専門家が皆さまの性・心と体・パートナーシップに関するお悩みにお答えします
近しい悩みを持つ皆さまの一助になるよう過去に寄せられたお悩みをご紹介します。
※あらかじめご了承をいただき回答を掲載しております。また個人の特定を避けるために匿名性を保ち、内容を一部変更してご紹介しています。
今回は、鹿おとこさん(47歳の男性)から「修復はムリと思っていた夫婦関係が修復しました。僕はあきらめて出会い系で知り合った女性とデートまでしていたのに。高校生の娘の仲裁で、しっかり話し合えました。でも・・・いまだにセックスはまだなのです」というご相談をいただきました。
お悩み相談
前までは夫婦仲はすっかり冷え込んでいたけれど
嫁姑問題もあり、すっかり夫婦仲も冷え込んでしまい、もう修復はできないかもしれない状態でした
その後改善しようにもなかなかうまくいかず、もうだめかなという気持ちでいました。また、僕は出会い系でメール友を作り、その女性と毎日のようにメールをし、一度だけ昼間にデートもしました。すっかりあきらめムードだったのですが、ひょんなことから修復の方向に向かいました。
修復へのきっかけ:娘も同席して仲裁できた
もちろん、僕としては心の底にはいつも妻のことがあり、修復できることを一番望んでいました。8月の終わりに、携帯を自宅に忘れたときに、しっかりチェックされて、実は僕がメール交換をしていることを察知していたようです。それを機に、しっかりと話し合いの場が持たれました。
高校生の娘も同席していたので、表立って他の女性とメールしていたことは避けましたが、娘の仲裁で、二人なら話が決裂するような事柄も、しっかり話し合えてやり直すことで合意できました。
それでも未だにセックスレスの現状
ただし、未だにセックスまでは至っていません。妻はこう言います。
「はっきり言います。私はセックスは嫌いです。
貴方がどんなに私のことを思いながらしようとも、それは変わりません。
じゃあ、どうすればいいのかと問われても答えはありません。
ただ、私も貴方と仲良く暮らしたいと思っています。
まあ、しょうがないから肩でも揉んであげようかという程度の気持ちでセックスができるようになるまで、待っていただけませんでしょうか?
それはいつだ?と言われても答えられません…。」
何も言わずに待っていても、あちらから声をかけてくれることはないと思うので、時々「そろそろどうだろうか?」とメールを送りますが、かえって逆効果でしょうか。
セックスに対する考え方の違いと変化
セックスとは何だろう?男が欲望を満たすためにするのか?いろいろ考えてしまいました。
そんな時、こちらでも名前が出たアダム徳永さんの本を購入して読むうちに、目から鱗が落ちるように、自分の独りよがりなことに気が付きました。女には男の欲求は理解できないんだと、独りよがりにセックスしていたことが良くなかったのかなと、今は反省しています。
セックスに対する現在の望み
今、僕が妻と再びセックスを望むのは、欲求の解消よりも、言葉でコミュニケーションして体を合わせてスキンシップを行い、セックスすることで絆をより強くしたいという望みがあります。
なかなか理解してもらえませんが、彼女が心を開くのをじっと待つことがベストでしょうか?

ご相談への回答
夫婦仲復活後のセックスレスを解消する秘訣
恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。
鹿おとこさん、素晴らしい!理想型の夫婦仲復活ストーリーです。わたくし、高校生の娘さんに花束を贈りたいくらい感動しました。娘さん、ブラボー!
あきらめない心
一般的に、そこまで夫婦仲がクールになっていると、お互いあきらめて、老いて死ぬまで「まあいいか…こんなもんか…」とあきらめモードに切り替わってしまうものです。しかし、鹿おとこさんは「心の底にはいつも妻のことがある」とおっしゃっているように、『あきらめない男!』です。なんて素敵な夫。夫婦仲改善に一筋の光をあたえてくださってありがとう!
夫婦関係の姿勢
ほんとうは、鹿おとこさんのように、夫の皆さまも、妻の皆さまも「あきらめない」「しらけない」「無視しない」姿勢をとっていただければ、私もラクになります(笑)。ですので、鹿おとこさん、セックスだけがまだなど、ぼやくのはやめましょう。
自信と余裕を持つこと
この相談所にいらっしゃったり、アダム徳永さんの本を読むというだけで、上級クラス夫ですので、もっと自信を持って突き進んでください。女は自信と余裕があって、凛としたオス度の高い男に惹かれます。
奥様が「セックスは嫌い」というのは、鹿おとこさんが長年、良い寝室事情をつくらなかったしっぺ返しのようなバツと思ってくださいね。バツを素直に受けましょう。
自分に自信を持ち妻をもう一度オトす勢いで接しよう
「アハハハ…今に見てろ。アダムが俺に乗り移り、快感の極楽へ飛ばしてやるぜ。女は40過ぎてからでも開発できるんだぜ。ハニー。」くらいの余裕で構えましょう。
最後に、妻を落とすのは言葉だけではありません。若い頃、狙った女性を落とすために必死になったことを思い起こし、復習してみてください。
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過去のご相談事例
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※匿名でお悩みをご相談いただいたご本人に許可をいただいて掲載しています。
