相談:1歳の男の子のおちんちんをどうやって洗ったらいいでしょうか?

トキメキでは女性が抱く、誰にも相談できず、どこに相談したらいいか分からない性のお悩みに真剣に向き合い真摯に答える掲示板「オトナの保健室」を開設します。相談に答えてくれるのは女性の身体と心に寄り添い幸せに導く専門家の皆さんです。セックスや性に悩みを抱えている女性たちが少しでも解放され、幸せでトキメク日々が実現するように全力で向き合います!

おちんちんにばい菌が入って腫れちゃった子がいて不安です。

1歳男子のママです。どうやって子どものおちんちんを洗ったらいいか分かりません。

夫に聞いたのですが「そんなのババっと洗っちゃえばいいんだよ!」と言うだけで具体的に教えてくれません。

お友だちのお子さんが、おちんちんにばい菌が入って腫れちゃったという話を聞いてどこからどんな風にばい菌が入るの…!?と心配になりました。どんな石鹸を使ってどのように洗ってあげればいいのでしょうか?

回答:石鹸は使わず優しくお湯で洗いましょう

初めての男の子だと、おちんちんをどう洗っていいか戸惑いますよね。

おちんちんは石鹸でしっかり洗わなくても大丈夫です。おむつをしていてお腹がゆるい時にうんちがベッタリついてしまって、よっぽど気になる時には石鹸を使ってもいいとは思いますが、基本的には包皮を身体の方へ引き寄せるイメージでお湯をかけながら優しく洗ってあげてください。

石鹸はしみたりしますし、「痛い」「しみる」といった印象をお子さんがもたないように優しく洗ってみてください。

お医者様の中にも剥く派と剥かない派がいらっしゃいますが、無理をすると痛みがある場合があります。性器は思春期に性ホルモンが出て発育していきます。タートルネックのセーターの首回りが使えば使うほど緩んでいくように日々包皮を身体の方に引き寄せて洗うを繰り返すとだんだんと包皮が緩んできて自然と剥かれていくものです。成人になっても包皮が剝かれない真性包茎という場合もありますが今から心配することはないでしょう。

最終的には自分の身体を清潔に保てるように洗えるようになることがゴールですから、そこに向かう準備だと思ってください。1歳になりたてくらいの男の子だと、まだ言葉のコミュニケーションは難しいでしょう。ですがお母様の表情や声かけはちゃんと伝わっています。笑顔で「キレイキレイしようね」と言いながら洗ってあげてください。1歳半くらいからだんだんと言葉のコミュニケーションが取れるようになります。2歳半~3歳くらいで自ら洗えるようになると良いですね。

声掛けのポイントとして「汚い」や「大きい」「小さい」などをあまり言わないように意識してみてください。

たまに「おちんちんが小さくて心配なんです」というお母様がいらっしゃいますが、赤ちゃんはお腹が出ているので、おちんちんが短めに見えるものです。

個体差はもちろんありますが性器も成長しますから小さい頃から心配しなくても大丈夫です。心配な時は健診時などに小児科の先生に相談してもいいですね。

自分の身体は自分のもので、大切にしようというイメージをお子さんが自然と持てるように導いてあげて下さい。男の子だとおしっこの時に飛び散らせてしまうことがあると思います。そういう時も「汚い!」と怒るのではなく「皮をちょっとひっぱりながらおしっこをするんだよ」と教えてあげてください。

自分のおちんちんを触る子もいます。それはいやらしい意味ではなく触れて心地よい気持ちいい、触っていると安心する、といった性的な意味はない状態で触れている状態です。

なので頭ごなしに「やめなさい!」と言うのではなく防犯の意味からも「人がいるところや、外ではしないようにしようね」と伝えてあげてください。「ここは大切な○○ちゃんだけの場所だから人に見せたり触らせたりしないようにしようね」と教えてあげてください家庭でそういったことを伝えることが性教育の一つにもつながります。

息子といつまで一緒にお風呂に入っていいの?

「いつまで一緒にお風呂に入ってもいいのでしょうか?」と聞かれることもあります。

これもお子さんが安心するなら家庭では一緒に入ってあげればいいと思いますが、個人差もありますので、家族で話合いをしながら、一人でもイヤな感じや違和感を感じた時は入り方を相談して決めていくことをお勧めしています。

また、一つの目安として大衆浴場に異性が入ってもいいのは6歳までです。そこに対応できるように7歳から銭湯などに入れるようにお家で6歳くらいから練習を始めるとのも一つのきっかけになるかもいいかもしれません。


歯磨きや手洗いもそうですが、一度伝えただけでは習慣にはなりません。繰り返し毎日、何度も何度も伝えることで、清潔習慣はできるようになります。焦らずに今の子どもの成長を楽しんでくださいね。


レスをはじめとする性のお悩みは「オトナの保健室」へご相談ください

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どうぞ一人で抱え込まずに、私たちに頼ってくださいね。

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この記事を書いた人

助産師/保育士/心理カウンセラー/著者

臨床経験5年。自分の子育てを通して、孤独な子育てや葛藤の多い経験をしました。親子が「育ち合う」この時に暮らしを心地よく過ごし、子どもを信じて見守る気持ちを育てるサポートができればと日々活動を続けています。Well-beingを軸に子育て支援を続け、2024年現在子育て相談17年目を迎えます。個別相談、カウンセリングも多数経験しております。子育てや性教育講座など、ニーズに合わせた講座開催や、講義のアドバイザリー、起業女性へのアドバイスなど多方面で声をかけていただいております。小さなころから、文章を書くことが楽しく、そのご縁から2010年に1冊目の本「13歳までに伝えたい女の子の心と体のこと」を出版、以後計8冊の本を出版しています。
好きなこと:読書、コーヒーを淹れること、ランニング、英語学習