【お悩み相談】夫のセックスが辛い…お金の価値観も違うから離婚しようか迷っています

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恋人・夫婦仲の専門家が皆さまのお悩みにお答えします

トキメキは恋人・夫婦仲相談所のオウンドメディアです。恋人・夫婦仲相談所ではパートナーとの関係や性に関するお悩みに認定カウンセラーがお答えしています。ここではこれまでに恋人・夫婦仲相談所に寄せられたお悩みをご紹介します。同じようなお悩みを持つ皆さまの一助になれば幸いです。※個人の特定を避けるために匿名性を持って、ご相談時期等もずらしてご紹介しています。

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今回は、はるひさん(41歳の女性)から「主人とのセックスは最初から、付き合い当初から心地よくなく、痛い、早く終わってくれることを願っていました。パートナーとして好きという気持ちがありながら、ディープキスも嫌です。外国人の彼のセックスのほうがずっといいです。主人とはお金の価値観も違うし、離婚するのがいいのかどうか・・」というご相談をいただきました。


お悩み相談

夫婦の性格となれそめ

はじめまして。早速ですが、ご相談にのっていただきたくメールをします。

私:40歳(契約社員)、主人:40代、子どもなしです。

私はどちらかというと社交的で、彼はおとなしく、落ち着きがあるタイプです。正反対のタイプの二人でしたが、それだけにお互いが必要だと思え、あとは「人づきあいが下手な彼を守りたい!」という母性本能で一緒にいたようなところがあります。

理性的で知識の深い彼には尊敬もあります。他人に対して冷たいと感じることがありますが、私にはとても優しくしてくれました。

それでも30代後半にプロポーズされたときは、正直

「この人のこどもを生むのは嫌」とか「この人と明るい家庭を築けるのか」などの不安があり、なかなか入籍できませんでした。しかし、お互いの両親に押されて入籍しました。年齢もあるし、これまで長くつきあってこれたのだしとも思って。

専門学校への反対と大げんか

昨年、つきあってから3度目くらいの大げんかをしました。私が長年夢見ていた勉強を、専門学校で始めたいと言ったことがきっかけです。

現代的と思っていた彼の反応は意外なもので、「嫁さんになって、その年で、おかしいよ」と言われました。そのために貯金していた私のお金は夫婦のものじゃないかとか。(生活費は彼7:私3で入れていましたが、本当は不満だったようです)

その頃ちょうど、私は実家の家族を失った悲しみで鬱っぽくなっていました。その勉強が希望の光のように感じていたのですが、「結婚したら自分の人生をあきらめなくてはいけないの?」とか、心の中が混乱してしまいました。

その時に改めて、主人との人生観の違いを感じ、彼と人生を歩めるのかと心が凍りました。私の家族が亡くなったときも、気力を無くして家でうつろな私に、「仕事したら気持ちも晴れるんじゃない?」と少し疎ましそうだったのも辛かったです。

専門学校の開始と新しい出会い

結局彼を押し切る形で勉強を始めました。学校に通い始めて、ある男性(外国人で社会人)と知り合いました。私がそのままでいることを受け入れ、文化の違いもあってか、ものすごく優しく扱ってくれます。

彼の方法で、というより私の気持ちを想像しながら、いたわってくれるという感じでしょうか。(主人の場合は、いつも主人の思う形でした。プレゼントも、セックスも、弱ったときのアドバイスも)

お互いの気持ちを知りながら半年ほど友人でいましたが、3ヶ月ほど前に男女の関係になりました。主人とのセックスは最初から、付き合い当初から心地よくなく、痛い、早く終わってくれることを願っていました

パートナーとして好きという気持ちがありながら、ディープキスも嫌で拒否していました。主人とは、この1年半で5-7回ほどのセックスレスでしたが、その男性とは驚くほどスムースで、初めてセックスの良さ、相手を思いながらのコミュニケーションなんだなあと知ることができました。女としてとても幸せを感じられます。

外国人男性は、すぐに結婚を求めてきました。もともとすごくまじめな人で、こういう関係になったことにもお互い悩んでいました。とにかく主人のことが解決するまで、関係をストップしようと話しています。

主人への打ち明けと彼の反応

主人に「男性として見れなくなってしまった」ことと、「鬱だったころの対応や、勉強を認めてくれなかったときのことがつらかった」と打ち明けると、珍しく激怒し、しばらく精神的にバランスを崩してしまい、心配でした。

現在の生活

現在、家で主人と過ごしております。前以上に優しく接してくれています。ただこれまで問題になったことは、話し合っても話し合っても平行線できりがないから、忘れてやり直そうと言われました。

私は、申し訳ないという気持ちや尊敬はあるものの、やっぱり触れられたりセックスしたりが生理的に無理です。また、ここでなんとなく前の生活に戻っても、また同じようなこと(価値観の違い)で大きく後悔するんじゃないのかとか。その時に子どもでもいたらどうしようと考えると、今離婚するべきじゃないのかと思ったりします。

