【お悩み相談】男は何歳でも母が買ってきたパンツをはくもの?過干渉な義母との関係

専門家が皆さまの性・心と体・パートナーシップに関するお悩みにお答えします

近しい悩みを持つ皆さまの一助になるよう過去に寄せられたお悩みをご紹介します。

※あらかじめご了承をいただき回答を掲載しております。また個人の特定を避けるために匿名性を保ち、内容を一部変更してご紹介しています。

今回は、越海さん(33歳の女性)から「義母が、『あの子のパンツまだあるかしら。ウフ』と言います。男性は、30代も後半になって母が買ってきたパンツはきますか??」のご相談をいただきました。


お悩み相談

30代後半にもなって母が買ったパンツを履いていた

私は現在、夫の仕事で海外に住んでいます。先日、夫(38歳)が日本へ出張から帰ってきました。

その後、洗濯をしていたら、夫が普段選ばないような下着が入っていました。夫に尋ねると、それは夫の母が買ってきたとのことでした。

でも…30代も後半になって、母が買ってきたパンツを履く?義母も、いつまで息子にパンツを買ってくるのでしょうか?それって変ですよね。自分で断ったらいいと訴えたのですが、夫は「好意でしてくれたものだから」と、全く意に介してくれません。私の気持ちに木枯らしが吹いたのは言うまでもありません。

義母との過去の会話「あの子のパンツはまだあるかしら?」

実は、以前私が日本に帰国した際、義母と二人で話していた時に「『あの子のパンツまだあるかしら。ウフ』と義母が言ったことに驚き、『まだありますよ』とだけ答えたことがあります。

今回、夫の帰国前に「パンツは多めに持っていって、日本の実家に置いてきなよ」とアドバイスしたのですが、実際に持っていったのは数枚だけだったそうです。夫と二人でデパートに行ったときも、何度も「パンツ買う?」って勧めましたが断られました…。

親離れ、子離れができていない夫と義母なのでしょうか?どうしたら、私の不快な思いに気付いてもらえるのでしょうか?

気になったこと:男性はいつから自分でパンツを買うの?

そこで気になったのが、男性は自分のパンツをいつから自分で買うのか、ということです。男友達に尋ねたところ、結婚前まで母が買っていたという人が多いようです…。

もう一つ、男性にお尋ねしたいです。下記のような女性とセックスする気が起きますか?

「私の下着はパパが買ってくれるの。パパったら私が結婚してもまだ下着を買ってくれるんだけど、好意だから断れないの。私の趣味とはズレてるけどね。」

夫が言っていることを女性の立場でひっくり返すと、こういうことになるのですが…こう言ったら、わかってもらえるでしょうか?夫を男として見られなくなりそうです…。


ご相談への回答

過干渉な義母との関係と夫への伝え方

恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。

越海さん、オトコたるもの、ママにパンツを買ってもらうなんてもってのほかです☆越海さん、「不快に思う」ことはしっかりと伝えた方が良いです。

母親の好意という意味で受け取っているだけかも?

子離れできない親(特に息子離れできない母親)は、現代ではよくあるケースかもしれません。そうやって他人の世話を焼くことに、自分の価値を見出す女性ですね。ちなみに、うちの夫にも昔、義母が用意した下着が山ほどありました。

夫も物を粗末にできない性格なので、意に沿わないながらも、ぼろぼろになるまで着ていました。でも、夫はそういう自分の趣味でない物を押し付けられるのが嫌なので、言いづらいながらも、しつこく繰り返してやめてくれと頼んだようです。近頃、ようやく通じたようです。

越海さんは夫の趣味をご存じなんですね。ご一緒にお買い物なさったこともあるのですか?男性は、着る物を意に介さないことが多いと思いますが、夫は、単に好意として受け取っているだけかもしれません。

「パパが買ってくれる下着」とは比較が難しい

「私の下着はパパが買ってくれるの。パパったら私が結婚してもまだ下着を買ってくれるんだけど、好意だから断れないの。私の趣味とはズレてるけどね」

このたとえは相当に無理があると思います。なぜなら、日本女性の多くは母親の役割を果たす=家族の面倒を見ると考えており、その延長線上で「家族の下着を購入する」という仕事が含まれているからです。

家事も炊事もしない男性が娘の下着だけ買うのとは訳が違います。だから、たちが悪いと言えばそうなんですけどね…。

義母にあえてセクシーブリーフを買ってもらうよう勧める

ここはひとつ、お母様と一緒にメンズ下着売り場に行って、ドルガバのセクシーブリーフを指さし、

「おかあさま、これ3枚買って頂けませんでしょうか。最近、こういうのが好きみたいで。私も、もっこりセクシーで燃えるんです。おほほ。」

と言ってみるのはいかがでしょうか。1枚5,000円としても1万5,000円。大もうけですね(^^)。

息子離れできない母親は現代ではよくあるケース

お義母さまは、もしかしたら子離れできていないかもしれません。しかし、そこまで介入するのは嫁の役割としてどうでしょうか?幸い、遠く離れていらっしゃることですし、たまのことなら目をつぶるのも一つの手かもしれません。

お義母さまと張り合うと、夫がつらい思いをするかもしれません。今のところ、夫が親孝行できる機会はそう多くないと思うので、めったにない機会に親孝行してもらい、円満にいくなら、それでも良いのではないでしょうか?

もし、夫がありがた迷惑だと思っているなら、いずれはきちんと言うことが必要かと思います。定期的に夫が日本に帰国するのであれば、荷物が減るという実用的な理由で、お義母様が買ったパンツを日本の実家に置いておき、越海さんのところには持ってこなければ良いのでは?

その後の越海さんからの報告

越海です。お返事ありがとうございました。三松所長のドルガバのセクシーブリーフ案には笑って、元気が出ました!

義母さんもパンツをたくさん買っていたんですね。ヨーロッパのお母さんもそうだとは思いませんでした。三松さんのご指摘の通り、義母は子離れできないタイプです。夫といると、恋人のようにあれこれと世話を焼きます。

三松さんの仰るとおり、親孝行だと思って目をつぶる方が良いかもしれません。そして、ご報告です。あれから、夫に「不快に思うこと」を伝えました。

親離れしてほしいこと、パンツは自分で買ってほしいこと、夫の家に行った時に私が義母に不快なことを言われても、今まで何もしてくれなかったことを伝えました。夫は、「確かにちょっと子供っぽいことだったと思う。それは改める」と謝ってくれました。

そして、翌日にはなんと夫が義実家に電話して、義母に「随分前の事だけど、越海にこう言った事は良くない」と言ってくれたのです。私は驚きました。理由を聞くと、「今まで援護射撃したことがなかったから」と言ってくれました。

パンツの事は言い忘れてしまったそうですが、次回は言ってくれるそうです。そして、週末には一緒にパンツを買いに行きました。夫は嬉しそうでした。

たかがパンツ、されどパンツで大騒ぎしたものの、大きな一歩を踏み出すことができました。


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どうぞ一人で抱え込まずに、私たちに頼ってくださいね。

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この記事を書いた人

恋人夫婦仲所長。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察。恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。著作、講演、メディア取材多数。NHK離婚特集番組、セックスレス問題を考える番組等に出演。