【最近レス気味と思ったら要チェック!】セックスレスになる原因を一挙紹介!

セックスレスは夫婦の数だけ様々な原因があり、複数の原因が絡み合って起きています。今回はセックスレスのよくある17の原因・要因を洗い出し、夫婦円満の秘訣をご紹介していきましょう。

目次

セックスレスになる「17の原因」

セックスレスになる原因は千差万別。夫婦の数だけ様々な原因がありますが、ここではよくあるセックスレスの原因となるものを挙げていきます。

自分の日頃の行動を思い出しながら見てみてくださいね。もしかしたら、気づかずにセックスレスを引き起こしていた行動が見つかるかもしれません。

セックスレスになる原因❶:コロナによる関係性の変化

2020年に差し掛かるころに起きたコロナは私たちの生活様式を一変させるだけでなく、実は水面下では夫婦の関係性の名運を分ける転機ともなりました。

在宅勤務化により一緒にいられる時間が作れるようになったと喜んでいたのも束の間、一日中パートナーと顔を合わせることで些細な喧嘩の頻度が増えたり。家事を分担するようになり、お互いの価値観の違いが明るみとなったり。コロナによる自粛期間を経て、セックスはおろか会話すらままならない状況に陥った家庭もあります。

また、夫婦仲は円満だけれど自粛中にセックスレスへ突入したという夫婦もいます。

30代女性

「以前は一緒に過ごせる土日のどちらかで必ずセックスをしていたのですが、自粛期間中で毎日一緒にいたことで、きっかけがなくなり、気づけば数ヶ月していません・・・」

20代男性

「結婚してすぐにコロナとなり、四六時中顔を合わせて一緒に生活をするようになると、相手の異性としてのドキドキ感はなくなりました。妻への愛情は深まったけれど、セックスはもういいかなと思うようになった・・・」

一緒にいる時間が増えたことで寧ろセックスのきっかけを失ったという声、また相手の生活感を感じる事でドキドキ感が薄れたという声が挙がっています。

セックスレスになる原因❷:日常の不満が溜まっている

ストレスと性欲は密接な関係があり、特に女性は相手がトキメキを与えてくれる存在であるほど、セックスしたいと性欲が湧くもの。

けれど、「家事はやってもらって当たり前」「子どもに関わろうとしない」「自分の存在をないがしろにされている」など、日常の生活の中で相手への不満が積もっていると話は違ってきます。

日頃の生活で不平や不満を感じるパートナーは、トキメキどころか、ストレスを与える存在となってしまいます。そんな相手から誘われたら「セックス?ふざけるな!」と思ってしまうのです。

セックスレスになる原因❸:セックスよりも気楽な娯楽でストレス発散したい

最近はスマホゲーム、Youtube動画、Netflix、SNS巡りなど、自宅で手軽に楽しめる娯楽が増えており、セックスよりもそういった娯楽の方が気楽で楽しいと考える若者が増えています。

仕事から疲れて帰宅し、ボタンを1つ押せば、ベッドやソファに横になりながら没頭することができます。

一方、セックスは、相手を気持ち良くしてあげたいというプレッシャーや、相手が気持ち良くなれているかなと気遣いが伴うもの。さらに腰を激しく前後に動かし続けるので、その運動量はジョギング5分に相当すると言われています。

日頃仕事で疲れた現代人たちは、心も体も駆使するセックスよりも、気軽な娯楽を優先したいと考えるのです。

セックスレスになる原因❹:日常のコミュニケーション不足

「会話レスはセックスレスの始まり」とも言われるほど、パートナー同士の会話の量はセックスと深い関係があります。

例えば「勤務時間の違いで会話する時間がとれない」「そもそ相手に対して不満があってしゃべりたくない!」「長年連れ添っている訳だし今更会話なんて…」など、コミュニケーションがない生活を送っている家庭では、セックスをする関係性になりにくいもの。

「会話レスはセックスレスの始まりということを頭に入れておきましょう。

セックスレスになる原因❺:身だしなみにだらしなくなった

一緒に生活していると、どうせ変化しても関係性は変わらないとか、身なりに気を遣うくらいなら家でゴロゴロしたいと考えている人も少なくないはず。

けれどセックスレスの原因を聞いてみると、「だんだん加齢臭がしてきた」「お風呂に入らずベットに直行していて不潔」「歯磨きもしないし口腔ケアもしなくて口が臭い」「ヨレヨレの肌着やパンツでも気にしない」「ハゲてきた」「髪がボボサ」「おじさん(おばささん)体型になってきた」などなど、身だしなみがだらしなくなってきたことで、異性としての魅力を感じづらくなったという声を多く聞きます。

