専門家が皆さまの性・心と体・パートナーシップに関するお悩みにお答えします
近しい悩みを持つ皆さまの一助になるよう過去に寄せられたお悩みをご紹介します。
※あらかじめご了承をいただき回答を掲載しております。また個人の特定を避けるために匿名性を保ち、内容を一部変更してご紹介しています。
ご相談内容
主人の強迫性障害からの再出発と家庭内の問題について
主人が強迫性障害から退院し、再出発したことを前提にお話しします。物の置き場や順番、掃除の仕方について突然怒鳴ることは減ってきましたが、会社から帰ると機嫌が悪く、あたり散らすことがあります。家のことまで突っかかってきます。
少し経つとクールダウンして職場の愚痴を言い始め、何度も同じことを繰り返しますが、私は相づちを打ち、肯定しています。主人には「愚痴はいくらでも聞くけど、当たらないで」と言っていますが、一向に直りません。
亭主関白思考と家事育児の負担
他にも、主人は亭主関白思考で、家事や育児は男がするものではないと考えています。「困っているから」と訴えても、重い腰は上がりません。また、寝室で携帯などを充電中だと、子供の寝る時間になっても布団を敷かせてくれません。
同居の義母には「ご主人様には家事など求めたらダメよ」と言われ、ストレスが溜まります。
夜の要求と疲労
さらに、夜になると問題が続きます。朝5時に起きて家族の朝食や弁当を作り、8時から18時まで働き、帰宅後も家事をして、やっと23時半に寝室に行くと、主人が待っていましたとばかりにマッサージや耳掘り、週1回のフェラを要求してきます。
疲れている時は断りますが、断ると喧嘩が始まることが多いです。エッチは3ヶ月に1回ほどで、深刻な理由があるのかと尋ねると、「ゴムが嫌だ」と言います。「気持ちよくさせてあげているんだから、大好きなフェラでお返しを」と言われ、かなり粘られるので睡眠不足です。
疲れている相手にそこまで求めるのはどうかと思います。
恋人・夫婦仲相談所さん、どうかアドバイスをお願いします。
ご相談への回答
夫の愚痴に悩む妻へ:心のケアと自己主張の大切さ
相談者さん、初めまして。こちらにご相談いただき、ありがとうございます。
読ませていただいて、夫は同じ愚痴を相談者さんに言うことができますが、相談者さんの心に溜まる愚痴は一体誰が受け止めているのだろう…と思いました。もしかすると、相談者さんは吐きたい弱音や辛い思いをお一人で抱え込んで、頑張っておられるのではないでしょうか。
朝5時に起きて、早くからお勤めされ、帰宅後も休まる暇はありませんよね。それに加えて、夫の相手をしておられるのですから、感覚としては、夫を背中に背負ったまま、一生懸命歩くようなものかもしれません。そのままずっと頑張っていると、疲弊してしまいますよね。
特にご家族の誰かに、夫のようにメンタル面を患っている方がいらっしゃる場合、周りにいる者としては、支えよう、サポートしなければと無理をしてしまうのですが、私は、どこかで「自分は自分、相手は相手」と境界線を引くことをおすすめしています。
夫の要求はできるだけ満たさなければと思っておられませんか?でも、今回相談者さんが家出をされるまで追い詰められてしまったように、全ての要求を満たし続けることは困難ですよね。
どこかでドライに割り切ったり、あえて「今日は私の愚痴を聞いてくれる?」と夫に言ってみたり、お義母さまへも「そんなこと言ってるわけにいきません」と一言言ってみたり、嫌なことは嫌と言うことも必要ではないでしょうか。相談者さんが、ご自分を犠牲にし全てを飲み込まないと決めることも、されていいと思うんです。
また、相談者さんの中には、一生懸命抑えている気持ちはありませんか。「怒ってはいけない」「相手を傷つけてはいけない」「愚痴を言ってはいけない」「自分勝手にしてはいけない」など…。それらの行動は全部目の前で夫がしていることではないでしょうか。
もしこういう部分が見つかったら、例えば「怒る自分」「相手を傷つける自分」「愚痴を言う自分」「自分勝手な自分」などに×をつけず、一旦「そんな自分でもいいんだ」と口に出してみましょう。
相談者さんに、改善すべき原因があるとは私は思いません。むしろ、もうこれ以上お一人で背負わないでいただきたい、ご自分を抑えつけすぎなくてもいいんですよということをお伝えしたいと思います。
もし、ご自分を抑えないと思うと、家族がめちゃめちゃになると思われるかもしれませんが、抑えない=めちゃめちゃになる、とは限りません。
まずは、ご自分の心の中をのぞく時間を確保してみてくださいね。今後ぜひこちらのサイトも辛い気持ちを吐き出すのにご利用ください。応援しています。
レスをはじめとする性のお悩みは「オトナの保健室」へご相談ください
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どうぞ一人で抱え込まずに、私たちに頼ってくださいね。
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※匿名でお悩みをご相談いただいたご本人に許可をいただいて掲載しています。