専門家が皆さまの性・心と体・パートナーシップに関するお悩みにお答えします
近しい悩みを持つ皆さまの一助になるよう過去に寄せられたお悩みをご紹介します。
※あらかじめご了承をいただき回答を掲載しております。また個人の特定を避けるために匿名性を保ち、内容を一部変更してご紹介しています。
ご相談内容
相談にのってもらうのはダメでしょうか?
私は3年前に主人と死別してしまいました。悲しくてさみしかったのが一番の理由ですが、今年に入り昔から憧れていた元上司に電話でいろいろな話を聞いてもらいました。
その後、2度会いました。最近は気持ちが落ち着き、連絡をしていません。
これから先も相談にのってほしいと思っていますが、相手は既婚者なので連絡をとったりするのはいけないのでしょうか?
恋人・夫婦仲相談所さん、アドバイスをお願いします。
ご相談への回答
相談者さんへのアドバイス
相談者さん、こんにちは。夫を亡くされ、一人で子育てを頑張っていらっしゃるのですね。きっと、お悩みや苦労も尽きないことかと拝察いたします。
相談したり、アドバイスをもらったり、ただ単に愚痴を聞いてもらったり、慰めてもらったり…と、夫がいれば普通にできることも、なかなか簡単には他の人にはしにくかったりしますよね。
そんなときに、話を聞いてくださって頼りになる元上司の方がいらっしゃるのは心強いですね。ただ、お相手が既婚者ということですので、コンタクトをするのにも配慮が必要なことは間違いないでしょう。
逆の立場になって考えてみれば、ご自身の夫に元部下の女性がいろいろ電話したり、会ったりしていることがわかれば、妻として不安や不信感を抱く可能性があるのは、想像できるのではないかと思います。相談者さんとしても、信頼できる元上司の方の家庭の不和を生み出すようなことは望んでいらっしゃらないと思います。
まずは、相談者さんがご自身の心の整理をきちんと付けることが大事かと思います。「憧れていた」と書いてくださっていますが、コンタクトをとる理由を「相談にのってもらう」という目的ときちんと定め、「なんとなくさびしいから」といったあいまいな気持ちでコンタクトをしないことです。
相談は電話よりも手短に、また、論理的に進めることができるメールがおすすめです。そして、二人きりで会ったりされることも、要らぬ誤解を呼びますので、避けましょう。いくら「やましいことは何もない」といっても、二人きりで会うことは、余計な憶測を呼び、場合によってはいいわけができません。もしどうしても会われる時は複数の方と一緒の方が余計なトラブルになりません。
もし、自分がその元上司の方の妻だったら…というのをお考えになって、慎重に行動することが必要だと思います。
また、この元上司の方以外に、相談者さんが話をしたり、相談ができる相手を周囲に増やしておくことも、相談者さんにとっては必要なことではないでしょうか。相談者さんのことを心配し、力になってあげたい、と思っている方は、同性・異性を問わず、周囲にたくさんいらっしゃると思います。「相談できるのは元上司さんだけ」と思いこまずに、気楽に周囲に援助やアドバイスを求めてもいいと思います。
夫を失われた喪失感、寂しさは何を持っても埋められないような大きな傷なのかもしれません。でも、過去ばかりを振り返っていることはできません。相談者さんもお子さんも前を向いて、未来に向かって、歩いて行かなければいけません。また、それが亡くなられた夫が望んでいる姿だと思います。
新しい出会いの中に、また、相談者さんの力になってくれる方が見つかる可能性もあります。あまり元上司さんに頼りすぎず、他にも周りの方が相談者さんを応援していることを忘れないでくださいね。
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どうぞ一人で抱え込まずに、私たちに頼ってくださいね。
過去のご相談事例
性の専門家がお悩みに寄り添います
※匿名でお悩みをご相談いただいたご本人に許可をいただいて掲載しています。