【お悩み相談】年下夫のAVセックスにうんざり…満足しないエッチなんてしたくない!

専門家が皆さまの性・心と体・パートナーシップに関するお悩みにお答えします

近しい悩みを持つ皆さまの一助になるよう過去に寄せられたお悩みをご紹介します。

※あらかじめご了承をいただき回答を掲載しております。また個人の特定を避けるために匿名性を保ち、内容を一部変更してご紹介しています。

今回は、あおさん(34歳の女性)から「4歳年下の主人のセックスはAVそのものです。もう!無理です!AVセックスもうんざり!わたしがいかなくても平気で終わって寝てしまうHなんてしたくない」とご相談をいただきました。


お悩み相談

夫のAVセックスに冷めてきた

私は結婚10年、子供二人の主婦です。現在、主人との関係で胸が苦しい思いをしています。

4つ年下の主人はやさしく、真面目で、私が言うのも変ですが、ちょっとハンサムです。仕事は忙しいですが、Hもしています。しかし、ここ1ヶ月くらいは私が暗黙の拒否状態です。

その主人のHはまるでAVのようです。なんどやわらかくお願いしても、激しく触り、激しく動きます。「ほら触ってごらん、こんなになってるよ」などと言われると、頭がさーっと冷めそうになることもあります。

遠まわしに希望を伝えたけれど…

優しい人なので、プライドを傷つけないように遠まわしに希望を伝えようと努力してきましたが、伝わりませんでした。もしかしたら、伝えられなかったのかもしれません。

AV女優のようにいかせようと努力してくれるし、そんなHでも「いく」ことはあるので、「この人はAVみたいなHが好きなのだから、しょうがない。私が合わせれば」と諦めてきました。

スキンシップを大切に!とは伝えたのに最近は全くナシ

私にとってスキンシップは精神の安定を保つためにとても重要なことです。子供に対しても、スキンシップが一番大切な愛情表現だと思っています。主人と付き合っていた時も、抱きしめられていないと呼吸ができない思いがするほどでした。

このことは結婚前から話していたので、「いってきます」「ただいま」「おやすみ」のチューは夫婦の決め事になっていました。しかし、最近は主人から全くありません。理由は「忘れてただけ」です。

これも私の我儘だと思おうとしています。したければ自分から、いつも自分からすればいいじゃないと諦めようと努力中です。

Hの始まり方もAVのようでうんざり!

でも、Hを始めるとき、日常でキスもしていないのに、ベッドに入ってから「入れようか?」と言われると、もううんざりです!雰囲気も、私の要望も叶えてくれていないのに!「ねえ、こんなになっちゃった。どうしよう」もう無理です!AVセックスにはうんざりしています。

私がいかなくても平気で終わって寝てしまうH。勇気を出して訴えてみましたが、恥ずかしい思いをしただけです。主人は素敵な人だという気持ちは変わりません。たぶん…。しかし、主人は今までで満足しているので、変わらないだろうし、もうずっと一生このままかなと、苦しい思いです。

最近は他の男性が夢に出てきたり、欲求不満でいけない状態です。改善策も見つけ出せません。AVセックスはもうしたくありません。


ご相談への回答

夫にセックスの不満を伝えるには?円満な伝え方

恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。

あおさんのように寝室事情が辛くてたまらないという30代、40代の主婦の方々から、現在もたくさんのお悩みが寄せられています。

共通して、皆さまの寝室事情が「先の見えない暗闇」という印象を受けました。あおさんは、寝室問題に取り組む姿勢も真面目であるがゆえに、あきらめの決心が固いのかもしれません。

「このまま年をとっておばあさんになります…」「一生、夫には抱かれることはありません…」「もう、女性として扱われることはないでしょう…」「しかたないんです、夫には食べさせてもらってますし…」こんなトーンの手記が多く寄せられました。

我慢することが気分を暗くし、悶々として気持ちが湧き上がる

現在、頭がラテン系の三松は「ぱっといこうよ、ぱあ〜とっ! そんな顔も声も態度もお通夜バージョンじゃあオトコも寄ってこないってもんよう。だんなまで暗くなるわい。セクシースマイル!」と、はじけた言葉掛けをしています。

あおさんはセックスレスではなく、AV仕様のHにうんざりしているというわけですが、「これも私の我儘だと思おうと…したければ自分から、いつも自分からすればいいじゃないと諦めようと努力中です。」この「我慢・あきらめ」という言葉が、よりあおさんの気分を暗くし、悶々とさせ、ほかの男性が妄想で出てきてしまう原因です。

表面的な平和と内面の苦しみ

あおさんの夫婦関係は波風が立ちません。夫も満足していらっしゃいます。しかし、表面的にはおだやかなご夫婦でも、あおさんが「苦しい」と吐露しているのですから、このまま30年たったらどうなるでしょう。三松が提唱する「ラストラブ」が夫と成就するのでしょうか?

旦那様はハンサムで素敵で、セックスレスではないのですから、得点は高いです!あおさんの言葉が伝わらなかったのは、伝え方が間違っていたのでしょう。AV男優の加藤鷹さんは、女性をソフトにやさしく扱うテクニシャンと言われます。AVには乱暴なものからソフトなものまで幅広いので、夫はその一部を見て「最強のH」と思い込んでいるのです。あおさんの好みは無視されています。

きれいなAVや官能映画をみて夫にエッチの仕方を伝えよう

では、一緒にAVではなく、きれいな官能映画を観ましょう。三松推薦の「カーマスートラ」も楽しいです。官能映画鑑賞会を週末に開いて、あおさんの好みのシーンを指さして「こんなふうにして」と伝えるくらい、意志を持った女性になってもいいでしょう。

また「スイーツなポルノをあおさんが演出して作ればいい」という方法もありますが、そのステップも最終的には良いですね。


レスをはじめとする性のお悩みは「オトナの保健室」へご相談ください

「オトナの保健室」での相談なら、LINEチャットを通じて気軽に話をする感覚で悩みを打ち明けることができます。専門的なサポートで、あなたが前向きな一歩を踏み出すお手伝いをいたします。

どうぞ一人で抱え込まずに、私たちに頼ってくださいね。

過去のご相談事例

性の専門家がお悩みに寄り添います

※匿名でお悩みをご相談いただいたご本人に許可をいただいて掲載しています。

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この記事を書いた人

恋人夫婦仲所長。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察。恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。著作、講演、メディア取材多数。NHK離婚特集番組、セックスレス問題を考える番組等に出演。