専門家が皆さまの性・心と体・パートナーシップに関するお悩みにお答えします
近しい悩みを持つ皆さまの一助になるよう過去に寄せられたお悩みをご紹介します。
※あらかじめご了承をいただき回答を掲載しております。また個人の特定を避けるために匿名性を保ち、内容を一部変更してご紹介しています。
今回は、秋子さん(31歳の女性)から「おそらく夫はEDであると思われます。自分でも認めたくはないけどそのようだと、言葉を漏らしたことがあります。考えてみるとこうなった原因の大半は私にあるのだと思います」というご相談をいただきました。
お悩み相談
現在の状況と夫とセックスレスになった経緯
31歳、結婚7年目の秋子です。約2年前から夫とのセックスレスで悩んでいます。
ネットでいろいろ調べ、三松所長の書かれた本も数冊読ませていただき、このままではいけないと思い切って投稿させていただきました。
おそらく夫はEDであると思われます。自分でも認めたくはないけど、そのようだと夫が言葉を漏らしたことがあります。
子供がいないので、このセックスレス状態が続き、このまま子供を産まない人生を送るのではないかと思うと、怖くなり、焦りや不安が強くなる一方です。
夫は現在35歳で、付き合っていた頃は2週間に1回くらいセックスしていましたが、年々回数が減っていき、今では年に1回程度という状態です。
EDになった夫にまつわる原因
今の状態になった原因として、私が思うことがいくつかあります。
夫は今でこそ去年10月に転職し、普通の時間を過ごせるようになりましたが、それ以前はIT系の仕事で、終電で帰るのが当たり前、徹夜もしばしば、休日出勤も毎週ありました。家にはいつも私ひとりで、深夜の夫の帰宅という生活が7〜8年続いていました。
3年前にマンションを購入し、今後35年ローンを支払い続けられるかという漠然とした不安が夫にはあるようです。
付き合いが長く、お付き合い5年、結婚生活7年で12年ほど一緒にいるため、マンネリ化や馴れ合いが出て、私とはセックスなしでも良いと思われているのかもしれません。
性生活の不満から夫を責めるようになったしまった
夫の激務と性生活への不満から、私は浮気を疑ったり、愛情がなくなったと疑い、相手を責めることがありました。携帯を盗み見たり、鞄をチェックしたり、夫に対して疑念を抱いていた自分がいました。
また、私はフルタイムの会社員として働いているため、家事の分担がきちんとされないと、自分だけが働いているように感じ、空しさやイライラが募り、家事をちゃんとやるように夫に言ったりしていました。
夫と支え、信じて待つ状況はいつまで続くのか…
ここ数ヶ月、私は今までのひねくれた考え方を改め、いつも優しく夫を支え、信じていこうと努力しています。すぐに劇的な変化があるとは思いませんが、子供が欲しいと思っているなら、夫にもEDを治すように進んで行動してもらいたいと考えています。
しかし、夫を傷つけずにその方向へ進んでもらうにはどうしたら良いのか、このままじっと行く末を見守るしかないのか、非常に不安です。
焦りは募り、また恨みがましい気持ちで相手を責めてしまいそうで怖いです。周りの友人は次々と子供を産んでいて、「おめでとう」と素直に言えない自分が嫌になります。
長く、まとまりのない文章となってしまいましたが、読んでいただきありがとうございます。誰にも相談できずにずっと悩んでいましたが、機会がありましたら一言アドバイスをいただければ、何か変わるかもしれないと思い、恥ずかしながらご相談申し上げました。
ご相談への回答
夫のEDと妻としてできること
恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。
三松本を読んでいただきありがとうございます。秋子さんが不安にうちのめされそうな日々の様子が伝わってきます。あまりご自分を責めないように、無理してポジティブに頑張ると、いつか爆発してしまいます。
EDは男性にとってとてつもない不安に感じる病気
EDは男性にとって、とてつもなく不安で認めたくない病気のようです。男性のシンボルが機能しないことで、自信を失い、生活全般に影響を及ぼすことがあります。
製薬会社の調査では、ED治療後に自信が回復した方は3割、生活に張り合いが出た方は65.5%、仕事への意欲が上がった方は34%でした。EDを治すことで生活の質が向上するということです。
夫婦にあった改善策を見出す必要がある
秋子さんのご夫婦のように、妻が不安になり、浮気を疑ったり、愛がなくなったと思い込んでしまうことがEDの放置による悪影響です。精神的な疲労が蓄積され、夫婦仲が悪化する可能性もあります。
EDの放置は「百害あって一利なし」というのが私の持論です。とはいえ、そのご夫婦にあった改善策を見つける必要があります。夫の性格や仕事の状況、ローンの不安などを考慮し、まずは気持ちを伝えることが重要です。
慎重なアプローチを積み、性について話し合う機会を作る
夫婦間のコミュニケーションが大切です。焦らず、慎重に話し合いのきっかけを作ってください。ED治療のきっかけとして、普段から性について話し合う土壌作りが理想です。
秋子さんが苦しんでいる状況は理解できますが、自信を持って、焦らず慎重に進んでください。お二人に合った解決策を見つけることが大切です。
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どうぞ一人で抱え込まずに、私たちに頼ってくださいね。
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※匿名でお悩みをご相談いただいたご本人に許可をいただいて掲載しています。