体臭や体型がマイナスに変化していくと「あの頃の魅力的な姿はどこへいったんだ!」と幻滅してしまいます。基本的なエチケットすらできないと、セックスばかりか、スキンシップすら避けられてしまう原因になります。

セックスレスになる原因❻:過去の浮気

パートナーの浮気を表面上は許してくれていても根っこではそのショックを引きずっているケースもあります。

20代女性

「過去に一度浮気をされてその時は許したけれど、どうしても夫とセックスをする気になれません・・・」

20代女性

「別の人とシていたと思うと、いまだに触れられたくないです!」

浮気を許してくれたことへの感謝ととにかく誠意を見せ続けることが第一歩です。

セックスレスになる原因❼:妊娠中や産後の心と身体の変化による「産後レス」

女性の妊娠・出産は心と身体に大きな変化を及ぼすものであり、副次的にセックスレスのきっかけともなりやすい出来事です。恋人・夫婦仲相談所の相談傾向からみると、20~30代のセックスレス理由で最も多いのが産後です。

妊娠初期の辛い悪阻からはじまり、大きくなるお腹によるマイナートラブル。産後は体内のホルモンバランスが変化し、母乳分泌を促すプロラクチンによって性欲減少を起こすなど様々な変化があります。

また、そんな妊娠や出産の変化を理解せず、しんどいときに助けてくれない、妊娠前と同様の生活を送るなど思いやりのない態度に辟易し、理解しようとしない男性に嫌気がさしてしまう女性も少なくありません。

「産後の恨みは一生」といわれるように産前・産後に起こった出来事は10年以上経っていたとしても忘れられません。例えば「産気づいた妻を残して飲み会へ」「産後の体調不良でも家事育児ワンオペ」など、人生の中で一番大変な時期に助けてもらえなかったり大事にされていない記憶は年月が経っていたとしても前向きに捉えられるものではないのです。

夫は何気ない日常であったとしても妻にとっては傷つけられた出来事。これら産後のトラブルは熟年離婚につながる要因にもなります。

一方、夫側からは、出産による体型や態度の変化から女性ではなく母としての妻に萎えてしまったり、母乳育児や川の字寝による親子同室での就寝といった誘いにくい環境などから、セックスレスになってしまうこともあります。

セックスレスになる原因❽:誘いを無下に断った

もし過去にパートナーからのセックスの誘いに対して、理由もなく断っていたり、「自分ですれば?」「性欲強すぎない?」など相手を傷つけるような表現をしていたら要注意です。

体調が優れなかったり大事なプレゼンを控えていたりと、余裕がなくセックスをしたくない時は当然誰にでもあるもの。ですが、できない理由を明示しないまま「今日はダメ!」と断ってしまったり、「明日は早いから無理」となんとなくで断っているのはNGです。

セックスをしようと誘ったのに、理由もなく断られてしまうと「自分のことをもう異性として見れなくなったんだ・・・・」「次も断れて傷つくのは嫌だからもう誘うのはやめよう」と次回から控えようと思ってしまいます。

セックスを断りたいのであれば、「今日はできないけど明日なら大丈夫だよ」「次の休みにしようね」と代替え案を出しておくことで誘った側も「拒否されているわけじゃないんだ」と自信を失くさないような前向きに捉えられるようになります。

また、誘った側も理由を明示してくれたら「今日は体調が優れないんだな」「次の休みまで頑張ろう」と次のセックスに誘うときも躊躇せずに伝えられるようにもなります。

セックスレスになる原因❾:結婚前と後でまるで態度が違う

付き合っていた頃は「記念日には豪華なディナーに連れて行ってくれる」「美味しい手料理を作ってくれる」など、当時のパートナーは誰よりも輝いているように見えますよね。

しかし中には結婚後になると、「記念日すら覚えていない」「手抜き料理ばかり」「上から目線で指示してくる」など、結婚前はこんなんじゃなかった・・・と思う方もいるでしょう。

結婚前と後で態度が全く違うパートナーのギャップに耐えられず「セックスに誘われてもそんな気になれない…」と思うのです。

セックスレスになる原因❿:独りよがりな性行為になりがち

昔に比べ、動画コンテンツや電子書籍の流通により手軽にアダルトコンテンツが楽しめるようになってきました。

しかし、アダルトコンテンツは動画・書籍としてユーザーが楽しめるものであって、女性が喜ぶ行為を学べるノウハウが載っているわけではありません。アダルトコンテンツで得た知識を鵜呑みにして、「女性はこうすると喜ぶもの」と勘違いしてパートナーにしてしまうと、相手は本当は痛かったり嫌だったりしているかもしれません。

