今回は、りかさん（44歳の女性）から「セックスしたければ外でしてこい！と開き直るセックスレス夫。世間体ばかり気にする夫に、私はずっと飼われ続けなければいけませんか？」というご相談をいただきました。

結婚20年ものセックスレス

結婚して約20年、夫は50代で子供が一人います。結婚当初からセックスレスで、年に一度か二度あるかないかという状況です。夫は仕事人間で、新婚当時から忙しく、休日も家でゴロゴロしているだけでした。

価値観の違いから喧嘩が絶えず、セックスレスも重なり、夫婦仲は最悪でした。夫は元々淡白で、夫婦のセックスは次第に減少。私は欲求不満でイライラし、口論が増える悪循環に陥っていました。

私はセックスが夫婦にとって大切な潤滑剤だと感じていましたが、夫はその重要性を理解せず、セックスがなくても平気でした。私が欲求を口にしなければ、義務的なセックスすらしなくなり、まるで私が悪いかのように振る舞いました。夫にはまったく性欲がなく、オナニーしている証拠も見たことがありません。

子どもが欲しいと伝えると「外でしてこい！」と言う夫

30代になり子供が欲しいと話すと、夫は「そんなにセックスしたければ外でしてこい！」と発言し、私は絶望しました。離婚を考えましたが、夫は世間体を気にしており、急にセックスをして子供ができました。子供が生まれてからはさらにセックスレスが進行しました。

私はセックスができないことに苦しみ、夫に「淫乱」と罵声を浴びせられるたびに精神的に追い詰められました。私は結婚前と体型も体重も変わらず、下着にも気を使っていますが、夫は体重が増え、外見も変わってしまいました。

飼い殺しのような夫婦生活に限界…

夫は家庭や夫婦関係に対して努力する気持ちがなく、セックスの重要性も理解していません。数年前から夫は完全に不能者となり、ED治療を拒否しています。娘は夫とそれなりにうまくやっていますが、私は飼い殺しのように感じ、離婚を考えています。

昨年、離婚届を夫に渡しましたが、破棄されました。私は正社員で働いており、生活力はありますが、このまま飼い殺しのような生活を続けるべきか悩んでいます。誰にも相談できず、アドバイスを求めています。

夫婦愛のない結婚生活から脱却し離婚に向けて行動すべき

恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。

りかさん、夫の態度に腹立たしさを感じます。夫婦愛がないことは明らかで、夫は典型的なニッポンのリーマンで、世間体を重視し、自己中心的な性格です。「セックスしたければ外でしてこい！」という言葉は、人権問題に関わるほどひどいものです。

EDは病気ですが、愛があれば治療を考えるはずです。挿入ができなくても、キスやスキンシップで愛を表現する姿勢が求められます。りかさんは、夫の行動に対して飼い殺しと感じる必要はありません。むしろ、自分の人生を取り戻すために行動を起こすべきです。

りかさんが今後どう動くかが重要です。弁護士に相談し、離婚の手続きを進めることを考えてください。りかさんの人生はこれから花開かせるべきです。