今回は、しのさん（25歳の女性）から「主人とのセックス観の違いに悩んでいます。結婚しているのにとても寂しい・・・」というご相談をいただきました。

結婚生活と夫婦のコミュニケーションの価値観が違う

主人とは付き合い始めて1年半、結婚して半年ちょっとになります。結婚前からセックスには淡白な人でしたが、今更ながら夫婦生活がとても重要なコミュニケーションだと感じています。

私はセックスを愛情表現だと思っていますが、主人とのセックスは「HのためのH」という感じがします。週に1度もないのですが、それも満足いくものではありません。主人は私にどうしてほしいかを聞いてくれず、私もいろいろしてあげたいのに、持たなくなるからとあまりさせてくれません。コミュニケーションがうまくいっていないのです。

私は性欲が強い方ですが、主人はあまりセックスや女性の身体に興味がないようです。毎日一緒にお風呂に入りますし、子供のようなキスはしますが、ベッドでセックスをする時以外は、いわゆるイチャイチャするというムードがほとんどありません。セックスする時もムードがありません。

欲求不満と気持ちの持って行き場がなく、アダルトチャットをするようになりました。もちろん主人には内緒です。チャットセックスもするし、普通の話もします。それで発散される部分もありますが、やはり寂しさは消えません。

アダルトチャットで発散するも結婚生活が孤独に感じる

私は主人を愛していて、性欲を発散しても気持ちは救われません。同じような悩みを持つ人と話すことで少しは楽になりますが、結局、愛情表現の違いに悩んでいます。主人に対しても改善に向けて話をしたり努力をしてみましたが、私と主人では愛情表現の仕方に大きな違いがあるようです。

愛されていないのではないかと感じてしまい、情緒不安定になっています。主人は趣味に没頭するタイプで、二人でいても会話が多いわけではありません。面と向かった言葉での愛情表現も上手ではなく、もっと一体感を得たいと強く思います。もっと求められたいし、私も気持ちを表したいのです。

結婚していつもそばにいるのに、とても寂しいです。愛し合っていると心から実感できず、愛されているのだからと自分に言い聞かせて我慢するしかないのでしょうか。

夫への愛を素直に伝え、愛される妻を目指そう

恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。

しのさん、結婚半年ということでまだ新婚さんの時期ですが、すでに悲痛な叫びが聞こえてきます。アダルトチャットという言葉を聞くと、多くの主婦の皆さんから「はしたない」や「いやらしい」という苦言が寄せられそうですが、しのさんはかなり心が疲れているようなので、今回は「それもまあ、いいでしょう」とお答えします。

しのさんは夫を愛していますが、夫はしのさんの思うような愛の表現をしてくれない、もどかしい、愛し合っている実感がない、寂しい・・・。しのさんは話をしたと言っていますが、どのような会話だったのでしょうか？愛情表現の違いを埋めることができないのでしょうか？

「もっとセクシャルな男になるぜ」とガバッと抱きしめてくれるような夫なら救われたのでしょうが、きっとコミュニケーションが下手なタイプの男性なのでしょう。そういう男性は日本にはたくさんいます。しのさんのところだけではありません。他の皆さんのところも同じような悩みがあるはずです。

しのさん、あまり気に病まず、夫のほかの良い点を探してあげてください。「我慢する」なんてマイナーな気持ちは切り捨てて、シャイな夫を「かわいい」と思ってあげましょう。愛し合っているご夫婦なので、しのさんの気持ちも必ず伝わると思います。毎日、明るく「もっともっと抱きしめて♪」と発信し続けましょう。