パートナーが満足しないセックスは独りよがりの性行為であって自分自身がただ満足しているだけに過ぎないということを忘れてはいけません。

また、ロマンチックな雰囲気作りや十分な前戯もなく、すぐに挿入をして自分だけ満足して終えるようなセックスをしている男性は要注意です。パートナーを惨めで寂しい気持ちにさせているかもしれません。セックスは愛情を確かめ合うための二人のためのコミュニケーションであるということを忘れてはいけません

セックスレスになる原因⓫:男性のEDや”妻だけED” / 女性のFSD

「ED(勃起機能障害)」とは、身体的問題で起こる男性性機能障害の一つです。一方、女性もFSDと呼ばれる性機能障害があり、性交時に痛みを感じたり、セックスを怖がり避けるなど幅広い症状があります。

また最近では「妻だけED」という言葉も広く知られるようになってきましたが、AVなど見る際には勃起するにも関わらず、妻にだけ勃起できないという病気があります。

妻だけEDには様々な理由がありますが、妊活のためにセックスが義務化している・プレッシャーを感じる、マンネリ化しているなど、心因的な理由に起因します。年齢により勃起がしづらくなっていることを「妻だけED」と勘違いしているケースもあるようです。

まずは目の前にいるパートナーがどんな理由でセックスができない/したくないのかを知っていくようにしましょう。

セックスレスになる原因⓬:強いストレスがある・メンタルが弱っている

「仕事でトラブルが続いている」「激務が続いている」「最近思ったように物事が進まない」などストレスをためすぎてしまい、メンタルに不調をきたすと、性欲は減退してしまいます。

風邪や発熱していると性欲が湧かないのと同様に、性欲が湧くためには精神面でも健康な状態である必要があります。

メンタルが弱まっている状態でさらに、「うまく勃起できない自分が情けない」「相手の誘いに応えられない自分が辛い」など、より一層精神的に追い込まれてしまうことがあります。

パートナーをまず元気づけること、十分な休息を取ってもらうことを優先しましょう。

もし精神的に参ってしまっているような状況の時には、メンタルクリニックを受診し、精神的回復ができるようにサポートしていきましょう。

セックスレスになる原因⓭:セックスにおいても完璧主義

子供が転んだだけでもすぐに親が助けてしまうなど、幼少期から失敗をさせないようにする家庭が昔より増えていますが、こうすると成長した後も過剰に失敗を避けようとします。勉強やスポーツだけでなく、セックスに対する考え方も例外ではありません。

例えば途中で中折れしてしまった、濡れなくなってしまったなど、ムードが半減してしまう失敗は、完璧主義なパートナーの自尊心を大きく傷つけてしまうトラブルです。

「相手を満足させられなかった」「セックスで失敗するくらいならもうやりたくない」と避けがちになってしまいます。

また完璧主義やプライドの高いパートナーであれば、セックスで失敗することに対して「こんな失敗ありえない」「こんな屈辱感味わいたくない」などと考える方も。

セックスが失敗してパートナーが落ち込んでいたとしても失敗はつきものだと前向きに捉え、まずはスキンシップからはじめるなどスモールステップで満足のいくセックスができるようにしていきましょう。

セックスレスになる原因⓮:ライフステージと共に関係性の変化

好きな人同士付き合いはじめ、結婚し、子どもが産まれる…人生においてライフステージの変化はパートナーとの関係性をも変化させていきます。

例えば、新婚時代はセックスレスとは無縁だったのに子育てに奔走し、気づけばパートナーとのスキンシップすらない…子どもが巣立ち夫と2人暮らしになったけど夫婦間でコミュニケーションなんて無いに等しいけど今更セックスなんて…と考えている方もいるでしょう。

このようなライフステージの変化によってパートナーとの関係性もどんどん変わり、気づけばセックスレスになっていたり、レスのまま時間だけが過ぎていたりすることも。

こうした「いつのまにかセックスレスになっている」ときは、一度パートナーとの関係性を見つめなおす時間を作ったり、今後どうやってお互い理解を深めるか考える機会を作ったりする必要があります。

セックスレスになる原因⓯:ただの同居人と化している

長年、結婚生活をしていると、かつて好き同士だったにも関わらず、ただの同居人と化している…。マンネリ化が続き、パートナーを同居人としてしか見られない状態が続くとやがてアッサリとした関係性に居心地よさを覚える人もいるでしょう。

「パートナー=同居人」「ただの同居人なら別にセックスレスしなくていいや」「風俗やセフレと済ませても変わりない」なんて思い、ますますパートナーとのセックスが遠ざかっていきます。

