カウンセラーと二足の草鞋を履いた理由【円満離婚弁護士 原口未緒の日々放談】

4度の離婚を経験した円満離婚弁護士の原口未緒先生が結婚について法律的な視点やご自身の経験などに基づき時事的な観点も入れながらコラムを連載します。第2回は、カウンセラーとしての顔も持つ未緒先生のお話です。

この記事を書いた人:

円満離婚弁護士 /原口未緒

目次

デジャブ!?3度目の夫から離婚を突き付けられて開眼

私は弁護士としての役割以外にカウンセリングや占いもすることができます。

「弁護士が占い!?」と意外に思われる方も多いかもしれません。私が心理学や占いを学ぼうと思ったのは3度目の離婚を元夫から突き付けられたことがきっかけです。

1度目の離婚と同じきっかけで3度目の夫から離婚したいと伝えられ、デジャブを感じ「相手を変えても同じ状況が生じるということは、これは私自身の問題なのかもしれない」と、自分の内面に目を向ける必要があると思いました。「3回目の離婚はなんともしても避けたい!」と「相手を変えることはできないから自分が変わるしかない」と心理学を学ぶことを決意しました。

結果、離婚はしました(笑)。ですが次の結婚で同じことを繰り返さないように勉強を続けました。

その頃、弁護士としても多忙だったのですが、その中で勉強し続けるモチベーションになったのはパートナーシップへのあくなき探求心でした。学べば学ぶほど「私は、なんでこんなにも離婚に関わる人生を送っているのだろう?

夫婦や男女の“愛し愛される”“求める”“決別する”という事象になぜこんなにも携わるのだろう?」と考えるようになりました。

私自身が何度離婚をしても「幸せな結婚がしたい。仲の良い夫婦でありたい」という願望が尽きることはなく、諦めることができないのです。この願望を実現したいという想いが勉強をし続ける原動力になりました。

人生の渦に巻き込まれず、主体的に考え生きる

心理学を学ぶなかで私の中でさまざまな変化が生まれました。

プライベートでは生き方や考え方が楽になりました。自分の心理構造を理解できたことで、思い癖や思考のパターン、人生のパターン等に気が付けるようになりました。

気が付けると、それを変えていくことができたり、辛いと思う状況のとらえ方を変えたりすることができるようになるので、“人生の渦に飲み込まれなくなった”という意識があります。そして主体的に考え生きられるようになりました。そのことにより、人とのコミュニケーションがとりやすくなったと感じています。

そして生き方や考え方が楽になった分、「こうしなければ」といったことがどんどんなくなり「ま、いっか」と思うことが多くなりました。その結果、もともとマイペースなのですが、さらにマイペースになったように思います(笑)。物事を達観視するようになったことで、もともと感情豊かなタイプではなかったのですが、さらに淡々とした感じになったように思います(笑)。

仕事の面では、目の前で起きていることに対して短期的・短絡的な解決だけではなく、お客様の大切な人生という長期的かつ全体的な視点で満足をしていただけるように考えるようになりました。手前味噌ではありますが、お客様の人生のお役に立つことができるようになってきたと思います。また、お客様が抱える問題の本質的な解決策について、短時間で的確にポイントを押さえられるようになったと思います。

法律だけでは、その人の本当の望みを叶えることはできない

弁護士としての私に相談にいらしたお客様にも、ご希望の方にはカウンセリングを行います。法律だけでは最終的に“相手にお金を払わせる”ということでしか解決することができません。しかし実際のところ「お金の問題ではない」「お金をいくら払ってもらったところで…」といった事案が多く、法律に基づいた解決方法だけを示すだけでは、すっきりと納得して笑顔になって帰っていただくことが難しい現実がありました。

法律相談にいらっしゃる方の多くは、眉間にシワを寄せていたり、身体がガチガチに緊張していたり、イライラしていたり、怒っていたりします。私は目の前にいらっしゃった方に笑顔になってほしい、ホッと安心してほしい、元気で活力に満たされてほしい、希望を抱いてほしい、と思っています。なので、目の前にいらした方が眉間にシワを寄せていると、そのシワを伸ばしたくなります。そして、それができなかったときには自分自身が不完全燃焼で悔しい感覚があったので、「どうしたらお客様をすっきりと元気にしてあげることができるのだろう」といつも考えていました。

その中で、カウンセリングや占いなどの手法を取り入れることにより、法律だけではない解決方法や視点をもつことができ、お客様を元気に、眉間のシワを取ることに成功するようになってきました。自分のために始めたことが、お客様のためにもなるようになったのです。

自分の本当の願いに向き合い実現するためには勇気が必要

弁護士としての私は、法律的にお客様の得になるように、お金が取りやすいように、確実にお金をとることができるようにアドバイスをします。

しかしカウンセリングをして、本音や深層心理を聞いていくと、本当は相手といい関係でいたい、関係を修復したい、と思っているケースがあります。このような場合には法律的な“お金を確実にとることができる”という観点からのアドバイスは、むしろその方と相手の方との関係性を硬直化させたり、疑心暗鬼にさせたりと悪化させてしまう可能性があります。

不安や心配などから「ガチガチに法律で固めてしまいたい」「法律を最大限に活用して自分の身を守りたい。不利になりたくない」といった話をされますが本心では、不安や疑心を乗り越えて相手と分かり合いたい、協力し合いたい、信頼し合いたい、といった思いを抱いていたりします。

そういった場合には、自分の本当の願いに向き合い、それを実現するための努力が必要です。勇気が必要だったり、相手がどう出てくるか分からないという恐怖が出てきたりして、向き合うことは困難が伴います。そのため、その気持ちをなかったことにしようとしたり、諦めたりしまいがちです。

私自身、離婚を何度も経験して「幸せな夫婦なんてあり得ないのではないか」「一人のほうが楽なのではないか」と、自分の夢や願いをなかったことにしようとしたり、諦めようとしたりしたことがありました。

だからこそ長い間カウンセリングの勉強を続けてきました。お客様が本当の自分の願いや望んでいることがわかったのにも関わらず、向き合うことを怖いと思ったり、無理なんじゃないかと思ったりしたときにカウンセリングを伴いながら弁護士として応援したり、寄り添ったりできる存在でありたいと思っています。

その人が、その人らしく活き活きと人生を送れるように

眉間にシワのある人は、そのシワが伸びるように。元気がない人は、元気になるように。身体が緊張している人は、身体が緩むように。堅い考え方の人は、柔軟な考え方ができるように。

その人が、その人らしく、生きやすく、活き活きと人生を送れるように心から願っています。これから私自身が今まで学ぶことで生き方が楽になった方法を少しずつお伝えしていければと思っています。

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恋人・夫婦仲相談所 所長

性愛コミュニケーター/AV男優

ジェンダリスト

弁護士

愛のムチ恋愛コーチ

千葉大学大学院医学研究院泌尿器科学特任助教

助産師/保育士/心理カウンセラー/著者

女性への性の悩み相談室mutsugoto運営

女風セラピスト


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この記事を書いた人

弁護士。14歳〜26歳まで、両親の離婚紛争を経験。その後、弁護士となり、自身も4回の経験したことから、円満離婚弁護士となる。3回目の離婚の際に、何度も離婚を繰り返してしまうのは、相手の問題ではなく、自分の問題なのではないかと思うようになり、10年以上にわたり、心理学、精神世界などを猛勉強し、現在はアカシックリーダーとしても活動している。

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