今回は、ぴよこさん（39歳の女性）から「主人が月８回も風俗へ行っています。私が洗ったパンツ履いて、私がアイロンかけたシャツを着て・・悲しくて涙が止まりません」というご相談をいただきました。

セックスレスの最中‐風俗に通っていたことの発覚

主人が風俗に通っていました。薄々何かしているとは思っていましたが…。主人は42歳、私は39歳、小学生の子供が2人います。下の子が生まれてから、自然とセックスレスになってしまいました。

セックスレスは私にとって辛いものでした。相手にして欲しかったのですが、何度か切り出そうと思っても言えませんでした。

風俗通いが発覚したのは、偶然手帳を見てしまったからです。独身時代に風俗に行ったことがあると聞いていましたが、まさかこんなに頻繁に通っているとは思いませんでした。手帳には行った日と相手の名前がきちんと書かれていました。

主人は2つの店に週1回ずつ、月に8回も通っていました。相手はほとんど同じ人で、接待の日以外に行っていました。特にショックだったのは、子供の卒園式や誕生日にまで行っていたことです。そんな場所に行っておいて、父親としての顔をしていることに呆れてしまいました。

家では普通の父親だけど…

家ではごく普通の父親で、ボーイスカウトのリーダーを2年前から務めています。打ち合わせと嘘をついていたようです。「青少年の育成」をする人が、風俗に通っていたなんて…。

半年前、主人が帰りが遅く、飲みすぎて明け方になることがあり、そのことで喧嘩しました。私は主人の体を心配し、子供たちとの時間を作って欲しいと話しました。その後、しばらくは反省してくれましたが、風俗通いの回数は減っていなかったようです。

自分では家のことをちゃんとやっているつもりです。それなのに…。私が洗ったパンツを履いて、アイロンをかけたシャツを着て、女の所に行っていたなんて、裏切られた気持ちです。セックスレスになったのも、私が断ったわけではありません。妊娠がわかると急になくなり、生まれてからもセックスはありませんでした。

結婚前はセックスの回数が多かったので、セックスレスになっても大丈夫だろうと思っていましたが、やはり辛いです。私が悪いのでしょうか？家がおもしろくないのでしょうか？それとも、そんなに行くほど元気で処理に困っているのでしょうか？悲しくてショックで涙が止まりません。

夫の風俗通いには必ず原因がある‐しっかり話し合おう！

恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。

ぴよこさんが泣いている姿が目に浮かび、この相談をいただいてすぐにメールを差し上げました。現在、ぴよこさんは落ち着いて、前向きになっているので安心しました。

風俗通いは、夫の「好み」や「性癖」などが絡む問題ですので、一概に「すぐに治る」とは言えません。夫が月8回も通っているのは多すぎます。よほどのストレスを解消したいか、家庭では満足できないセックスを外に求めているのでしょう。

ぴよこさんは、自分を振り返り、「ここ2～3年は子供たちを良い子に育てること、良い母親でいることばかり考えて、妻であることを忘れていた」と気づきました。まずは自分を見つめ直すことが大事です。

ぴよこさんは意を決して、夫と話し合いました。彼はぴよこさんの気持ちを理解し、自分の悩みも話してくれました。家に居場所がなかったこと、子供のことばかりの妻が嫌だったこと、仕事やスカウト活動で責任が重く、それがストレスだったことを話しました。

ぴよこさんと夫の話し合いは、寝室事情改善会議の模範となるものでした。夫は「風俗に行かない」と宣言し、現在は毎日キスを交わすようになりました。セックスレスも解消され、めでたい結末となりました。