【お悩み相談】過去の浮気で夫が怒り狂い、何度も殴られる…離婚はしたくありません

今回は木の実さん（33歳の女性）から「私の結婚前の浮気の事で主人が怒り狂い、殴られました。離婚も迫られましたが私は離婚したくありません。その後も主人が過敏で何に対しても怒ります」というご相談をいただきました。

過去の浮気の発覚

結婚して丸5年、主人（O型、33歳）、娘一人のワーキングマザー（33歳）です。

今の主人と結婚する前に、私がした浮気について主人が激怒しています。主人とは18歳からの付き合いで、約10年の交際を経て結婚しました。その交際期間に、私が研究室の先輩に告白されました。その先輩に対してはなんとも思っていなかったつもりですが、月日が経過して体の関係を持ってしまいました。

夫と別れたくないから嘘をついた

浮気が発覚したとき、当時彼氏だった主人からは「キス以上のことは無いんだな？」と聞かれて「ない」と答えました。本当はあったにもかかわらず、主人と別れたくないと思ったからそう答えました。どう考えても自分勝手なことでしたが、結局今の主人と結婚し、子供を授かりました。

夫とのセックスレス解消のために打ち明けた

産後の3年以上のセックスレス（私に全く性欲がわかなかった）にとうとう痺れを切らして、どういうわけか過去の話（浮気のこと）を再度問い詰められました。隠し事はしたくない思いから、とうとう体の関係について主人に打ち明けました。

家族共々体調不良…夫からの暴力

そのせいで主人はショックから体調を崩し、子供も体調を崩してしまい毎晩大喧嘩。最後には主人から殴られて「助けて」と絶叫してしまいました。悲鳴で駆けつけた同居している主人の両親に、初めて過去を話しました。そのあと、私は近所にある実家へ戻って事の次第を話し、互いの両親を交えて2回の話し合いをしました。

子どもと一緒にいたいけど離婚を要求されている

主人からは、私がした行為は婚姻関係中（口約束でも認められるらしく）に行った「不貞行為」にあたるので親権を主人に渡して、離婚してほしいと言われました。一家離散だけはしたくありません。子供と一緒に居たいからと私は離婚を拒否、元通りにはならないけれど、現在は頑張る母親になれるよう努力しています。

その大騒動から1週間経過しましたが、とにかく主人が過敏で何に対しても怒ります。どう接しても気に障るようで疲れてきました。無能で仕方がない人間な私ですが、アドバイスをいただけたら何よりです。よろしくお願いします。

妻の浮気を許さない夫と今後向き合うには

恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。

木の実さん、なるほど、木の実さんは自立している女性ということがよくわかります。「すっきり別れて誰に属することもなく一人でいればよかったのですが」というセリフは、なかなか我が国の妻達の口からは出にくい言葉です。しっかりご自分を持った方だと思います。

女性の浮気を許せない男性は一定数いる

一昔前の妻達のあいだで、男の浮気は甲斐性だから、私にわからなければ浮気されてもしかたないというイメージがありませんでしたか？最近は、浮気発覚と同時に怒り爆発でモンスターになってしまう妻の方々が増えてきたような気がします。

逆はどうか？個々のカップルの相手の受け止め方の問題ですが、「男は浮気してもまあ、しょうがないが、女はいかん！」という男性側の風潮もありそうな気配。

妻の浮気について殴る夫もいれば許すタイプもいる

木の実さんの夫は、自分なりの倫理観があり、ぜったい許せない、と怒り沸騰されたのだと察します。木の実さん、夫が妻の浮気についてはモンスター化して殴るほど興奮するタイプと、予想できていませんでしたか？

夫婦のトラブルはそれぞれで、同じ行為発覚でも「あ、あいつとやっちゃったんだ！　でも結婚前の事だし、時効、時効ーーー☆」と笑い飛ばす夫だってごまんといるのですよ！

妻の浮気を許せないタイプの夫だと気づくべき

木の実さんの夫には、言ってはいけないことがあると気づきませんでしたか？暴走の片鱗は普段は見せていませんか？だんな様に取っての逆鱗でした。婚姻関係中の「不貞行為」とまで言及し、殴るというのはひどすぎると思うのですが、木の実さんを愛するがゆえの暴走か。男のプライドか。

木の実さんが努力しているのに、つねに過敏に反応され、怒り続ける夫と一緒にいると、こんどは木の実さんの神経がすり減って、心の病になる可能性もあります。暴力も心配です。

浮気以外にも理由はある

ただし、木の実さんの反省点もあります。産後の3年以上のセックスレスと、ご自分を無能だと、自虐体質になっていらっしゃることです。前者はあやまって済むものではないですが、きっと、夫の暴走の要因になっています。

振り返って、なぜそうだったのか順序立てて夫と話し合うべきです。夫は「妻に愛されていない」と感じていたのかもしれません。それは哀しいことです。

自分を取り戻し、危険なら逃げることを優先しよう

後者については、殴られたり、なじられたりしたあとなので、木の実さんが一時的にそうなっていらっしゃるのかもしれませんが、本来のご自分の自信を取り戻してください。きっと、賢くて、きりっとした女性なのですから。ご報告をお待ちします。

次回殴られたら、別居という形でも考えるようにしたほうがよいと思います。身の危険はいちはやく察知してください。お子さんを守るためにも、殴られたら逃げ出してください。