お互いをただの同居人でしか見られないとなると、コミュニケーションも薄れ、喧嘩すらしなくなるドライな関係性へと変わっていくのです。先ほど「会話レスはセックスレスのはじまり」というように、同居人のようなあっさりとした関係性は会話もレスになり、ますますセックスレスを加速させる要因となりうるでしょう。

セックスレスになる原因⓰:パートナーが更年期障害

更年期障害といえば女性がなるものと思いがちですが、男性も例外ではありません。男女問わず更年期障害はホルモンバランスの乱れ、ED/FSDといった性機能障害を引き起こす要因となるのです。

特に女性は更年期障害に加え、閉経によるトラブルもあります。閉経後に起こるGSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)は性交時に痛みを伴ったり、潤いが不足になり性器を傷つけてしまう恐れがあります。

ちなみに最近では、30代で既に若年性更年期障害と呼ばれるトラブルを抱えている方も少なくありません。

「まだまだ若いのに勃たなくなった」「30代で濡れない」など既に性機能障害を引き起こしていることも増えてきています。

他にも年齢による健康問題、生活習慣病といった要因も性機能障害を引き起こす恐れがあるので、「パートナーとセックスしたいのにできない」と悩んでいる方はクリニックを受診してみるとよいでしょう。

セックスレスになる原因⓱:夫源病・妻源病

「夫源病/妻源病」とは、夫/妻からの心ない言動・暴言や行動により、自律神経が乱れてめまい・動悸・息切れといった症状を引き起こすストレス障害です。

明確な原因は分からないものの、相手に対して依存傾向にあったり対等な立場に考えられない/捉えられないことで起こりやすいとされています。

夫源病/妻源病を発症すると、逐一相手の言動や行動・態度に心が乱れ、日常生活に支障をきたしてしまうほど。このような心の状態ではセックスに応じることすらままなりません。

セックスレスを解消する前にまずはお互いの気持ちを理解し、それぞれが精神的にも経済的にも自立できるような環境をととのえていくようにしていく必要があるでしょう。

「仲良し夫婦」なのにセックスレスになるのはなぜ?

「喧嘩なんて無縁」「友達のような関係」…そんな「友達夫婦」であっても場合によってはセックスレスに陥ることがあります。

セックスレスは夫婦関係が破綻している場合に起こるもの、ではなぜ仲がいいのにセックスと離れた関係性になるのはなぜか?その理由をみていきましょう。

ライバル関係だから

夫婦仲の良い、いわゆる「友達夫婦」は夫・妻共に自立心が高く、フラットな関係性であることが多いです。

家事をはじめ、家計管理や育児などあらゆるものの役割分担がハッキリしており、夫婦というよりチームプレーで生活しているようなもの。もっといえば、仲間でありライバル関係になっていることも。

例えば、夫(妻)のひとりが映画やゲームを楽しんでいると「じゃあ僕(私)も何か違うことしてよう」と互いに干渉せず、それぞれが一人の時間を楽しむ傾向があります。つまり、お互いの意見、自分のライフスタイルを優先するあまり、相手との意見・行動に対して妥協する点が見出せなくなるのです。

また、折角パートナーを誘ったとしても断られたら「じゃあ一人で寝ようかな」「疲れているだろうし、まあいいか」とあと一押しすることもなくセックスをしない空気が当たり前になり、セックスレスの状態になるのだといえます。

ママだから

友達というよりも親子のような関係性の夫婦で、女性が家庭内でリーダーシップをとっており、男性が甘えているパターン

しっかり者の妻×甘えん坊の夫の構造はまるで親子関係のような夫婦であるため、自分の母親に性欲を感じないのと同様に「母親のような妻」に対してセックスをしたいと思えないのです。

だからといって女性から「じゃあしましょう」と誘うのは気が引けるもの。また男性側も女性が恥じらいを持って応じてくれることに燃え上がる本性があります。

まずは普段の「ママ」を辞めてパートナーに甘える時間を増やしていくこと、そして真正面から誘うのではなく、甘えながらスキンシップを増やしていき、男女の雰囲気を作ることから始めましょう。

面倒を避け合う関係

喧嘩を全くしない夫婦は裏を返せば「バトルして泥試合になりたくない」平和主義者同士なのかもしれません。もちろん、ほんとうに喧嘩をしない夫婦もいますが、些細な喧嘩さえも避けたいとパートナーが考えて関係性を保っているならどうでしょう。

例えば、身近な友達に全てを打ち明けられるかというと、多少は隠し事をしたりしますよね。相談事をしたり聞いたりするものの、本音を全てさらけだすことはしないでしょう。

お互い本音をさらけ出せない腹の探り合いをするような関係性だと夫(妻)が何に悩んでいるのか考えや気持ちを敏感に察知することが難しくなります。また「何か尋ねたら文句を言われるかも」と思い、あえてパートナーのサインを察知しないようにしていることもあります。

あえていざこざを避けて淡々とした関係性を築いていると友達夫婦と同じく、セックスにどちらかが誘ったとしても「あっそう」で済ませられるほどドライな関係が続いてししまい、結果としてセックスをしないことが当たり前になってしまうのです。

夫・妻が拒否して辛い…セックスレスは離婚になる?

