レスを解消した夫婦のきっかけについて実例紹介!さらにセックスを拒否する男性(夫・彼氏)の本音を徹底解剖

目次

セックスレスの悩み相談のプロから見たレス事情

現在の夫婦・カップルのセックスレス事情は深刻化しつつある?!

20年以上女性の性の悩み相談を生業としてきた私にとって、お会いする既婚女性・同棲未婚女性(ここでは以下、カップルと定義)のうちの8割以上がセックスレスで悩み、心からの救いを求め相談をしに来ます。

年齢層は20代前半から50代後半まで実に幅広く、性に関する悩みは尽きないと感じています。

数年前の日本家族計画協会の調査結果によれば、カップルのセックスレスは5割超と記されています。現在、レス化は一段と深刻化し、真剣に悩み苦しんでいるカップルは増加傾向にあるといえます。

一般的にセックスレスとは「特別な事情がないにも関わらず、カップルの合意した性交あるいは、セクシャルコンタクトが1カ月以上なく、その後も長期に渡ることが予想される場合」とあります。(日本性科学会)

実際のところ、キスや肌と肌を触れ合う行為も含め、セクシャルコンタクトがひと月に1回もないという方は、私が知っている限り8割以上と言っても良いです。

「セックスレス」という単語を聞くと、パートナーとの仲がうまくいっていない状態で、マイナスなイメージが先行しがちです。

しかし、実際のところセックスがないから不仲というわけではなく、むしろパートナー間の関係は良好で周囲から見るとまさに理想的な夫婦であるといえます。

ここでは、生理的に受け付けない・触れられたくない・顔も見たくない・話したくないなどのカップル間が冷め切った状態を除いた、「セックスレスを解消したい」と願っている方向けの内容となっていますことをご理解いただいたうえで読み進めてください。

セックスレスを経験した男性(旦那・彼氏)側の本音を聞いてみると・・・?

