現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、彼女のイメチェンさえも気づかない鈍感アラサー男。三松先生が、鈍い彼氏をデキ男に育てる条件と方法を伝授します!
※こちらは過去にananwebに掲載された記事を株式会社マガジンハウスの承認のもと「トキメキ」に掲載しています。
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【レスなひとびと】vol. 35
遼太郎(27歳)「気づけよそのくらい!」と女子に言われ続ける反応レス男。鈍い彼氏、どう育てる?
遼太郎は、今時はやりの塩顏イケメン。過去何度か合コンで出会った女の子のほうから告白されて付き合ったこともある。まあ人並みのモテ具合。しかし、付き合った彼女に、いつも愛想を尽かされる。理由は明白。ものすごく鈍感だからだ。彼女がどれほどイメチェンしても気づいてやれない。反応ゼロ態度。この鈍さ、生まれつきだ、しょうがない。
「遼くんはねー他人に興味がないんだよね。私が露出したワンピースを着ようが、ロングをバッサリショートにしようが、気づかないんだもん。遼くんがショートヘア好きだっつったのにさ」
週末、元カノの彩佳とランチをしているとそう言われた。
「なんだ、そんなことが不満だったのか。なら付き合ってるときに、そこに腹立つ! と、ハッキリ教えてくれたらいいのに」
「そんなん、喧嘩売っているみたいじゃん。そのままだと一生フラれ続けるよ」
ハッキリ言われたことにプチ傷ついた。自分の不甲斐なさで別れたのに、今でも仲良くしてくれる彩佳には感謝している。
「ねえ最近イイ感じの子とか、いるの?」
彩佳がギロっと睨みながら聞いてきた。
「うーん。今のところいないなあ。彩佳と一番よく会ってるんじゃないか?」
まんざらでもなさそうに彩佳が口もとをゆるませる。
「今日は夜、どこかへ呑みに行こっか」
バーに寄った帰り、彩佳が帰りたくないと言い出した。久々の歌舞伎町のホテル。我慢した。いちおう交際は終わっている。今は飲み友だ。だが、横でスヤスヤと眠っている彩佳を見ていると股間が盛り上がる。そりゃそうだ。
抱き寄せた途端、
「遼くん! 好き」
彩佳が首に手を回してきた。とりあえず突っ込もう。昔みたいに彩佳の中がキュッとしまり、そのままフィニッシュ。あぁぁ、久々の快感。
翌朝、手をつないで駅まで行く。彩佳が「またね」と言ったので、遼太郎なりに優しい言葉をかける。
「ありがとね、エッチさせてくれて。でも俺とばかり遊んでると、次の彼氏できないぞ。俺と会うより街コンとか行けよな。最近はすっげえアプリもあるんだぞ。1時間後には会えるシステムの」
その瞬間、彩佳の頬がクシャっとゆがむ。
「そういうところが、鈍感なのよ……大嫌い! もう一生会わない」
それからは彩佳に着拒された。半年前に別れようと言ったのは、あっちだ。さらに嫌われるとはどういうこっちゃ。
鈍感な男性=悪ではない!気遣いできる男に育てる方法
遼太郎くんのように、驚くほど鈍感な男性は少なくないです。鈍感な男=絶対悪だというのではありません。
でも彼が鈍感なぶん、気を回してオーバーアクションすることになるのは女性のほう。鈍感男に惚れて、それでも付き合うと決めたなら、母のような気持ちで、”女心汲み取り方法”を教えていくしかありません。トイレみたいな言い方ですが。
そう! 反応が機敏で、気遣いができるイケてる男に育てるのです。
レディーファースト徹底で、女心をブルブル揺さぶる男友達が何人かいます。彼らは年上の彼女に地道に教育されたと言っています。具体的なダメ出しを何度も喰らい、自分の鈍さを把握したと。
連絡のマナー、デートのマナー、夜のマナー。
なるほど、教育ね。ただし、教育すれば反応が変わる素直さがあるかどうか見極めなくては。鈍感で、素直でない頑固男だと難しい。女性が疲弊するだけです。打てば響く相手かどうかまず見極めて。
これは男性だけではなく、鈍感女性にも言えることです。「私は不器用だから」と開き直るのではなく、彼氏が気持ち良くなる術を学ぼうとする心構えが相手とのより良い関係を築くのです。
「彼氏育ては1日にしてならず。上手に褒めて育てておだてて、女心汲み取り方法を叩き込む!」
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