「夫・妻がセックスに応じてくれない…」と長年辛い気持ちを我慢している方もいるでしょう。

また、長年セックスレスな状態なのか夫(妻)が離婚を切り出してきたけどどうすればいいのかわからないはず。

結論から申し上げると「セックスレスでも離婚が認められる」のです。

では、どういった理由で認められるのか、認められないケースも含めてご紹介していきましょう。

ポイントは「婚姻を継続し難い重大な事由」か

そもそも離婚するためには協議離婚・調停離婚・裁判離婚の3種があり、このうち離婚原因を提示しなければならないのは裁判離婚です。

裁判離婚上、セックスレスで離婚するためには「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当するかが争点となります。つまり、セックスが長期にわたってないことで夫婦関係が破綻していると認められれば離婚できるのです。

婚姻を継続し難い重大な事由に挙げられるパターンは以下のものがあたります。

  • 夫婦のどちらかが一方的に性交渉を拒否
  • 不貞行為(不倫・浮気)がある
  • 夫婦共にセックスしたくない・消極的

このうち、一方的に性交渉を拒否していたり、不貞行為が認められる場合は慰謝料を請求することが可能です。

こんなパターンは慰謝料が発生しないことも

ただし、以下のようなパターンのセックスレスは離婚はできても慰謝料の請求ができない場合があります。

  • 病気でセックスができない(性機能障害や心疾患、うつ病など)
  • 夫婦共にセックスしたくない・消極的

また、上記のパターンであっても夫・妻が相手に対して愛情がある場合はセックスレスだからといって離婚原因にできません。

他にも「軽度のセックスレス(2~3ヶ月に1回の頻度)」「夫婦お互いにセックスに積極的でない」などの理由であっても、慰謝料を請求することができません。

セックスレスを解消したい!今日からとるべき対策9選

セックスレスになってしまうきっかけ・原因は夫婦の数だけあるように、解消するきっかけ・対策もそれぞれです。

ここでは、代表的なセックスレスを解消するきっかけや対策方法をいくつかご紹介していきますのでぜひ、参考にしてみてください。

セックスレス解消方法その1:好意や感謝を伝える

30代女性

夫とは結婚3年目。もともと付き合ってる頃から「好き」とかそういう表現をしてくれない夫でしたが、結婚してからは皆無。私はそういうことを言って欲しいとずっと伝えてきましたが、「この歳(33歳)になると恥ずかしいよ、そんなこと言うの」と、結局言ってくれません。

言葉ですら言わないのだから、キスなんて自分からしてくれないし(最後に自分からしてくれたのはいつだったかすら忘れました)、セックスなんて2年以上してません。

つまりそういうことがあったのは最初の1年だけ。しかも頻度はかなり少なめでした。

別に仲悪いわけじゃなく、楽しく暮らしていますが、私はものすごく物足りなさを感じています。女性として見られたいし、好きも言ってほしいしキスもして欲しいし、セックスもしたい。
恋したいなーと考えてしまうようになってしまい、自分磨きに勤しむ毎日です。誰かに褒めて欲しい。

今後、夫が人が変わって愛情表現してくれるとも思えないのですが、私はどうしたら気持ちが満たされるのでしょうか。我慢し続けて、オンナとしての喜びをもう味わえないのでしょうか。

引用:「仲良し夫婦なのにレス2年…」求められない妻がすべき「レス解消の秘策」 – 文・三松真由美 | ananweb)

このお悩みのように「長年連れ添っている仲なのに今さら好きだよなんて恥ずかしくて言えない」「いつも家事や育児をやってもらうことが当たり前に感じている」とパートナーに対して好意を伝えたり、感謝の気持ちを伝えたりできていない夫婦は多くいます。

特に日本人は「本音と建前」「察しと思いやり」といった言葉で象徴されるように言葉でドストレートに気持ちを伝える文化は浸透していません。特に長年連れ添う夫婦であれば「言わなくてもわかるだろう」という思い込みがミスリードを呼び、しばしばすれ違いに発展することがあります。言わなくても自分の好意や普段の感謝が伝わっているつもりであったとしても、言葉で直接伝えられたいものですよね。

