相談:彼が早漏でぜんぜん満足できません!【セクシー男優・森林原人が答える性のお悩み相談】

トキメキは女性が抱く、どこにも相談できず、どこに相談したらいいか分からない性のお悩みに真剣に向き合い真摯に答える掲示板を開設します。相談に答えてくれるのは女性の身体と心を知り尽くし、長年にわたり女性たちを導き幸せにしてきた女性用風俗のレジェンドセラピストやアダルトビデオの大人気男優です。セックスに悩みを抱え苦しんでいる女性たちが少しでも解放され、幸せでトキメクセックスが実現するように全力で向き合います!

早漏の彼!もっと長く繋がっていたいのに。

彼が早漏です。

しかも勃起もしづらく、いつも私がフェラチオで勃たせてあげています。彼は萎えたらいけないと思うのか勃ったらすぐに挿入して、すぐにイってしまいます。

その後は一生懸命奉仕してくれるのですが早漏だということを気にしていてなんだか私まで居心地が悪く、心からセックスを楽しむことができません。

私はもっと彼と長く繋がっていたいですし、中イキもしてみたいです。でも早漏だとそれは無理なのでしょうか?早漏は生まれつきで治るものではないのでしょうか?そんなことを彼に聞けるわけもなく悶々としています。

(30代女性) 

【回答】あなたは自分自身と、どれだけつながれていますか? 

『【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ 2020』によると男性のセックスの悩みの1位は「早漏」で女性のセックスの悩みの上位は、「快感を得られない、オーガズムを感じられない」です。 

セックスの際の悩みに関する質問では、挿入時間の短さについて各年代の男性の約3割が悩みとして挙げているのに対し、女性は1割にも満たないという結果でした。女性はむしろ、時間よりも快感や満足感を得られないことに悩んでおり、特に20~40代においては約3割がオーガズムに達することができないと回答しました。

JAPAN SEX SURVEY(2020):https://www.jfpa.or.jp/pdf/sexservey2020/JexSexSurvey_all.pdf

さて、この結果から女性が気持ちよくなれない理由は、男性の“早さ”にあると短絡的に決めつけられるものでしょうか? 

僕の個人的見解を言いますと、女性が気持ちよくなれない理由は女性自身にあり、改善する方法は、そのほとんどが女性側に起因するものです。 

一方、男性の早さは、女性のせいでは無いけれど、男性が気持ちよくなっちゃっているのは、女性のおかげです。男性を代表して「男性の自己責任なのにいたたまれない気持ちにさせてしまって申し訳ない!」という思いと、「気持ちイイ時間をありがとう」といい感謝の思いを伝えておきます。 

早漏問題を考えていくにあたり、まずは男性の射精の仕組みから説明します。勃起は副交感神経優位のリラックスした状態で起こり、射精は交感神経優位の緊張状態で起こります。

勃起しにくい人は、上手にリラックスできていないか、神経や血管に問題があるかのいずれかです。射精の波は、男性だったら必ず感じることができますが、どれぐらい手前で感じ取れるかに個人差があります。射精のタイミングをコントロールできる人は、ほんとうにわずかな射精予感を感じ取り、運動量や集中力を調整します。射精が始まる直前でしか感じ取れない人は、調整する間がないので、タイミングをコントロールすることができません。

相談者の彼は、おそらく後者ですがリラックス具合や内観する能力を改善すれば、2人のセックスが充実したものになるわけではありません。なぜなら、相談文を読む限りあなたは身体的つながりしか見ていません。

挿入時間が長くなれば、セックスは充実しますか?射精後に彼があなたを愛撫することが、どれだけ特殊能力なのか知っていますか? 

セックスのつながりは、身体刺激で生み出される快感によって得られる喜びの共有と、お互いの内面を感じ取り合う精神的一体感で構成されています。あなたの意識は彼の内面に向いていません。彼があなたをどれぐらい大切に思っているのか、あなたが彼を求める気持ちが彼の内面にどう映っているのかわかっていません。おそらく彼も自分自身のことや、あなたのことをわかってはいません。 

セックスで相手のことを満足させたり、深くつながったりするには、身体能力より、自分自身とどれだけ繋がれているかが重要です。その上で、それを相手に伝える意識と、相手の内面を感じ取る感性が必要です。そこに身体能力やテクニックが加わると楽しみの幅が広がります。あなたたちのセックスが充実したものになっていくためには、まずは各々が自分自身とつながっていくのが先です。 

彼は間違いなくあなたを大切に思っています。なぜそう言い切れるかというと、射精後に男性の体内にはプロラクチンというホルモンが分泌され賢者タイムが訪れ、ほぼ全男性が相手との身体接触を拒絶します。しかし、あなたの彼はしません。脳に分泌され人間の体をコントロールするホルモンよりも、あなたに対する思いが強いのです。

あなたを喜ばせたい、あなたを満足させたい、あなたの求めに応えたいという思いです。これは愛と呼べます。

性欲からなる自己中な下心ではなく、あなたを愛おしく思う意志による愛情です。ここがあることを忘れずに、自分自身と向き合った上で彼とオープンに話しをしてみてください。話すときのコツは、互いがもつ好意の確認と、各々の行為の改善をごちゃ混ぜにしないことです。2人だけで話すのが難しそうなら、このサイトや僕たちみたいな活動をしている人を活用してください。必ず力になります。


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どうぞ一人で抱え込まずに、私たちに頼ってくださいね。

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この記事を書いた人

森林 原人 森林 原人 性愛コミュニケーター/AV男優

AV業界25年目。近年は男優業を減らし、性愛に関わる事象の経験、研究、考察を通して、その本質を再定義、発信する活動に注力。
セックステクニック教材の配信やオリジナル映像作品から学ぶセミナーを開催。