【お悩み相談】「夫の優しさに惹かれた理由」から始まる夫婦のわだかまり解消法

ご相談内容

夫とのわだかまりについて

恋人・夫婦仲相談所さん、お返事ありがとうございます。このようなわだかまりは確かにお見合い当初からありました。

最初の印象は冷静で大人な男性というものでした。また、スポーツ好きで爽やかというものでした。初めの頃は夫のほうからよく話してくれました。付き合っていくうちにだんだん会話量自体は減ったように思います。しゃべらなくても安心感がでてきたからでしょうか？

夫の優しさに惹かれた理由

一見ちょっと冷たい彼にどうしてひかれたかというと、根は優しいと思ったからです。私は今まで本当に優しくて私のことを一番に考えてくれていると思っていた彼氏に、別れを告げられたことが何度もあります。本当の優しさや愛情って表に出す人は信用できないとどこかで思ってしまっているのです。

それに、そういう人に限って器用に色々な女性に同じようなことができる確率が高いのでは？と考えてしまっています。だから何も言わないけどさりげなく自分を気遣ってやってくれたことにこそ愛情を感じます。私の感覚はおかしいでしょうか？

理想の夫婦像と現実

もちろん普段から仲良く手をつなぎ、何でも話し合って解決できる夫婦が本当は理想です。でも、現実問題そんなに永遠に円満な夫婦ってどのくらい存在するのでしょうか？

夫にスキンシップを求めたとき、初めだけラブラブとかそういうの嫌なんだよと言って拒否されました。彼が学生の時の写真を一緒に見たことがあり、彼女との写真を見てしまったのですが、その当時はまさに一時のラブラブというものを実感していたのではないでしょうか？そういう意味では彼と私は似たような価値観を持っているのかもしれません。

結婚に踏み切った理由と今後の生活

あとは生活面で不自由な面はないし、これから先に夫以上の人は多分あらわれないだろうという考えで結婚に踏み切りました。本当に打算的な考えだと思います。

私のような考えだとやはりどこか生活にひずみが生じてきてしまうものでしょうか？アドバイスにいただいたようになるべく彼のよい面を引き出して行こうとは思っていますが。

ご相談への回答

夫婦関係の改善方法：けんかばかりしてしまうときの対処法

相談者さんの今までのお付き合いの中で、いろいろな経験をされてきたと思います。人それぞれに個性があり、自分に合わないと感じる人もいるでしょう。

ただ、確実なのは人には裏表があるということです。優しさの中にも裏表がありますし、怖さの中にも裏表があります。まずはそれを理解することが大切です。

言い方や見方でプラスにもマイナスにもなりますよね。例えば、「冷静で大人」→「冷たい」、「根は優しい」→「表面は無関心」、「一つのことをしっかりやる」→「いろいろな側面で見ようとしない」などです。

ですから、夫の嫌な側面をプラスで見るとどんなことかを考えてみると良いと思います。プラスで見た場合、それがどんなときに有効に働くのか。そうした場面で使ってもらえばいいのです。そして、そうしたときに使えるように相談者さんが仕向ければ良いのです。

相談者さんが考えている価値観はそのまま正しいと思います。それが本当の人の姿ですからね。それに目を背けるとつらいことばかりと考えてしまうことになりますから、考えを転換させてみると、違う側面から人を見ることができ、理解もしやすくなります。そうして、簡単に人を変えられるものではないということも理解できます。

打算的な考え、それも間違いではありませんよ。でも、自分がその考えでいる限り相手も打算的になるでしょうし、それを自分なりに理解しておくことです。そうするともう少し第三者的に、客観的に今の相談者さんと夫の関係を見られると思います。

生活にひずみを生じるのではなく、生じさせるのは二人です。そこがポイントですよ。ひずむ前に二人で話して解決していかないと何も進展しません。人の関係はぶつかって修復する繰り返しが必要で、それを怖がっていては関係の発展はありませんからね。

少し勇気を出してみてくださいね。