けれど、相手にばかり感謝や好きと言ってほしいと期待してもすぐには変わらないものです。よく「夫婦は鏡」、「相手は自分の日頃の態度を写す存在」と言われますが、まずは自分から、いつも以上に明るい声と表情で「お仕事お疲れ様!」「コーヒー入れてくれてありがとう」など些細な言葉を伝え始めてみてください。少しずつですが、必ず相手からのリアクションに変化が起きていきます。些細な好意や感謝を伝えられて嫌な気持ちをする人はいないですよね。「僕のことをこんなにも好きでいてくれるんだな」「いつも見てくれているんだな」と嬉しい気持ちが湧き上がり、相手側からも口数が増えていったり、だんだんと軽いスキンシップをとることも臆さなくなっていたり、変化が訪れます。

セックスレス解消方法その2:コミュニケーションを図る

「日常会話はするもののセックスに関する話し合いはなんだかタブー視されている」「そもそも普段の会話が少ないのにセックスの話なんてできない」と、セックスを含めパートナーとのコミュニケーションをどうしていけばいいのか分からないと悩んでいる方も多いでしょう。

ですが「相手がセックスについてどう思っているのか聞いてみたい」「どんなセックスがしてみたいか話したい」と本当は話し合いたい方は多いはず。

けれど、「じゃあセックスに関することを話し合いましょう」なんて真正面から会議のように設けてしまえば、相手も本音で話せないばかりか、拒否してしまうこともあるでしょう。

そんなときは以下のような方法でコミュニケーションを図ってみてはいかがでしょうか。

  1. セクシー会議(夫婦で過ごす時間)を定期的に設けよう
  2. 夫婦間でセックスの定義を決めよう
  3. 現状抱えている問題、今後起こるであろうデメリットを具体的に伝えよう
  4. 要望をきちんと伝えよう

引用:セックスレス解消への道は険しいけれど… 専門家に聞いた5つのポイントとは!(後編)【コソダテフルな毎日 第140話】|ウーマンエキサイト(1/3)

子育てをしている方は一旦子どもから離れて2人の時間を設けてデートに行って本音で話してくれる雰囲気を作ったり、一緒に寝室に入って日常の話からじわじわセックスに関する話題を引き出してみたり何気ないことから進めてみましょう。

セックスレス解消方法その3:夫婦の時間をつくる

「お互い共働きで勤務時間が異なり、顔を合わせる時間すらない…」「子どもを寝かしつけていたら夫の帰宅時間前に寝てしまう…」と、なかなか普段の生活のなかで夫婦で過ごす時間を作るのは難しいですよね。

ですが夫婦で過ごす時間が減ると、コミュニケーションが少なくなる→気持ちにすれ違いが生じる→セックスをすることが難しい→セックスレスといった悪循環に発展してしまいます。

だからといって忙しい毎日のなかで時間を無理やり作ってセックスをしましょう!なんて行うのは余計に疲れてしまいますし、心から満足のいくセックスとは呼べません。

夫婦の時間をとることが難しい場合はセックスを行うことを目的とするのではなく、まずは2人で過ごす時間を数分なり数十分とってみる。例えば、朝一緒にコーヒーを飲んだり、好きなお菓子やおつまみをつまんだりする時間を設けるなどよいでしょう。

日常のほんの少しの時間を2人で心地いいものにすれば自然と「もう少し一緒にいたい」という気持ちが芽生え、少しずつスキンシップからセックスへと結びつくようになります。

セックスレス解消方法その4:軽いスキンシップを行う

夫婦仲相談所

マリエさん(35歳・仮名)は2年間同棲していた夫タツキさん(36歳・仮名)とセックスレス6年目。以前、セックスレスを改善したいと恋人・夫婦仲相談所へご相談にいらしました。

結婚前からのセックスレス改善はなかなか難しいのですが、手をつなぐことも少ないと言っていたので、まずは背中や腰のマッサージをきっかけに「触る回数」を増やすようアドバイスをしました。

タツキさんが腰痛持ちだったので、夜、30分のマッサージ。最初はパジャマの上からでしたが、慣れてきたらオイルマッサージに切り替えました。裸になったタツキさんのパンツを下ろしてヒップまで撫でてあげるとタツキさんのスイッチが入ったのがわかりました。家ではそこ止まりと言うので、記念日や誕生日にホテルでマッサージするよう助言。マリエさんは実践し、ホテルでついにセックスレス改善。

セックスレスの前に必ずスキンシップレスがあります。まず触る、触り合う。3秒でいいので相手の身体にタッチする習慣をつけてください。非日常空間に脱出するのも大事です。家の中はマンネリムードが漂いますのでたまには出かけてみましょう。

引用:専門家が見た・聞いた、セックスレス解消はじめの一歩 | サンキュ! 改善例2:スキンシップを徐々に増やして解消!)

