専門家が皆さまの性・心と体・パートナーシップに関するお悩みにお答えします
近しい悩みを持つ皆さまの一助になるよう過去に寄せられたお悩みをご紹介します。
※あらかじめご了承をいただき回答を掲載しております。また個人の特定を避けるために匿名性を保ち、内容を一部変更してご紹介しています。
ご相談内容
主人の趣味に共感できないことについて
主人は野球とパソコンゲームが好きです。私はもともとどちらも好きではありません。でも一緒に野球を見に行ったり、ゲームをしたりします。私なりに努力しているつもりでしたが、ゲーム中に眠くなってしまって機嫌を損ねることがたびたびありました。
「普通の女の子は…」という言葉に悩む
そこで主人は「普通の女の子は彼や旦那の好きなことを好きになるものだ」と言います。何かにつけて「普通の女の子は…」と誰かと比べます。主人の好きなことが好きになれないのはおかしいことなのでしょうか?
私の趣味には無関心な主人
逆を考えると、私の好きなこと(カフェめぐりなど)は何も一緒にやってくれたり共感してくれたことはありません。そのことを言うと逆切れされます。
ゲーム中の不機嫌とモラハラの懸念
ゲームをしていても、私がとろいことをしたり、自分が負けたりすると不機嫌になってあたるので、私は余計にゲームが楽しくありません。でもそのことは主人が怖くて言えません。(もしかしたらモラハラなのではと懸念しています)
主人の帰宅と休日が憂鬱
最近は主人の帰宅、休日が憂鬱でしかたありません。主人は「自分は働いてて貴重な自由時間なんだ。お前は昼にいくらでも好きなことができるだろ」と言います。主人の言い分もわかりますが、ちょっとしたことですぐ怒られるのでへこみます。
夫婦関係の未来に不安
これから先こんな思いが続くなら、夫婦でいる意味がないなとも思ってしまいます。スキンシップもほとんどなくなりました。寂しいですね。
脈絡のない文章ですみません。誰かに聞いて欲しくて…
ご相談への回答
夫のモラハラに悩む妻へ:未来を見据えた対策
相談者さんがモラハラなのではと危惧されている夫ですが、メールで内容を拝見しますと、ゲームで負けて不機嫌になったりと、とても幼児性が強い方のようですね。
俺を立てろ、俺は亭主だ、と俺が一番な様子です。昔は<亭主関白>とまぎれて男性を立てればよいと隠れていた男性の人格が、今は<モラハラ>という言葉が誕生したことによって分かりやすくなりました。
夫婦関係におけるモラハラは日常的に言葉や無視、突然キレる、など目に見えない形で相手をさげすみ、精神的にコントロールしていき、常に<自分は正しい、おまえが悪い>という位置にいるのが特徴です。
夫の趣味に共感できないのは普通のこと
最初に答えをお伝えしますと、夫の好きな事を好きになれないのは全然おかしいことではありません。私も夫の趣味の車、バイク、柔道はまっっったく一緒にすることなく10数年一緒に暮らしています。夫も私の趣味には合流しませんが話題では共有します。
相談者さんも、夫の言ってることは何かおかしいと分かっているのでメールで伝えたかったのだと思います。そして分かっているのに彼と二人きりになると彼の論理や言い分が押し通され、何もいえず気が参ってしまうのです。
未来を見据えた行動を
ここからは夫がどういう人かではなく、相談者さんがどういう未来を生きていきたいかに焦点を当てていきましょう。結婚生活に何を求めて生きていくのか優先順位は人様々です。
一緒に過ごしていくにも、相談者さんが夫の機嫌を伺い我慢ばかりしていたら鬱になってしまいます。彼と向き合い衝突してもお互いの言い分を伝え合うか、もう充分彼の性格が理解でき、話し合いは難しく自分の未来はこの人とは作れないと考えるのか。
何か行動を起こすとしたらしっかり自分を持って、行動することが必要です。もし夫が本当に自己愛型のモラハラ男子だとしたら、相談者さんの辛さは全く理解できず、また常識や和解といったことも通用しないからです。
具体的な対策
まずは、「私なりに貴方に合わせてゲームをやっているけど、私は貴方が不機嫌になったりするから楽しめないんだ。」、「私は貴方の言う普通の女の子ではないみたい」と<常に貴方に合わせることはできない><私は違う考えを持っている>ということを伝えることから始めてはいかがですか?
違いを認め合えなければ結婚生活は苦しいと思います。今の相談者さんにとっては、とても怖い存在の夫だと思いますが、向き合い乗り越えるには勇気が必要です。
応援しています。
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過去のご相談事例
性の専門家がお悩みに寄り添います
※匿名でお悩みをご相談いただいたご本人に許可をいただいて掲載しています。