専門家が皆さまの性・心と体・パートナーシップに関するお悩みにお答えします
近しい悩みを持つ皆さまの一助になるよう過去に寄せられたお悩みをご紹介します。
※あらかじめご了承をいただき回答を掲載しております。また個人の特定を避けるために匿名性を保ち、内容を一部変更してご紹介しています。
今回は、雲彦さん(37歳の男性)から「土曜日にするルールを作ってみたものの最近妻の拒否が強く、怖くて誘う事もできません。」というご相談をいただきました。
お悩み相談
セックスレスになった経緯
妻は34歳で3歳の子供が一人。同居している私の祖母(82歳)を含めた4人家族です。
妻の妊娠が分かる前は、私が仕事で疲れてセックスを拒否していたこともありました。長男の出産が分かってから出産までの10ヵ月と、育児期間約2年間の約3年間はセックスレスでした。
妊娠中はセックスへの抵抗があり、自らしませんでした。出産後は切開した妻を気遣い、約1年は可哀そうでできませんでした。その後1年間は言い出しにくく、気が付くと1年経過していました。
セックスレスによる妻の気持ち
勇気を出して話し合いをし、妻も気にしていたようで一時的にセックスができるようになりました。しかし、妻の「仕事と育児、同居の祖母の関係でそういう気分にならない」との理由で、再びセックスレスに戻りました。
ルールを設けるも解決しないまま…
毎週土曜日にセックスをしようというルールを作り、約1ヵ月間はできましたが、その後は再びセックスレスに。妻から「誘うまで待ってほしい」と言われ、2ヵ月が経とうとしています。
このまま待ったほうがいいのか、それとも妻には他に嫌な理由があるのか、相談しています。

ご相談への回答
妻の拒否が強くてセックスレスに陥ったときに
恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美より回答します。
雲彦さん、なるほど、妻側の拒否事例ですね。寝室問題に真面目に向き合っていて偉いと思います。「毎週土曜日にセックスをしようというルール」も苦肉の策のようですが、多くの日本人カップルがそうしないと本当にしなくなってしまいます。
セックスのルール作りについて
セクシーな気分でお互いが求め合うのが理想的ですが、性欲を自然に任せるのは時期がいくら待っても来ない夫婦が多数派です。セックスのあるなしに目をつむってしまう夫、諦めてしまう夫、風俗で処理する夫、一人エッチに全てをかける夫など様々ですが、雲彦さんは話し合いをしたりルールを作って改善のために動いているのが素晴らしいです。
妻がセックスに対してどう思っているのか考えて
奥さんは性についてそれほど興味がないか、行為自体が好きではないかもしれません。夫の欲求と妻の欲求は必ずしも一致しません。「性欲曲線のすれ違い」を埋めるのはお互いの努力が必要です。日頃のコミュニケーションがものをいいます。
セックスレス脱却には課題が山積み!一つずつ解決して
まず雲彦さんが日頃の話し方、接し方、セックスの導入など、奥さんが「もっとしたい」と思うように努力してみてください。性の悦びに気づいてもらうにはどうするか、課題は山盛りです。
ちなみに寝室問題をうやむやにしてしまう男性は、20年後に妻側が「もう一度抱いて」と言い出す場合もありますが、その時夫側は萎えまくっているという不運な現実があります。雲彦さんのみならず、妻に拒否されている夫の方々は早めにどうにかしておいてください。
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過去のご相談事例
性の専門家がお悩みに寄り添います
※匿名でお悩みをご相談いただいたご本人に許可をいただいて掲載しています。
