【お悩み相談】夫のパーソナリティ障害？「淋しい、一人にしないで…」の裏に隠された本当の気持ちとは

ご相談内容

夫のパーソナリティ障害についての相談

恋人・夫婦仲相談所さん、ありがとうございます。体調はまだ完全ではありませんが、治療に入り、さらに私には運よく素晴らしい友達のおかげで少し穏やかになりました。

友達との話から見えてくるのは、夫がパーソナリティ障害にぴったりだなぁということでした。以前からご相談させていただきましたし、私もかなり自分で調べたりしてきました。でもどうも腑に落ちない…夫の言動。

感謝の言葉を言えば歪んでとらえたり、私が夢を語ればイヤミととらえたり。わざとではないミスを嫌がらせようとしている…と言い、言動が私から見ると常日頃から矛盾していて。私が単純なので人の言葉の裏を読めないのですが（よく騙されます）、夫は私の裏のない言葉の裏を読んだりします。

夫の言葉の裏を読むと見えてくるもの

つまりは彼の言葉のほとんどが、裏の意味だったみたいで。彼の言葉の裏を考えると恋人・夫婦仲相談所さんのおっしゃるように、「淋しい、一人にしないで…」でした。私がストレートにしか理解できないため、その気持ちを汲めなかったことを私は謝りました（すると少し変化がありました）。

しかしどうやら今まで他の男性とお付き合いしてきたように親しくすることが夫には恐怖…つまり私と親しくなるのが怖い、という姿も見えました（本人も発言）。私と別れたいと言いながら、私が別れると言うと泣くとか失踪したり…。

夫の本当の気持ちと行動の矛盾

一人になりたいと言いながら女がいたのもそうでした。本当の気持ちを口に出せず、私にはすべて嘘に見えるのと、自分を見捨てないかどうか私と息子を試し続けていたのだと（一緒の時は毎日息子を試します）。

そして彼の言動が…義母に対する復讐を私にしているのか…と気づいた次第です。ケンカして自暴自棄になると暴力におよぶのですが（自暴自棄にならないときはない）、キレる感じが理不尽なことが多く…。

これからの夫婦関係について

まだ夫は反省はしていません（接してる限りでは）。でも私は今、少し離れることで穏やかに、これからどうしようかと考えています。まだ感情の波があり、夫と仲直りしたいという反面、夫を捨てたいとも思ったりしますが。

修復を目指すなら具体的にどうしていけばいいのか…アドバイスよろしくお願いします。

ご相談への回答

夫の言葉の裏にある気持ちを理解する

相談者さん、こんにちは。お返事ありがとうございます。

周りにお話を聞いてくださるご友人がいらっしゃるのですね。それは何よりです。素晴らしい方々に囲まれているのも、相談者さんの人徳だと思います。

さて、夫の言葉の裏には、実はこんな気持ちがあったのではという気づきがあったようでよかったです。自分を見捨てないかどうか、相談者さんと息子さんを試し続けていたというのは、試される相談者さんにとってはたまったものではありませんが、夫のほうにもそうせざるを得ない環境があったのかもしれません。

「義母に対する復讐を私にしているのか…」ということは、夫はお義母さまから十分に愛してもらえなかったという思いを持っているのでしょうか。そうだとすると、それは結構根深いもののようですね。

異性の親との関係が夫婦関係に影響する

異性の親との関係で起こった問題は、恋愛や夫婦関係に持ち込まれることが多いです。彼を束縛したくてしょうがない女性が、実は父親からもらえなかった愛情を彼に求めていたり…というのをよく聞きます。

そういう見方で夫のことを見てみると、夫が飢えるほど欲しかったものがよりクリアに見えてくるかもしれません。

夫の素の部分を知るために

母親から得たかったものを相談者さんに要求されているわけですから、相談者さんとしては重たく感じたり、感情の波があるのは自然なことです。もし、修復の方向で考えられるなら、今ちょうど夫に対する「あぁ、そういうことだったのね」という気づきがいろいろ起こっている最中ですから、もう少し夫の“素の部分”を知ってみるのもいいかもしれません。

夫の心を開くためのアプローチ

お伺いしていると、今の夫は（例えが悪いですが申し訳ありません）人間に酷い目に合わされた猫のような心境なのかもしれません。餌をあげよう、寒くないように毛布をかけてあげようとしても、近づくだけで、「フーッ！！」と威嚇します。こちらには何も傷つける意図はないのに、猫としては、「また傷つけられる！」と怖くて仕方ないんですね。本当は、優しくしてほしいのに、これまでの経験からそれを受け入れられない。これは「親しくなるのが怖い」という夫の気持ちに通ずるところがあるのかもしれません。

この場合、まず餌を置いてあげて、遠くまで離れて、猫が食べるのを見守る、というところから始める必要があります。「怖くないよ」「何もしないよ」「それ、食べていいんだよ」ということを時間をかけてわかってもらうということです。相談者さんが、夫の気持ちを汲めなかったことを謝られたというのは、この第一歩のように感じました。

自分の人生を大切にしながら夫と向き合う

もちろん、相談者さんの人生は相談者さんのものですから、無理をされる必要はありません。夫の防御の壁もかなりのものでしょうから、「あなたを傷つけたいと思ってるわけではない」ということをわかってもらうのには、忍耐も時間も必要になるでしょう。

ただ、ご相談を読む限りでは、相談者さんは、「優しさ」の才能をお持ちだなと感じます。夫と相談者さんご自身に、バランスよくその優しさを発揮されてください。

また、お気づきのことがありましたらメールお待ちしています。応援しています。