必ずしもセックスは挿入や射精を行うものではなくあくまで「2人のコミュニケーションを身体で図る場」という意味合いがあります。身体に触れ、パートナーがどんな体調・気持ちなのかを知る。

最初は手を繋ぐだけでも構いません。徐々に慣れてきたら身体に触れたり、キスをしてみるのもよいですね。相手にとって触れる行為がハードルの低いものだと分かれば、自然とスイッチが入り本格的にセックスを再開できるようになります。

セックスレス解消方法その5:自分磨き・垢抜けする

「夫(妻)と毎日顔を合わせているし、今さら身なりを気にする必要なんてないかな…」「年齢につれ見た目は気になるけど面倒くさい…」なんて考えている方もいるのではないでしょうか。

一緒にいる時間が長いとだんだん心を許して自分磨きしなくても気にならなくなってきますよね。ですが、付き合っていた頃のパートナーはあなたにとって理想的な姿だったはず。

そんなパートナーがお風呂に入らない、歯磨きしない、髪はぼさぼさ、お腹が出てきているなんて変化していたらどうでしょう。よしセックスをしよう!という気にはなりません。セックスレスを解消するためにもまずは、自分磨きすること。

付き合っていた頃のままというのは難しいかもしれませんが、年齢に合わせたファッションやメイクを楽しんだり、パートナーと一緒に生活習慣を見直したり、少しずつ自分磨きをしてみましょう。

年齢が上がるにつれ変化していくパートナーが自分磨きしたり、垢抜けするよう努力する姿を見ていれば夫(妻)も「あれ?なんかキレイ/カッコよくなってる」「なんだかこっちも嬉しくなってきた」など、気分があがる雰囲気が2人の間にあれば自然とスキンシップを図りたくなりますよ。

セックスレス解消方法その6:ダイエットを行う

夫婦仲相談所

健さん(仮名)は社内結婚。数十人いた同期入社の中でも抜群に美人だった絢美さん(仮名)を、並み居るライバルを押しのけて見事ゲット。周囲もうらやむ美人妻と幸せな新婚生活を送っていましたが、2人の子供を産んだのちに絢美さんは激変。産前と比べて体重が30キロ近く増えてしまったのです。

以前のはかなげな様子は跡形もなく消え、貫禄たっぷりの「肝っ玉母さん」に変身。細マッチョの健さんいわく、「自分の体重より重い妻の、ぷよぷよとしてたるんだお腹を見ると、とてもじゃないけど抱きたいという気持ちが起こりませんでした」。

絵にかいたような産後レスの状態が5年近く続いた健さん・絢美さん夫妻。レス解消のきっかけは絢美さんの健康診断の結果。
「このままでは長生きできないぞ」という医師からのすすめもあり、絢美さんはダイエットを敢行。1年をかけて見事マイナス28キロを成し遂げ、かつてのスリムなボディを取り戻しました。
もともと相当な美人だった絢美さんですから、体型が戻れば周りが振り向く美しさ。健さんも「きれいな妻が周囲の男性に注目されると、嫉妬心から『俺だけの妻だぞー!』って、妻を抱きたい気持ちが戻ってきました」とのこと。こうしてセックスレス解消に成功したそうです。

引用:セックスレスの4つの解消法!レスを解消した夫婦4組の事例から学ぶ セックスレス解消例1:妻が「女性」に戻った

「結婚前は誰もがうらやむ美人だったのに、今や見事な肝っ玉母さん…」「写真の夫はイケメンなのに隣にいるのは太った中年男性…」とわがままボディに育ったパートナーを見るとセックスをする気にはならないことも。

「年だしなかなか痩せないんだよね…」と諦めてしまってはますますセックスから遠ざかった生活となってしまいます。

ダイエットをすることで自分に自信が持てるようになるばかりか、パートナーが変わろうと頑張っている姿を見て夫(妻)も応援したくなる気持ちが湧き上がってくるでしょう。

お互い昔の姿を取り戻してセックスをする!と目標を持って励ましあいながらダイエットをすれば、モチベーションも上がり成功しやすくなるかもしれませんよ。

セックスレス解消方法その7:フェムケア・ラブグッズを活用してみる

  • 年齢が進むにつれ体力が持たなく、セックスが続けられない
  • 濡れづらくて、挿入の際に痛みを感じる
  • セックスがマンネリ化している

と悩んでいる方は思い切ってセルフプレジャーやラブグッズを使ってみるとよいでしょう。

人によってはとてもハードルが高いものだと思うかもしれませんが、悶々とパートナーに本音が話せないまま時間だけが過ぎていくよりも使えるものは使ってみる!と割り切り、セックスレスを解消するため!と行動してみるのも必要です。

