【お悩み相談】夫に抱いてほしいのに…「疲れた」と一言。私が病気になりそう

専門家が皆さまの性・心と体・パートナーシップに関するお悩みにお答えします

近しい悩みを持つ皆さまの一助になるよう過去に寄せられたお悩みをご紹介します。

※あらかじめご了承をいただき回答を掲載しております。また個人の特定を避けるために匿名性を保ち、内容を一部変更してご紹介しています。

今回は、ぽいさん(32歳の女性)から「だんな様に抱いて欲しいのに、疲れた・プレッシャーかけるなと言われます。たぶんEDです。苦しくて辛くて病気になりそうです」というご相談をいただきました。


お悩み相談

夫婦の状況‐妊娠と流産の影響でED気味に

私は結婚してもうすぐ4年になります。旦那は39歳になったばかりです。しかし、ここ半年で夫婦生活の回数が突然減ってしまいました。私たちは付き合った当初からエッチ好きなカップルで、結婚してからもそのペースは続いていました。

ところがちょうど一年前、私は妊娠しましたが、胞状奇胎という病気で流産になってしまいました。病気は完治しているのですが、旦那は私が手術を2回も受けたことによる衰弱した状態を見て、また妊娠することを怖がり、中で出してくれなくなりました。

さらに、旦那が39歳になる前後から、週に1~2回あった夫婦生活が急に月に1~2回になり、それも旦那は全然出さずに終わることが多くなりました。しかも私から頼んでやっと行為に至るという感じです。

以前は私からしたいと言える関係で、旦那も当然のように受け入れてくれていましたが、最近は私が求めても「疲れた」「眠い」と話も聞いてくれず、プレッシャーをかけるなと怒られる始末です。

子供が欲しい気持ちと周りからのプレッシャーから

子供ができなかったことで、私も精神的に不安定になり、旦那に当たってしまったこともありますが、今は元気です。年齢的にも子供が欲しいのですが、旦那は無関心のようで、時々「オレはもう子供いらない」と言われることもあります。

私には2歳半の甥っ子がいてとてもかわいい反面、羨ましさも感じます。また、職場では妊娠して辞めていく人が多く、私にとってそれが大きなプレッシャーになっています。周りの人から「子供はまだ?」と聞かれることも辛いです。

旦那はバツ1で、一緒に住んでいませんが子供が2人います。そのせいか、「オレはもう子供いらない」と言われたことがありますが、私はどうしても子供が欲しいのです。友達に相談しても、「みんな一緒だよ」と慰められましたが、納得できません。

旦那へのアプローチを試みても離婚を勧められる

旦那の機嫌の良さそうな日を見計らって話をしたり、ベッドで触れ合おうとしますが、「暑いから」と手を払いのけられてしまいます。どうしたら私の気持ちを分かってもらえるのでしょうか?

セックスレス1年や3年の方たちに比べれば全然かもしれませんが、毎晩悶々として、言いたいことも言えず、精神的に病気になりそうです。多分、旦那はEDになっているか、なりかけているのではないかと思いますが、絶対に病院には行かないタイプです。

旦那は時々「別れたかったら別れてもいいよ」と悲しいことを言います。どうしたいのか、何を考えているのか全く分かりません。休日はパチンコに出かけてしまい、一緒に買い物に行くのは月に1回あるかないかです。旅行も嫌いなようで…。本当に苦しくて辛くて、離婚も考えてしまいますが、旦那にきつく当たってしまうこともあります。どうしたら良いのでしょうか?


ご相談への回答

今は夫婦関係改善を目指し、リラックスできる空気にしよう

恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。

ぽいさん、とても辛い毎日を過ごしているのですね。夫の「疲れた」「眠い」という断りの言葉は、妻にとって非常に辛いものです。その言葉を言われると、気持ちが封じ込まれるように感じるでしょう。夫はその言葉しか言わない状態になっていますね。

夫のプレッシャーと、ぽいさんのプレッシャーはどちらも非常に重い問題です。ぽいさんが我慢し続けると、精神的にも肉体的にも衰弱してしまいます。我慢には限界があります。

ぽいさんは、夫に辛く当たっていることを理解し、反省しているので、改善の余地があります。まず、夫に休日はパチンコを少なめにして、ぽいさんとの時間を作ってもらうようお願いしてみましょう。旅行が嫌いでも、「秋に1回だけ温泉に連れて行って」と甘えてみてください。きっと1泊くらいは行ってくれるのではないでしょうか。

ぽいさんが今できることは、気分を変えて、いつも笑顔で夫に接することです。「どんなあなたも受け入れるわ」という精神を貫きましょう。「おつかれさま」「ありがとう」「好きだからね!」といったポジティブな言葉を繰り返し伝えてください。

子供のことやEDのこと、離婚のことは、関係がスムーズになるまで一旦置いておき、まずは笑顔で接することを目指しましょう。


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どうぞ一人で抱え込まずに、私たちに頼ってくださいね。

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この記事を書いた人

恋人夫婦仲所長。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察。恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。著作、講演、メディア取材多数。NHK離婚特集番組、セックスレス問題を考える番組等に出演。