こんにちは、豆木メイです。
普段は「5年後に離婚する主婦 まめ」というネームで、セックスレスやセルフプレジャーをテーマにYouTubeやX(旧Twitter)で発信をしています。
トキメキの2回目のコラムでは、「私が完全なセックスレス状態になるまで」をお伝えします。
現在、セックスレスになってから10年が経過しています。
夫婦間にセックスはおろか、ハグやキスのようなスキンシップも一切ありません。
かといって夫婦間で全く会話がないのか?というと、そうでもありません。
子どもがいますので、家庭ではごく普通の夫婦と同じように会話をし、協力し合って生活しています。
ただ二人の間には決して埋まることのない深い溝があって、それはもう修復できそうにありません。
なぜ、ここまで冷え切った夫婦関係になってしまったのか、自戒も込めて振り返ってみます。
この記事を書いた人:
予兆なし!結婚前には気づけなかった
2024年現在、結婚15年目でセックスレス歴10年です。
つまり、結婚して5年間しか夫婦間の性交渉がなかったことになります。
「結婚前に気づかなかったの?」
「旦那さん、元々性欲なかったのでは?」
と、よく質問されますが答えはどちらも「NO」です。
付き合っているときや新婚時代は週に一回程度のセックスがあり、二人とも行為自体を楽しんでいました。(遠い記憶ではありますが…)
また、夫も特別性欲がないタイプではありませんでした。
どこにでもいるような普通のカップルだった私たちが、どうして完全にセックスレスになってしまったのでしょうか。
妊娠・出産がレスの入り口
雲行きが怪しくなってきたのは第一子を出産してからです。
慣れない子育てで夫婦二人の時間を取るのも難しくなり、私自身もセックスどころではなくなりました。
そして、夫からも誘ってくることもありませんでした。
今振り返るとその時点で異変に気づくべきだったのかもしれませんが、夫婦仲は悪くありませんでしたし、二人とも初めての子育てを楽しんでいました。
「タイミング療法」がトドメを刺す
「二人目の子どもが欲しいね。」
と夫婦で話し合い、妊活をスタートさせました。
第一子は自然妊娠だったので、「二人目もすぐにできるだろう。」と考えていたのですが、なかなか妊娠しませんでした。
産婦人科を受診しましたが夫婦ともに不妊の原因は見つからなかったため、妊娠しやすい排卵の時期に合わせて性交渉を持つ「タイミング療法」を試すことにしたのです。
これがセックスレスをこじらせた決定的な要因の一つだったと思います。
タイミング療法では、一番妊娠しやすい時期にセックスしなければならず、二人の気分や気持ちは無視されます。
「とにかく今日しなければ!」という半ば強制的な行為は、回を重ねるごとに作業のようになり、セックスを純粋に楽しめなくなっていきました。
セックスが妊娠のための儀式のようになってしまい、そこに「気持ちいい」とか「幸せ」という感情はほとんどなくなってしまったのです。
妊娠のためのセックスでは、男性が機能しなければ目的を果たせません。
そのプレッシャーでうまくいかないことがある…という男性の話もよく聞きます。
実際に私たちも、通常よりもスムーズに進まない日もあり、そのたびに苦労しました。
一年ほどタイミング療法で妊活を行った結果、なんとか第二子を妊娠。
しかし、出産後は第一子の時と同様、お互いに求めることもなくセックスのない生活が淡々と続いていきました。
年齢差と性欲のすれ違い
この10年間、セックスレスについては二回ほど夫と話し合いをしましたが、解消には至りませんでした。
私は現在40歳、夫はそれよりも10歳以上年上です。
この年齢差が影響し、徐々に性欲のタイミングが合わなくなったのもセックスレスの要因だと感じます。
私たちのセックスレスは、妊娠・出産、そして年齢差による性欲のすれ違いなど、さまざまな要因が絡み合った結果だと思います。
次回のコラムでは、「セックスレスの話し合いが夫婦関係にどのような影響を与えたのか」を詳しくお伝えします。
セックスレスに悩む方々に少しでも参考になればと思いますので、ぜひご期待ください!