トキメキでは自分自身が自分の心と体の一番の理解者となり自分で性を満たす力を持つ女性性を”フェムリティ(フェム + アビリティ)”と名付けました。今回の連載ではフェムリティを高めるための方法を、多種多様な恋愛・性・人間関係の相談を受け付ける会員制サロンの経営者でありカウンセラーのあす香さんに教えていただきます。第一回のテーマはそもそも「女性性=フェムリティ」とはいったいなんなのか?です。
フェムリティとは「女性が主体的に愛し愛されるための知恵」
人間として生まれたならば、誰かに愛されたいと一度は感じたことがあるのではないでしょうか?
しかし、その想いが一方的で相手から振り向いてもらえない…お付き合いができても長く続かない…そんな悲しい想いをしている女性も多いと思います。かつての私もそうでした。
三姉妹の長女として生まれ、しっかり者として育ち自分で何でもやろうとしてしまうため男性にも「私ができるんだからあなたもできるでしょ!」と一方的に自我を押し付けるフェムリティとは程遠い存在でした。
男性には「男として誰かの役に立ちたい、感謝されたい、誰かのヒーローになりたい」という願望があります。その願望を完全に無視していたのです。
しかし、さまざまな出会いの中で男性の優しさに触れていくうちに「男性は自分がされて嬉しいことをしてもらうより、パートナーを喜ばせることに最高の幸せを感じるのではないか?」ということに気が付きました。
それから私は自分のして欲しいことを命令したり押し付けたりするのではなく、男性が私を喜ばせるために自然とそれを行いたくなるように言葉や態度を試行錯誤するようになりました。それは誰かに依存して「何でもやってもらう、やってもらって当然」というスタイルとは違います。自分自身が幸せになるように自分の頭で考えて行動することです。
私はフェムリティとは女性が主体的に愛されるための知恵だと思います。
相手にとって必要な存在意義を感じてもらうために、自分自身を楽しみながら相手を気遣い優しさの出し惜しみしない。
ただ思っているだけではダメです。
相手の気持ちを受け止め感じる努力をし、きちんと自分の喜怒哀楽を言葉と態度で表して伝えること。そしてそれは自己開示を恐れていては叶いません。
藤本美貴さんや辻希美さんはフェムリティのお手本
タレントの藤本美貴さんはとてもフェムリティの高い女性だと思います。
YouTubeを拝見しているといつも笑顔でとてもよくお笑いになります。
そして相手に興味をもって質問をしたり、愛のあるツッコミをする。
お上手だなあと思うのは、相手が必ずできるだろうという簡単なお願い事をたくさんされることです。お願い事が叶うたびにとびきりの笑顔で感謝の言葉を伝えて褒める、その時のお相手のとびきり幸せそうな笑顔!まさに笑顔の連鎖を生む最高のフェムリティを実践されていると思います。
同じように辻希美さんも素晴らしいフェムリティをお持ちです。
人の目をきちんと見てお話をされたり、パートナーの行動に対して「すごい!」「嬉しい!」と言葉と態度で喜んで伝える。時にはパートナーの方を立てるようなカタチで聞き役にもなり、相手の言葉を素直に受け取る。
これらのことはフェムリティを高めるために私たちが今すぐにでも実践できることです。
フェムリティを高めることで自身の幸福度が高まる
ここまで読まれて「けっきょくフェムリティが高いというのは周囲の人を喜ばせることにすぎないの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかしそれは違います。
フェムリティを高めることは自分自身の幸福度を高めることに繋がります。フェムリティを高めて相手と接すれば、常に周囲の人から安定的に愛されていると感じるようになるでしょう。そして困っている時にも自然と手を差し伸べてもらえるようになります。
そう感じられると無理して頑張らなくても自分の気持ちが整っていきます。すると笑顔の時間が増えて自然と素敵な表情になっていきます。そしてその笑顔を見て周りの人も幸せになり、あなたがいる空間が幸せに満たされるようになるのです。
自分がいつもニコニコと笑顔でいられる環境は自分自身で創り上げるものなのです。
フェムリティが高い女性が増えれば世界は平和になる
フェムリティを高め、自分を自信で満たし余裕が生まれた女性は、男性、女性問わず”モテ”ます。
そして「あなたに出会えてよかった」とお互いを尊重できる関係性が築けるようになります。そんな女性が増えれば世界が平和になると思いませんか?
世の中を笑顔で満たし世界を平和にするフェムリティの高い女性を目指して、次回はフェムリティを出すこと、高めることが苦手な女性の皆さんへ、どうしてそうなってしまったのか、それをどうすれば克服できるかをご紹介していきたいと思います。