショナルでもあります。さらに会陰マッサージのためのオイルを販売している企業の監修もされていて、日本の会陰マッサージ分野を20年以上牽引され会陰マッサージの第一人者なんです。その浅井先生に監修いただけるということで自信を持って開発を進めることができました。

エリサ編集長:フェムゾーンの経皮吸収率は最も高く、腕の約40倍とも聞いたことがあります。そのエリアをケアする商品ですから、より注意が必要ですね。

塚越さん:オイルには治癒効果があるといわれているカレンデュラ、鎮痛鎮静効果があるラベンダー、水分バランスを整え乾燥を防ぐダイズ、バリア機能が高く炎症やかゆみを抑え肌を保湿するホホバ種子を使用しています。すべて添加物フリーです。アレルギーテストとパッチテストもクリアしています。

そして最も大切な使用感のためにオイルを染み込ませるコットンシートの質と厚さにも徹底的にこだわりました。

エリサ編集長:使わせていただいて本当に驚きました!使用法通り会陰に挟み込んだのですが全く違和感がなくて。違和感がなさ過ぎてトイレに行った時に「あ、してたんだ」って気が付いたくらいです(笑)。

塚越さん:嬉しいです。スタッフたちと何度も使用感を試してベストな薄さを探しました。さらに衛生面からオイルを染み込ませたコットンシートを一枚ずつ個包装することにこだわったのですが、これがまた大変でした。実際に個包装のためにオイルを充填するのが難しくて…ウェットシートのように一枚一枚引き出すタイプも試作したのですが、シートを取り出して閉じたら周りがもうベタベタになってしまうんです。これじゃあ毎日使いたくないよね…と。さらにそれを商品として売り出そうとしたらすごく高額になってしまうことが分かりました。

エリサ編集長:オイルの量が多くなってしまったのですか?

塚越さん:そうですね。オイルの量も使用感もよくない上に、製造コストが合いませんでした。高くて良いものは当たり前だと思うんです。誰もが手に届く価格でなければ、それは文化として根付きません。私たちは妊娠したら誰もが使える商品にしたかった。そこに妥協は絶対にしたくありませんでしたそして日本国内で製造しているという安心感も手放したくありませんでした。

商品化までには本当に長い時間がかかりました。開発当初まだ結婚していなかったスタッフが出産して育休に入っていたくらいですから(笑)。

フェムゾーンをケアすることがセックスレス解消の第一歩に

エリサ編集長:妊娠前の女性が会陰パックを使うことでどのような効果が期待できますか?

塚越さん:会陰マッサージは会陰を柔らかくして伸びを良くして出産時に腟口がしっかりと広がるように行うものです。会陰パックも同様です。手の親指と人差し指の間の股の部分に会陰パックをしていただくと、すごくよくわかるんですが、パックをするとしっとりして伸びが良くなるんです。口角も同じですよね。乾燥しているとパクッと切れてしまいます。

エリサ編集長:たしかに…本当に驚くほどしっとりしていました。出産前に定期的に会陰パックを使うことで出産時のフェムゾーンの負担を軽減することができるのですね。出産後はいかがでしょうか?すぐに使えるのでしょうか?

塚越さん:会陰パックは化粧品類で医薬品類ではないので、傷がある時には使用をやめていただくように推奨しています。ただ浅井先生は会陰切開した妊婦さんに会陰パックをしたところ治りが早かったと仰っていました。ご自身の判断でされる時には傷がある時はまだ止めていただいた方がいいかなと思いますが、なくなったらぜひ使っていただきたいと思います。産後のフェムゾーンは腫れていたりしますから、そこに会陰パックをされたら気持ちが良いと思います。なによりラベンダーの香りはリラックス効果がありますから気持ちが落ち着くのではないかと思います。

エリサ編集長:封を開けた瞬間に良い香りがフワッと立ち上って、とても幸せな気持ちになりました。

塚越さん:女性にとって香りはとても大切ですよね。

エリサ編集長:本当にそう思います。気持ちの良い香りを感じながらフェムゾーンをケアするというのは、とても贅沢な時間だと思います。これは妊産婦さんだけじゃなく、普段から女性が使った方がいいと思うんです。デートの前の日とか彼のことを想ってムダ毛を処理したり、ふだんより念入りにお肌のケアをしたりしますよね。その時に会陰もパックしてあげたら良いと思うんです。フェムゾーンのニオイが気になるという方もいらっしゃいますが、ふだんからフェム周りのケアをしていれば気にならなくなると思いますし自信を持って彼に会うこともできますよね。

塚越さん:本当にそうですね。もっと日本の女性はご自身のフェムゾーンに関心を持った方がいいと思います。目に見えないところをしっかりとケアできているというのは自己肯定感を高めることにもなると思います。

出産時の痛みから産後セックスするのが怖くなってしまいセックスレスになったという女性の声も多く聞きます。それはフェムゾーンをしっかりとケアをすることでなくなると思うのです。フランスでは国が産後のフェムゾーンケアやサポートを提供しています。そのくらい産後の女性の身体は労わらなければいけない大事な時期なのです。ぜひその一環としても会陰パックarebaをご利用いただけたらと思います。

エリサ編集長:本当にそう思います。ところで今、新商品として更年期女性に向けた会陰パックも開発中とお伺いしました。

塚越さん:そうなのです。もうすぐ販売をスタートできると思います。こちらはプレ更年期以降の女性をターゲットに成分・テクスチャー・香りにこだわりました。ラグジュアリーな気分を体感していただけるかと思います。

エリサ編集長:わあ!それはまたとても楽しみです。編集部一同期待しています(笑)。本日は貴重なお話をありがとうございました。

塚越さん:こちらこそありがとうございました。

◇お話を伺った人

塚越 可奈子さん

株式会社ビタットジャパン

商品開発/企画部 専務取締役

『areba ein pack calendula oil』

オイル:ホホバ種子油、ダイズ油、トウキンセン花エキス、トコフェロール、ラベンダー油

価格:4,500円(税込4,950円)

内容量:2ml / 1枚/ 1箱14枚入
生産国:日本

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この記事を書いた人

トキメキ編集長。自分自身の過去の経験から、誰にも相談できない女性ならではのお悩みに対して、十分な情報媒体や相談先がないことを痛感し、トキメキメディアや相談室を立ち上げ。