離婚を考える理由

離婚を考える理由としては以下の点です。

  1. セックスが苦痛。(現在はできない)
  2. 理詰めで、相手の気持ちを思いやれないときがある。
  3. お金の価値観。(主人はいいお給料をもらっているのですが、半分以上は自分のこづかいで数ヶ月に一度、まとめて不定額の生活費をくれます。私は薄給ですが、なるべく家に入れるように言われます。)

外国人の彼への愛情もあります。結婚するかどうかは別として、過去の関係と今も好きあっているのに主人に対して申し訳ない気持ちがあります。

離婚を迷う理由

しかし、私がすぐに離婚を決断できないのは、一人になる不安もありますし、彼が心配というのと、彼が悪いわけじゃないのにという罪悪感があります。また、幼い頃から母から言われていた「女が我慢するべき。離婚は人生を台無しにする」という恐怖感や、彼と普通に生活する分には、誰といるよりもラク(何もなければ性格的に穏やか)というのも本音です。

離婚を決心するべきか否かを考えているうちに、先週から体調に不調が出てきました。いい年をして、自分で自分の道がわからないなんて情けないですが、ご意見いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。


ご相談への回答

離婚の決断が踏み切れない妻に向けたアドバイス

恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。

はるひさん、とてもシビアな問題を、一生懸命分析しておられる様子が見て取れます。「離婚したいくらい夫が嫌いだけど、やっぱりできない…」と悩む妻の方々がたくさんいらっしゃる中、はるひさんは深いところまで考えていらっしゃいます。

結婚の時点での疑問に自問自答した結果の夫婦関係

そもそも結婚の時点で、両親に押されて結婚させられたという意識が残っているため、その部分は一生消えないのではないかと思います。

3年前に「この人のこどもを生むのは嫌」「この人と明るい家庭を築けるのか」と自問自答した結果が、今の現状です。この疑問に今、どういう答えを出そうとしているのか。

相談内容から察するに、すでにはるひさんのお気持ちは決定していると感じます。

母からの言葉の影響

お母さまがおっしゃった「女が我慢するべき。離婚は人生を台無しにする」は、現在の日本社会では、ぴったりあてはまらない台詞かもしれません。現に、私個人は離婚して、大大大ハッピー!スマイル!を完遂しましたし。

離婚後の人生

離婚後、どうアクションを起こすかで、人生が台無しになるか、人生が大往生するか、どちらかに転びます。夫とディープキスもいや、セックスも苦痛、お金の価値観も違う相手と、このまま幸せに老後を迎えることができるとは思えない、そのことに、はるひさんは気付いておられます。

ただ、人生で初めてのことで、本当に離婚していいのか不安だから恋人・夫婦仲相談所にお悩みを吐露したのだと思います。

今まで、ご両親など第3者の賛同を得ないと前に進めないタイプだったのかとも推測できます。そろそろ、ひとりで決意できる強さを持ちましょう!

決断は自分で

私が「キスするのもいやな男とよく一緒の家にいるわね。とっとと別れて、自分で稼いでお暮らしなさいな。」と言うのは簡単です。でもでも、決断するのは、はるひさんです。

大きな決断ですから、誰かに同意を求めたい気持ちは、よおおおおくわかります。

今のままで我慢するか離婚するかもう一度考えてみる

私が「はるひさん、今のままで我慢するのが一番得よ。1回だけ目つぶってセックスして、子ども一人つくれば、また変わってくるわよ。ディープキスはいやなんて言ってられないわ。キスもセックスも我慢我慢。ほかの男のこと考えてれば、ちゃっちゃと終わるわ。離婚したら女は大変よ。稼ぐし、穏やかだし、いいだんなさんなんでしょ。いいじゃない。」という回答をしたら、はるひさんはどうされますか?

もう一度、考えてみてください。あっ!お外の男性とは、現時点でエッチしてはいけません。心の中で恋愛するのはいいのですが、不倫は違法です!だめだめ。

パートナーとのお悩みは恋人・夫婦仲相談所へご相談ください

恋人・夫婦仲相談所ではパートナーとのセックスをはじめとする関係改善に向けた情報発信と相談受付を行っています。「誰かに相談したいけど誰に相談したらいいのか分からない」「パートナ―との関係に悩んでいる」など、解決に向けたきっかけが欲しい方は、匿名で悩みを投稿できる「トキメキ相談室」へ、ぜひお気軽に投稿してください。恋人・夫婦仲の専門家が皆さまのご相談にお答えいたします。

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この記事を書いた人

恋人夫婦仲所長。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察。恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。著作、講演、メディア取材多数。NHK離婚特集番組、セックスレス問題を考える番組等に出演。

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