専門家が皆さまの性・心と体・パートナーシップに関するお悩みにお答えします
近しい悩みを持つ皆さまの一助になるよう過去に寄せられたお悩みをご紹介します。
※あらかじめご了承をいただき回答を掲載しております。また個人の特定を避けるために匿名性を保ち、内容を一部変更してご紹介しています。
今回は、あいさん(40歳の女性)から「恋人・夫婦仲相談所の皆さまの中で私が1番長いセックスレスではとおもいます。下の子妊娠後9年、セックスレスです。その上暴力まで。このまま更年期突入かと思うと怖いんです」のご相談をいただきました。
お悩み相談
セックスレスの悩み‐9年夫婦生活なし
はじめまして、「あい」と申します。40歳で、11歳と8歳の子どもがいる主婦です。何年か前からチャットにはまり、知り合いになった女性にこのサイトを教えてもらいました。
いろいろな悩みを読んでいるうちに、自分ばかりがセックスレスで悩んでいるわけではないんだと思いました。同時に、私のセックスレス期間は読んだ中で最も長いのではないかと感じ、思い切ってメールすることにしました。
私のセックスレス歴は、下の子を妊娠してからなので9年になります。夫とは恋愛結婚で、結婚当初は共働きでしたが、上の子を妊娠するまでは普通に夫婦生活をしていました。しかし、結婚当初から夫の実家のことでよく喧嘩をしていましたが、なんとかやってきました。
夫に押し切られて産後に無理やりセックスし暴力をふるう
妊娠後から出産後数ヶ月は、私の体力も気力もなく、ずっとセックスを避けていました。夫が「異常だから病院で診てもらうべきだ」と訴えても、「そんなことない。初めての子育てで疲れているのだから、夫の相手までしていられない」という気持ちがありました。しかし、夫に押し切られて一度セックスをして妊娠しましたが、流産してしまいました。
その後、ますますセックスレスになり、半年後にまた夫がたまりかねて一度セックスをしましたが、再び妊娠。その後、妊娠中に些細なことで喧嘩になり、夫に殴られました。今考えると、妊娠でイライラしていたので私が悪かったのかもしれませんが、逃げる私を追いかけてまで殴り、「お前が悪い」と謝らなかった夫を許せませんでした。
その後、下の子を出産してからも夫から求められることは一度もありませんでした。私は下の子を産んでから仕事を辞めました。共働きでいっぱいいっぱいの生活の中で、夫の実家に行くたびに疲れが取れず、子どもにも優しくできませんでした。このままでは離婚して一人で子育てした方が楽かもとさえ思いましたが、離婚する勇気がないので仕事を続けることにしました。
夫とはすれ違い、子どもは反抗期突入へ…
夫はパソコン好きでチャットにはまっていました。私も子育てに慣れた頃、夫がパソコンを与えてくれ、二人で別々にチャットを楽しむ生活になっていきました。仕事で帰りの遅い夫よりも、チャットの方が会話の時間が多かったくらいです。男性とチャットで話すうちに、私は女性としての自分を思い出してしまいました。
チャットで出会った人とセフレになる人もいるようですが、私はその気はありません。でも、夫には今更言い出せず、一人で悩む日が続いていたときに、このサイトを教えてもらいました。同じように悩んでいた彼女は離婚してしまいました。
ここ数年、夫の帰りが早い部署に異動したため、以前よりも夫と会話するようになりました。これが良い傾向かと思っていた矢先、4月からさらに忙しい部署に異動しました。上の子も反抗期になり、私もイライラすることが増えました。このまま更年期突入かと思うと怖いです。
長々と書きましたが、是非アドバイスをください。お願いします。
ご相談への回答
夫の暴力にセックスレス…夫婦関係を見直す秘訣
恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。
あいさんだけではありません。セックスレスが10年、20年続く主婦の方もいます。しかし、セックスレスの長さを比べても解決にはなりません。あいさんの夫は、個人的な意見ですが、夫失格だと思います。
夫婦関係の見直し
あいさんのことを大切に思うなら、産後の身体を気遣う優しさがあったはずです。実家が原因での夫婦喧嘩はどの夫婦にもあり得ますが、あいさんご夫婦の場合、それが根深く、二人の気持ちがどんどん冷えてきたのではないでしょうか。避妊についても話題に出なかったのか気になります。
しかし、流産や暴力に対して、夫としての責任を問いたくなります。セックス以前に、二人の気持ちの問題を解決しないと、夫婦を続ける意味がありません。
あいさんは「会話が増えてきた」と書かれていますが、「会話を増やしてみせる!」という決断と努力が必要です。更年期を恐れる前に、動き出さなくてはいけません!
離婚する勇気が出ないこと今後の生活について自問自答する
リコンする勇気がなぜ出ないのか、今のままでお子さんたちは幸せなのか、まだ夫のことを愛しているのかを自問した後で、夫婦の会話を進めてください。
現代日本のクールな夫婦像ですが、深夜帰宅の夫と、チャットにはまり、チャットで女性としての自分を思い出す妻。経済的には問題なくても、冷え切った結婚生活。情熱を取り戻し、炎を燃やすんです、あいさん!
レスをはじめとする性のお悩みは「オトナの保健室」へご相談ください
「オトナの保健室」での相談なら、LINEチャットを通じて気軽に話をする感覚で悩みを打ち明けることができます。専門的なサポートで、あなたが前向きな一歩を踏み出すお手伝いをいたします。
どうぞ一人で抱え込まずに、私たちに頼ってくださいね。
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※匿名でお悩みをご相談いただいたご本人に許可をいただいて掲載しています。