専門家が皆さまの性・心と体・パートナーシップに関するお悩みにお答えします
近しい悩みを持つ皆さまの一助になるよう過去に寄せられたお悩みをご紹介します。
※あらかじめご了承をいただき回答を掲載しております。また個人の特定を避けるために匿名性を保ち、内容を一部変更してご紹介しています。
今回は、いまなおさん(30歳の女性)から「立ち会い出産をして9ヶ月、そのせいか月に1度しかしなくなりました。だんな様にもっと求めて欲しいのに・・・」というご相談をいただきました。
お悩み相談
産前産後、セックスの回数が激減
私の悩みはズバリ、ダンナが求めてくれないことです!
私は30歳、ダンナは31歳。去年、できちゃった結婚をし、現在9ヶ月の息子がいます。それまでの付き合いは3年ほどで、結構長かったです。以前はお互い一人暮らしだったこともあり、どちらかの家に泊まると必ずHしていました。
しかし、子供ができてからやはりセックスは激減しました。妊娠中はダンナが怖がってHしてくれませんでした。出産後も私から誘ってなんとか再開しましたが、いつも誘うのは私からで、ダンナからは迫ってきてくれません。
先日、ダンナが一人Hをしているところを発見してしまい、大ショックを受けました。ダンナは悪いと謝り、その後Hしてくれましたが、ショックは消えません。「何が原因なの?私じゃもうだめなの?」と問い詰めると、「そんなことはない。ただ子供が夜寝ないから、それを寝るまで待っていると自分の寝る時間がなくなる。生活リズムが合わないだけだ」と言われました。
授乳の影響と立ち会い出産の影響
さらに、授乳している姿を見ると女性を感じなくなるようです。そして大問題があります。すずねさんも立ち会い出産はよくないと言っていましたが、うちはまさにそれをしてしまいました…。しかも、畳の部屋で分娩台に登らず、そのままのスタイルで出産したため、ダンナは出産の瞬間を見ましたし、へその緒まで切りました。
私は、彼についていてもらって本当に心強かったのですが、それがその後のHに影響を及ぼしているのは、やはり本当のようです。彼に「立ち会いして大丈夫だった?」と聞いたことがありますが、大丈夫だと言っていました。しかし、本心では引いてしまったのではないかと思います。かの渡辺淳一さんも立ち会いはよくないと言っていましたね…。もっと早くに知っておけばよかった。
夫の経験不足と私の物足りなさが拮抗している
現在、Hは月に一度あるかないかで、しかもダンナからは一切誘ってくれません。一緒のベッドで寝ているので、何もしてもらえない夜の辛さを考えると、別の部屋で寝たくなります。
さらに、彼は私が3人目であり、あまり経験が豊富とは思えず、Hもあまり上手くありません。私は前の彼がとても上手かったので、物足りない思いでいっぱいです。
以前、私から積極的にいった時に、彼は「女から積極的になられると冷める」と言っていました。多分、彼は私が以前の彼とHを楽しんでいたことや、自分が私を満足させていないことまで分かっていると思います。でも、プライドが邪魔をして何もできないのではないかと思います。
一緒にもっと良いHをするためにはどうすればいいのでしょうか?これから、ダンナの仕事はどんどん忙しくなりそうなので、今のうちにプチセックスレスを解消しておかないと、今後私はいつも不満を抱えていそうです。
どうか、何かアドバイスをお願いいたします!

ご相談への回答
立ち会い出産でセックスに怖気づいてしまう夫に寄り添おう
恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。
いまなおさん、立ち会い出産ですか…。確かに、初めてのお産で不安な妻のそばに夫がいてくれることは心強いですし、「お産って大変なんだ」と認識してもらえるメリットはありますよね。
しかし、出産の現場は、ある意味「修羅場」です。神聖な場でありながら、妻が痛がり、血がたくさん飛び交う場です。私など、ギャーギャー叫んで「腰が痛いー!帝王切開してー。メスー!」と言ったヨワヨワママです^^;;
お産は、エロチックな寝室とは対極の場所なので、そのシーンを見てしまった夫は、「引いてしまう」方もいらっしゃると推測されます。
いまなおさんの夫は、あまり寝室事情に自信がないようですが、いまなおさんの方がプライドを傷つけないように思いやっていらっしゃるのですね。思いやりは大切ですが、あまり不満を抱えたまま長い時間を過ごすと、今度は日常の些細なことでプチケンカするようになるかもしれません。靴を揃えないとか、洋服を脱ぎっぱなしにすることなどが、腹立たしく感じるようになる前に、早期に寝室会議を開くことが必要です。
あとですね、一人Hについては、目くじらを立ててはいけません。どうも、世の夫方は、一人Hで責められるのが面倒くさいようです。放任しましょう。おおらかな気持ちで。見て見ぬ振りも時には大事です。
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※匿名でお悩みをご相談いただいたご本人に許可をいただいて掲載しています。