なんなら「友達から聞いたんだけど、こんな面白いグッズがあるから試してみない?」なんてズバッと話題に出してみると面白半分で話にのってきてくれるかもしれません。

また、年齢が上がり骨盤周りやホルモンバランスが崩れ、セックスどころではない方はフェムテック・フェムケアを使って整えることもパートナーと性生活を再開させる糸口となります。

いずれも「いやらしいグッズ」ではなく男性らしい・女性らしい身体を取り戻すモノであるため、パートナーとのセックスレスを解消する場合は恥ずかしがらず思い切って利用してみましょう。

セックスレス解消方法その8:年齢を言い訳にしない

「アラ○○世代に突入して今さらセックスなんて…」「こんなおじさん/おばさんになって夫/妻を抱きたいとは思えない…」と年齢を言い訳にしてセックスレスが当たり前だと思っていませんか。また「周りの世代もセックスしてないし、別にやらなくていいよね」とセックスレスの風潮をそのまま受け入れている方もいるでしょう。

けれど、とある20・30代の夫婦はセックスレスである一方で40・50代のとセックスを日常としている夫婦もいます。年齢関係なくセックスレスになることと同様に、セックスをすることも年齢関係ないのです。若い頃のような激しいセックスを行うことは難しくても、年齢ごとに夫婦生活を楽しむ方法を2人で模索しながら行っていけばどの世代であってもセックスレスから脱却できるのではないかと思います。

セックスレス解消方法その9:思い出の場所に赴く

夫婦仲相談所

司さん(仮名)はセックスレスのきっかけになった日を明確に覚えているそうです。「結婚10周年記念に、2人で結婚式を挙げたホテルに泊まったのに、佳奈(仮名)にしれっとセックスを拒否されて、かなり傷つきました」。
記念日なのに、記念の場所なのに「めんどくさい」の一言でセックスを拒否するような妻に対して、悔しくて、プライドが傷ついて、「もう二度と妻を誘うもんか!」と司さんは思ったそうです。
それから2年、司さん夫婦のセックスレスが解消したきっかけになったのは、また同じ「挙式をしたホテル」。妻の佳奈さんから、話があるから食事に行こうと誘われた先が、思い出の「挙式をしたホテル」でした。
そこで佳奈さんから司さんに、2年前の晩のことについて、ストレートに謝罪の言葉があったそうです。「あの晩、嬉しくて飲みすぎて、正直、吐きそうで気持ち悪かったの。でもそれを正直に言うのが恥ずかしくて、つい『めんどくさい』と言ってしまった。あなたを傷つけて本当にごめんなさい。また私を抱いてくれる?」と涙ぐみながら話す佳奈さんに、2年間のわだかまりは一瞬で溶け、セックスレス解消になったそうです。

引用:セックスレスの4つの解消法!レスを解消した夫婦4組の事例から学ぶ セックスレス解消例3:思い出の場所でわだかまり解消”

「毎日顔を合わせていて何も変化がない…」「今さら夫(妻)とセックスするか言われてもそんな気持ちにならない…」とマンネリ状態が続いていることでセックスレスに陥っていることがあります。

そんなときは思い切って2人の記念日に特別なデートプランを立ててみましょう。もしくは付き合っていた頃に赴いた2人の思い出の場所にいってみるのもいいですね。

家の中ではかわり映えしない日常に飽き飽きしているように感じますが、外へ出かけてみると普段話せないようなことも本音で話せるようになったり、パートナーの新しい一面を見出したりして、スムーズにセックスへと進められるようになるでしょう。

まとめ セックスレスの原因・要因から今後どうするのか考えよう

今回はパートナー・夫婦とのセックスレスに悩む方に向けて原因や解消例をご紹介していきました。セックスレスになってしまうのはパートナー・夫婦の数だけ様々です。

セックスレスから脱却するのはひょんなことからであったり、何度も話し合うことで解消されたりするなど、どういった拍子で解消するのかは分かりません。

ですが、セックスレスになってしまった要因を探り、腹を割って話し合うことで、解消するために何が必要か見えてきます。

「別にセックスしなくても仲が良いし」「セックスしようとしなくてもいいや」なんて問題から目をそらさず、相手がどう思っているのか知っていくようにしていきましょう。

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この記事を書いた人

恋人・夫婦仲相談所の編集部。

周囲に相談しづらい夫婦や恋人間のお悩み解決に向けた情報発信をテーマにしています。専門家監修のもと役に立つ情報発信をしてまいります。

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