【お悩み相談】私は抱かれたいのに…夫にこの気持ちはずっと伝わらないかもしれません

専門家が皆さまの性・心と体・パートナーシップに関するお悩みにお答えします

近しい悩みを持つ皆さまの一助になるよう過去に寄せられたお悩みをご紹介します。

※あらかじめご了承をいただき回答を掲載しております。また個人の特定を避けるために匿名性を保ち、内容を一部変更してご紹介しています。

今回は、べるこさん(24歳の女性)から「主人は、セックスしなくても、ほかでわかりあえればいいと言います。私は抱かれたいのに。主人にこの気持ちが通じません」とご相談をいただきました。


お悩み相談

結婚前に比べてセックスの頻度が少なくなった

結婚してもうすぐ1年になる24歳の主婦です。夫は29歳で自営業のため、いつも一緒に生活しています。

夫と知り合って3年くらい経ちます。付き合った当初はデートの際によくセックスしていたのですが、徐々に回数が減り、最近は月に1度くらいになりました。夫婦生活は人によってさまざまであることは理解しているつもりですが、私には不満で仕方ありません。セックスにかける時間も以前よりかなり短くなったように感じます。

夫とセックスに対する価値観が違うことにイライラする

主人と話し合おうとしても、「そんなことばかり言って気持ちが悪いんだよ」とか、「お前の頭の中はセックスのことでいっぱいなのか?」などと言われてしまいます。夫は、セックスをしなくても他の部分で分かり合えれば良いと考えています。

私はセックスがすべてではないものの、とても大切なことだと思っています。主人にセックスしてもらうと、女性として必要とされていると感じて嬉しくなります。しかし、この気持ちが主人には通じていないようです。

もし主人以外にセックスフレンドができたら、この悩みは解消されるのでしょうか?でも、それはやはりいけないことだと思うし、主人のことは愛しています。セックスに対してオープンで積極的な夫婦が羨ましいです。どうしたら良いでしょうか?最近イライラしてけんかも増えてきました。


ご相談への回答

夫婦の性欲曲線をどうすり合わせる?改善の糸口について

恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。

べるこさん、かわいすぎます。ぎゅっと抱きしめてあげたいです。熟年の域に達した三松としては、べるこさんのような切ない妻の想いを、なんとか夫に届けたいですね。

セックスレスではない現状なものの…気になる夫の言動

セックスレスではないので、まだまだ大丈夫です!学会の定義でいくと、月1回はギリギリセーフというところです(笑)。

でも、こんなかわいらしいべるこさんに「気持ち悪い」とか「お前の頭の中は…」なんて言葉は、やっぱり痛いですね。

性欲曲線の不一致は様々な要因が絡み合ってできている

三松の言う「性欲曲線の一致しない夫婦」という状況ですが、これは一致させるのが非常に難しい問題です。そもそも、夫がそれほど性欲がないタイプの方だからです。

最近は20代でセックスにまったく興味がない男性も見かけます。三松は彼らを「SPA男くん」と呼んでいます。泌尿器科の先生方に伺うと、精子の数が減少し、若年EDも増加しているとのことです。環境ホルモンの影響や幼少期のお母さんとの関係など、様々な要因が絡み合っているのです。

現代では、エッチよりも他に楽しいことが多いのも原因です。未婚女性からも「彼が夜も日曜もyoutubeばかりでエッチがない」という悩みが寄せられます。ゲームやiPod、ダーツ、カラオケ、車、携帯コンテンツなど、寝室以外に楽しいことがたくさんありますものね。

たまには夫を一人にして妻を恋しく思わせよう!

べるこさんの夫も、毎日一緒にいるべるこさんを「ドキドキする異性」として認識しなくなってきているのかもしれません。たまに夫を一人にしてあげることも必要です。男友達とツーリングに行かせるとか、べるこさんが2週間里帰りするなどです。

夫婦は様々です。「妻の性欲>旦那の性欲」「妻の性欲<旦那の性欲」、この差が大きいほど、どちらかが不満を持ち始めます。「妻の性欲=旦那の性欲」に歩み寄ることが一番ですね。


レスをはじめとする性のお悩みは「オトナの保健室」へご相談ください

「オトナの保健室」での相談なら、LINEチャットを通じて気軽に話をする感覚で悩みを打ち明けることができます。専門的なサポートで、あなたが前向きな一歩を踏み出すお手伝いをいたします。

どうぞ一人で抱え込まずに、私たちに頼ってくださいね。

過去のご相談事例

性の専門家がお悩みに寄り添います

※匿名でお悩みをご相談いただいたご本人に許可をいただいて掲載しています。

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この記事を書いた人

恋人夫婦仲所長。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察。恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。著作、講演、メディア取材多数。NHK離婚特集番組、セックスレス問題を考える番組等に出演。