女性のオーガズムについて深掘りしクリトリスと膣内の感覚の違いやオーガズムを感じるための方法についてお話しします。多くの方がこのテーマで悩みを抱えているかと思いますが、この記事を通じて少しでも理解が深まり、悩みが軽減されることを願っています。
「イケない」というお悩み相談について
恋人・夫婦仲相談所では25年以上様々な方のお悩みを聞いていますが、「彼とのセックス中にだけ感じれない」、「クリトリスは感じるけれど中イキはできない」など、みなさまさまざまなお悩みをお持ちです。
敏感になってきてビクっとなったりすると逆に冷静になってしまい、耐えられなくなって彼の手を止めてしまいます。

結婚し長男を出産した後からは、なぜかイケなくなりました。夫には申し訳ないので、毎回イッたふりをしていますが、どうしてもイケません。しかし、一人エッチをバイブですると毎日でもイケるのです。どうしてでしょうか?

わたしはクリトリスが小さいから気持ちよくなれないのでしょうか

女性のオーガズムの感じ方
まずは女性のオーガズムの感じ方からご説明します。
女性がオーガズムを感じる部分は主にクリトリスと膣内の2箇所に分かれます。
クリトリスの刺激は強烈で瞬間的な快感をもたらし、膣内の刺激は徐々に気持ちよさが増していくという特徴があります。
男性とは異なり、女性の快感の曲線はゆっくりと右肩上がりに進みます。
一度オーガズムに達しても、男性のように急激に快感が減少するわけではなく、少し減る程度です。そのため、刺激を続けることで再度オーガズムを得ることも可能です。
膣でのオーガズムについて
お悩みの中でもクリトリスでのオーガズムは得られるが、膣でのオーガズムを得られないという女性は少なくありません。まずは、自分だけがおかしいと考えないでくださいね。
そして、セックスは気持ちいいと感じられていますか?挿入されて気持ちよくなれることとオーガズムを得られることは別物なのです。セックスが気持ちいいと感じられているのであれば、オーガズムを得ることに執着する必要はありません。
そもそも膣の感覚はとても鈍いため、クリトリスのように敏感に感じる場所ではありません。性経験の大小関わらず、膣ではオーガズムを感じられない女性も大勢います。
しかし、膣での刺激を脳内で増幅するように訓練することは可能です。セックスの際に感じるあらゆる刺激を敏感に感じ取り、それを頭の中で増幅させることで、「感じやすい脳」を作れるのです。

オーガズムを迎えるタイミングについて
また「パートナーと同時にオーガズムを迎えないと」とプレッシャーを感じる方が多くいらっしゃいますが、愛し合っている二人なら、特に同時にいくことにこだわらなくても良いでしょう。
しかし、どうしても同時にいきたいという場合は、男性がリードすることで可能になることが多いです。最初はクリトリスへの刺激をしっかりしてもらい、気持ちよさが高まってきた時点で挿入し、同時にクリトリスの刺激を手でしてもらうようにしましょう。これにより、相談者さんがオーガズムになりそうな時点で挿入し、射精まで持っていくと同時にいくことも可能だと思います。
演技をやめることの重要性
オーガズムを感じれないというお悩みを持たれている方の中には、パートナーに悪いと思ってオーガズムを演技してしまうというお話をよく聞きますが、それはやめましょう。
演技を続けると、パートナーは今のセックスで満足していると誤解してしまいます。
結果として、本当に気持ちよくなることが難しくなります。愛撫の時間を長くしてもらい極限まで興奮を高める、全身を丁寧に愛撫してもらうことで性感が開発され、感じ方が敏感になりやすくなります。
フェロモンマッサージという方法でオイルを使って全身にマッサージすることで、感じなかった場所が感じるようになったり、オーガズムを体感できるようになる女性も多いです。
パートナーにお願いして、全身を愛撫してもらうのも良い方法です。また、濡れにくい時や挿入時に痛みがある場合は、ローションやゼリーを使用してみましょう。薬局や量販店で簡単に手に入ります。
精神的な解放の重要性
セックスにおける快感の重要な要素は、部位の刺激やこすり合いではなく、精神的な解放です。精神的な解放が得られた時のオーガズムは、その深さと大きさが断然違います。性器や体の相性ではなく、精神的な相性が大切です。
最後に、読者の皆さんが安全で愛のあるセックスで最高の快感を見つけられることを心から願っています。焦らず、自分自身の身体と向き合い、パートナーとの信頼関係を築きながら、新たな性感を楽しんでくださいね。
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