専門家が皆さまの性・心と体・パートナーシップに関するお悩みにお答えします
近しい悩みを持つ皆さまの一助になるよう過去に寄せられたお悩みをご紹介します。
※あらかじめご了承をいただき回答を掲載しております。また個人の特定を避けるために匿名性を保ち、内容を一部変更してご紹介しています。
ご相談内容
旦那との会話がなくなって4日たちます
原因はお金のことです。旦那にレーシックの手術をするから35万円用意してと言われ、用立てました。でも実際は30万円しかかかっておらず、5万円をネコババしていたんです。
うちは毎月赤字で、同居しているから生活していけてる状態です。それも家にはお金を入れていません。義父母には申し訳ない気持ちがあります。でも旦那はなんとも思っていません。
旦那は欲しいもの、食べたいもの、行きたいところなどが満たされないと不機嫌になります。最近は新しい携帯が欲しいと言い、買ったばかりでそのうえレーシック。ネコババしていた5万円は返してもらいました。
すると「働いても何も楽しみがない」と怒り、それから口をきいてくれません。家に帰って来てもムスッと不機嫌。家族も接し方に困っています。義母が言うには、小さい頃から自分の思い通りにならないと口をきかず部屋にこもっていたらしいです。
怒りたいのは私なのに、1人で怒っている意味がわかりません。私としては、怒っている理由について聞いたり、私はどうしたらいいのか話し合いたいのですが、今のままそっとしていたらいいのでしょうか?わかりません。
夫婦生活は相変わらずで、月1あるかないかです。ネコババしていたことに私が気付いていなかった一週間はとても機嫌よく、珍しく旦那から誘ってくれましたが、もう当分ないと思います。
以前相談した時よりレスで焦るということがなくなりました。諦めるようになりました。話がそれてしまいましたが、今の状況を改善するには私はどうしたらいいのでしょうか?
ご相談への回答
お金の問題での夫婦喧嘩について
相談者さん、こんにちは。今回はお金の問題で夫と喧嘩中ということですね。相談者さんの気持ち、とてもよく分かります。私も結婚当初、大きな喧嘩といえばお金が絡んでいたものです。周りの友人の話を聞いても、大きな喧嘩はお金の問題が多いです。そして、お金の問題は他の問題とは比較にならないほど根が深いと感じています。
夫は、相談を読む限りではとても自己中心的な方のようですね。ご両親がわがままを許して育ててしまった結果が今の状況を作っているのかもしれません。ただ、いかがでしょう。相談者さん夫婦にはお子様もいらっしゃるようですから、このようなわがままな姿を父親のお手本として見せることは本当に良いのだろうかと、真剣に考えなければいけない時期が来たと思います。
足りないから生活費を渡さないということでは、いつまで経ってもその生活は変わりません。厳しい言い方になりますが、悪いと思いながらも現状に甘んじ続けている相談者さんも、結局は甘えている夫と同じです。これから年を重ねられるご両親に対して、面倒を見ていかなければいけないのは子供夫婦のほうなのです。夫はもちろん、相談者さんももう少しそのあたりの自覚を持つことが大切なのではないかなと思います。
今は、夫のように結婚しても独身と何ら気持ちが変わらない人が増えているように思います。結婚して家族を養うということは、ただ家族が増えるというわけではありません。自分が欲しいものを好きなように買えず、贅沢な物を食べたくても食べれない、そんな我慢の連続かもしれません。ですが、その代わりに家族をもてること、妻や子供を養うこと、一緒に成長できる喜びがあるわけです。おそらく、それらの実感がない、もしくは気付いていないのかもしれませんね。
自分の好き勝手ができなければ何の楽しみもないという発言は、とても寂しい言葉と感じました。家族で出かけたり、一緒に楽しむ時間はありますか?一人の時間も必要でしょうが、もう少し家族との時間も持ちたくなるような工夫がいると思います。それには、家族である妻や子供も、パパという存在を頼りにし、感謝していくこと。それが一番大切なことだと思うのです。
「パパが頑張ってくれるから、私たちは暮らしていけるの。」
「パパはすごい、さすが。」
「いつもありがとう。」
「ご苦労様。」
そんな感謝の言葉を伝えていますか?私の周りの賢い妻たちは、オーバー気味にでも夫にそれらの言葉をたくさん浴びせかけるといいます。(例え、心の中ではそこまで思っていなくても)そうなると、俺がしっかりしないといけないな、と自信がついて来るものです。
子供みたいにわがままで未熟な分、文句が言いたいところもたくさんあると思いますが、そこは一つ、相談者さんが賢い妻になって、夫を立てて、褒めて、認めて、上機嫌にしてあげてください。
今回、夫にネコババしたと言ってしまいましたか?そうなると、角が立ってしまったかもしれません。確かに相談者さんにしてみれば、そんな気持ちはごもっともですが、夫にしてみれば、自分が稼いだ金をそんな風に言われると面白くなかったかもしれませんね。ですから、今回は相談者さんが先に折れてあげてみてはいかがでしょう。
「あの言い方は悪かったわ、本当にごめんなさい。大変な中、あなたが稼いでくれてるから食べていけるのに。だけど、今も大変だし、将来も不安を感じることがあるの。あなただけが頼りだから、一緒に真剣に今後のことを考えてくれると嬉しいわ。」
というニュアンスで話してみてはいかがでしょう。とにかく、感謝していることを伝えながら話してみるのです。
私も、お金の問題で一方的に怒って、その後修復するのに半年以上かかったことがあります。でも、冷静になって考えてみると、その時の言い方、怒り方がかなり悪かったと反省しました。言い方は大事です。まずは、これを良いきっかけにして、コミュニケーションが上手くはかれる夫婦を目指してみてください。何も話さなくなったら終わりだと思います。話を始めるときは、タイミングと言い方に気をつけて。そのあたりが上手くいきだすと、レスの問題も解消しやすくなっていくと思います。まずは、夫婦関係を良好にすることに努めてみてください。応援しています!
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過去のご相談事例
性の専門家がお悩みに寄り添います
※匿名でお悩みをご相談いただいたご本人に許可をいただいて掲載しています。