【お悩み相談】20代の夫なのに、セックスの回数が少なくて寂しいです

専門家が皆さまの性・心と体・パートナーシップに関するお悩みにお答えします

近しい悩みを持つ皆さまの一助になるよう過去に寄せられたお悩みをご紹介します。

※あらかじめご了承をいただき回答を掲載しております。また個人の特定を避けるために匿名性を保ち、内容を一部変更してご紹介しています。

今回は、まるみさん(27歳の女性)から「20代のだんな様なのに、回数が少なくて寂しいです」というご相談をいただきました。


お悩み相談

セックスの頻度の減少…夫にどうアプローチする?

うちは夫29歳、妻27歳、結婚4年目、3歳と1歳の子供がいます。

今は1ヶ月または2ヶ月に1、2度のセックスです。私はせめて週に1回はしたいのですが、夫がとても淡泊で、このペースに満足しているそうです。

仕事は確かに体力を使うので疲れているときは無理強いはしませんが、せめて週末ぐらいは…と思ってしまいます。たまに私から誘ってみたいと思っても、以前「どうした、淫乱女みたいだぞ」と言われたことがあり、とても恥ずかしくて誘いにくいのです。

このままでは将来セックスレス夫婦になりかねないと思うと悲しくなります。まだ若いのに…こんな私のやりきれないむんむんした感情、どうしたらいいのでしょうか?50代の方々が週2、3回のペースで楽しんでいらっしゃるのをとてもうらやましく思います。

付き合っている頃は週2回はあったのに、子供ができてからタイミングを逃していくうちに、「まあいいか」「しょうがないか」の積み重ねでこういうペースになったんだと思います。こんな淡泊な夫、どうしようもないのでしょうか…。


ご相談への回答

結婚後、セックスの回数を維持するには?

恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。

まるみさん、落ち込まないで!まるみさんのような相談が最近すごく多いのです。

たしかに「セックスレス予備軍」ですね。2ヶ月に1、2度の回数はあぶないです。しかも、夫は29歳のベリーヤングガイです。

でも、まるみさんは、セックスレスになる前に対処したいと思われただけでも、すごいことです。これを「まあしょうがない、悶々…」と放置すると、キスさえ、こっぱずかしくてできない夫婦関係になってしまいますよね。

淫乱女と言われたケースは多々ある

三松のお力づけの言葉は「あるだけまし!!!」「あるうち治療!!」です。ご自分から誘ってみたという行動も賞賛に値します。

でも、「淫乱女〜」と言われてしまう例も非常に多く聞くのです。私たち主婦にとっては悲しい言葉ですよね。淡泊な夫を自分から誘ってみて成功する場合と、「淫乱、エッチ」と拒否される場合の2パターンがあると判明しました。まるみさんは後者です。

セックス減少の原因究明のチェックリスト

まずは原因究明からゆっくり取り組まないといけないかもしれません。そこでチェックです。

◇夫側のチェック項目

  • 仕事が体力を使うとのことですが、睡眠時間は確保できているか
  • お食事が外食ばかりになっていないか(栄養のかたより)
  • 仕事仲間とのトラブルや、上司に虐げられるなどのストレスはないか
  • 休日は、心身共にゆっくり休んでいるか

◇妻側のチェック項目(今回はまるみさんです^^)

  • 3歳と1歳のお子さまの育児による疲労で、見かけがオバハンになっていないか(洋服・ヘアスタイル・下着・むだ毛の処理・妊娠線など)
  • 寝室がお子さまと一緒で、夫が気にしているのではないか
  • まるみさんが「ママ」というイメージに変貌し、「セクシーオンナ」としての演出を忘れていないか
  • 寝室でのまるみさんの技が昔と同じでワンパターンになっていないか

これらの基本事項を確認してみましょう。夫がメンタル面でお疲れならば、そこから癒してあげないといけませんね。

寝室が安らぎの場所となるように自分をチェンジしてみて

おうちが(特に寝室ですが)やすらぎの場所にならないと、セックスする気もおこらなくなるかもしれません。まるみさん側も、我が身を振り返り、淫乱と思われない程度のちょっとした自分チェンジをしてみるのもいいと思います。

一番いいのは、いつも言いますが「寝室会議」です。まるみさんとよく似た悩みを持つ方の例を紹介しますね。

似た悩みを持つ相談者さんの例‐夫に見られたことで改善!

「恋人・夫婦仲相談所」サイトに相談されたとある読者さん。週1、2回のセックスでも物足りず、お外の誰かとセックスしたいくらいの不満がありましたが、三松は「ひとりエッチ」をおすすめしました。それでご本人は、夫に思いが伝わるまでは不倫をせずに頑張ると誓ってくれました。

珍事件発生とその後の変化

そこで珍事件発生! 夫が相談所サイトと送信メールを発見し、投稿を読まれてしまったのです。読者さんは「なんで見たの!」と怒って喧嘩になりました。でも、その話し合いが明け方まで続き、おふたりは心が通じ合い、読者さんの誰にも言えなかった気持ちを夫が理解してくださり、読者さんの家庭は最高の寝室事情に昇格しました! 三松も驚いてしまう事件でした。(拍手喝采ものです^^)

読者さんから最近いただいた内容は下記です。「三松さんのナイスアドバイスを彼が直接読んで納得してくれたんですもの!本当にありがとうございました!」

第三者が介入するほど奇抜なきっかけを作るのも改善の秘訣

つまり、面と向かって夫に言えなかったことを、第三者と当事者のやりとりを夫が読むことで、妻の心の中に真剣に目を向けてくださったということです。レアな事例ですが、このくらいの奇抜な「きっかけ」がないと、なかなか寝室会議に持ち込めないのが、現代のご夫婦の現状のようです。

夫婦で毎日会っているのに、なぜか本質が話し合えていない…。最近、三松はこの事実に気づいてしまいました。

多くの方から「夫、もっと抱いてください」という投稿が来ています。同じご意見の妻の皆さま、この件について投稿お待ちしています。ふっふっふ、夫の皆さまからも、きっとジャンジャンご意見が来るでしょうね(笑)『妻vsだんな』で、話し合おうじゃあーりませんかーーー。


レスをはじめとする性のお悩みは「オトナの保健室」へご相談ください

「オトナの保健室」での相談なら、LINEチャットを通じて気軽に話をする感覚で悩みを打ち明けることができます。専門的なサポートで、あなたが前向きな一歩を踏み出すお手伝いをいたします。

どうぞ一人で抱え込まずに、私たちに頼ってくださいね。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

恋人夫婦仲所長。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察。恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。著作、講演、メディア取材多数。NHK離婚特集番組、セックスレス問題を考える番組等に出演。