下品すぎる…ハイスペ男が嫌う「キャリア女子ならでは」のイタい特徴 レスなひとびと

現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、仕事も見た目も手抜きなしの自称美人アラサー。すべて完璧のはずなのに、彼氏に振られ、その後も知り合った男からことごとく連絡を絶たれてしまう。そこで、三松先生がその原因をズバリ解説! ハイスペ婚を狙っているあなた、特に必見です!

※こちらは過去にananwebに掲載された記事を株式会社マガジンハウスの承認のもと「トキメキ」に掲載しています。

この記事を書いた人

恋人・夫婦仲相談所所長 / 三松真由美

【レスなひとびと】vol. 18

瑠香(33歳)
品位レス、ハイスペ結婚狙い女子にはバチがあたる

彼氏に振られた。3か月前。瑠香にとっては理想の結婚相手としてロックオンしていたカズトに。大手通信メーカー勤務、おうちは都内庭付き戸建て。好みの甘いマスク。カズトしかいないと思って浮かれていた期間は1年未満。何が悪かったのか考える暇はない。とにかくハイスペ結婚をしたいのだ。瑠香だって学生人気ランキングベス5の会社で仕事をバリバリこなしている。見た目も手抜きなしの自称美人アラサー。人生の目標を決めて着実にリーチしてきた。次なる目標は結婚して理想のワーママになること。恋も仕事も手に入れた充実の人生……。カズトになんで振られたのか、それは考えないことにしよう。

そして夜な夜な結婚相手を求めて狩場に通うようになった。銀座のスタンディングバー。丸の内のピンチョスバー。瑠香の好みの優秀リーマンがわんさか飲みに来ているという情報をもとに日替わりで通う。同じくハイスペ結婚を目標設定している友人メグと同伴で。メグとLINEでやり取りしながら彼氏を探す。「メグ、階段近くのグレーのジャケットめがね。弁護士バッジつけてる」「カウンターで飲んでるジーンズ3人組、ちゃらいけど上場のネット通販」などなど…。

そしてターゲットに「乾杯しましょう〜」と言いながらにじり寄る。すぐに「お仕事は?」の問答開始。「○○会社でSE」と引き出せばメグがコソッとスマホで年収と株価検索。合格ラインならターゲットにする。「静かな店に移りません?」が定番セリフ。

こうして二次会で二人きりになるフローだ。その後、ホテルに誘われればとりあえず行く。悠長にお付き合いしている時間がもったいない。抱かれとけば相手は自分に夢中になるはず。高級ボディクリームで磨きあげている魅惑のボディだ。瑠香とメグの共通言語は「合理的に上場相手を見つけよう」。イケてる戦略のはずなのに二次会男たちとはいつの間にか連絡が途絶える。

数か月後、元彼カズトからメールが届いた。「瑠香のためを思って言うんだけど、僕の知り合いが瑠香とホテル行ったって。ワンチャン女って噂だから慎めよ。肩書き狙いってのも見え見えだったから僕は別れたんだ。人をバックボーンで判断すんなよ」

愕然。短時間で合理的に結婚相手を見つけたかったのに。ワンチャン女扱い。瑠香のプライドは音を立てて崩れた。

現在、瑠香は落ち込んで空気が抜けた風船のようになっている。


“品位レス”は見透かされる‐そこに愛はあるのか意識しよう

品格、あるいは品位という言葉を聞いて、「私はどうなん?」とハテナマークが浮かぶかたが多いでしょう。ひとの佇まいから滲み出る雰囲気ですから、そのかたの生き方や感じ方がホワリと伝わるという抽象的なものです。上品or下品という表現ならシーン別にわかりますよね。人のふり見て我がふり直すようにしましょう。

瑠香さんはあきらかに「品位レス」。瑠香さんのように欲望むき出しで人を大事にせずに動いていると、周りに見透かされます。こうなってはいけない! 理想を持って行動するのはもちろんOK。でもでも自己チューな野心ではないのか、立ち止まって考える必要があります。夫をステイタスで選んで泣いている妻たちを私は、それはそれは大勢知っています。

「気になるひとがいたら、肩書でなく、そこに愛があるか! を意識するんだ。品がある女には品があるひとが寄ってくる」

レスびと連載


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この記事を書いた人

恋人夫婦仲所長。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察。恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。著作、講演、メディア取材多数。NHK離婚特集番組、セックスレス問題を考える番組等に出演。