これまで私が実際に聞いてきたセックスレスを経験した男性の本音をまとめてみました。

男性の本音①女性として見ることができなくなった

・妻に対して性的な魅力を感じなくなった、または性的な対象として見れなくなった。

・お付き合いをしてから20年以上が経過し、女性というより仲の良い友達という感覚になった。

・子供が生まれてから、いい雰囲気になると二人とも恥ずかしくなりそのまま寝てしまい、それが繰り返されて結局何もできていない。

・在宅時も外出時も化粧をしない、平気でおならをする、トイレのドアをあけたまま用を足す、というように日常生活の小さなことが積み重なり、魅力を感じなくなった。

男性の本音②妊娠や出産を機にできなくなった

・妻のことは嫌いではないが、出産後のスキンシップに抵抗を感じてしまうようになった。

・出産後から、妻=母親という意識が強くなり、性欲の対象ではなくなった。

・子供が生まれたところに自分のモノが入ることに抵抗を感じるようになった。

男性の本音③仕事の疲れからできなくなった

・仕事が常に繁忙で、正直それどころではなくなった。

・帰宅後は自分の時間を過ごしたいし、就寝前もできれば本を読んだりゲームをしたり好きなことをさせてほしいと思うようになった。

・寝室はもともと別だが、お互い仕事が忙しくなったことで、どちらかの寝室に行く機会が全くなくなった。

男性の本音④性的なトラウマからできなくなった

・以前、妻とセックスしていた時に「痛い」と言われてから、自信をなくしてしまい妻だけEDになってしまった。

・子供のころに親戚のおばさんから性的虐待をされていて、今まで女性との性的接触を極端に避けてきた。

 妻とは今でもセックスをせずに結婚生活を送っている。妻には申し訳なさもあるが、トラウマが強くてできない。

・子作りのため妻に性行為を強いられたことで、セックスに対するイメージが悪くなってしまった。

男性の本音⑤家族の一員としか見ることができなくなった

・育児や家事に関する意見の相違から、気持ちがセックスに向かない。

・子供が自宅にいることで、子供を起こしたら悪いという思いから全くできていない。

・家族という意識が強くなり、性行為自体妻とはしてはいけないと思うようになってしまった。

男性の本音⑥焦る必要がないと思うようになった

・妻は子供を欲しがっているが、別に今急ぐ必要はないと思うようになった。

・今はセックスしていないだけで、以前お付き合いしていた時のように今後するであろうと思っている。

・妻はレスだと思っているが、自分は全く思っていない。勝手に焦られてもプレッシャーと感じてしまう。

このように、様々な男性側の意見や理由が挙げられますが、カップル同士双方セクシャルコンタクトに対し拒否をしていないということであれば、必ずどこかに着地点があり、解消することができると考えています。次に、それについて深堀りしていきましょう。

旦那や彼氏とのレス解消方法について

男性目線から、妻や彼女とまたシたくなるきっかけについて紹介します!

女性としての見た目の変化

上からの物言いになってしまいますが、ご自身の身なりに気を遣ってみてはいかがでしょうか?

毎日は難しくても、休みの日や一緒に過ごす日にはいつもと違うヘアメイクをしてみたり、

ジャンルの違う服を着てみると、普段と異なる姿に男性側も気づき、ドキドキする可能性は大いにあります。

また、見た目や健康のためにも、ご自身の体型には気を付けた方が良いといえます。

仕事が忙しかったり家で過ごす時間が多いと身体は鈍ってしまいがちになります。

運動やストレッチを習慣づけることで、心身スッキリでき体のラインも良くなるでしょう。

カップルで一緒に運動するのも、趣味の共有にもなってより距離が縮まるのではないでしょうか。

焦らせないこと

セクシャルコンタクトの最中に、男性器が勃たない・勃たなくなるという現象が起こることがあります。

疲れていたり年齢も関係してきますが、セックスレスで久しぶりの行為だと身体がついていかず、男性器が機能しなくなる・もしくは途中で勃起しなくなること(いわゆる中折れ)も実際に見られます。

男性器が機能しても今度は女性器に入らず、パートナーに痛いと言われてしまうことがあります。

この場合、痛みを和らげる潤滑ゼリーを是非使ってください。セックスレスで悩んでいるカップルの多くは

潤滑ゼリーを使用していない傾向にあります。使用することは決して恥ずかしいことではありませんので、積極的に使用することをお勧めします。

また、女性は「自分に魅力がなかったか」「何かしてしまったか」と不安になるかもしれませんが、男性にとっても気がかりなことです。「勃起しなかったらどうしよう」と気にするあまり、セックスができない人もいます。

もし、勃起しない・中折れした場合は、女性側は気にしないでおくといいでしょう。

あまり気にされると男性側は多くの場合落ち込んだり自信をなくしてしまいますので、

優しく体に触れる・次回にしようと声をかけてくっついて寝るというように、お互い焦らず時間をかけて行うことが必要です。

いちゃいちゃ・触れ合う時間を多く持つこと

普段からスキンシップをとっていると、お互いの距離や気持ちが繋がり、性的なことにも抵抗感がない関係を築くことができます。

ここで大事なのが上記でも挙げた、家族になる、という点です。

あまりにも家庭的な雰囲気が強いと性的な雰囲気になりづらくなります。

夫婦であれば家庭的になるのは避けられませんが、適度なドキドキ感と付き合ったばかりのような新鮮さを常に意識すると良いでしょう。

積極的になること

セクシャルコンタクトは男性から、という考えをお持ちの方もいるかもしれませんが、女性から求めてほしいという男性ももちろんいます。

パートナーが誘ってくれない、なかなかいい雰囲気にならないという場合は積極的に誘ってみるのはいかがでしょうか?

試してほしいお誘いパターン5選

ここで、女性の性の悩み相談を生業としている私がお勧めする、女性からのお誘いパターンを5つお伝えします!

①環境づくり

ご自身やパートナーの好きな香りのアロマを焚いたり、事前に寝室を温めておくなどして

普段と違う雰囲気を作ってみましょう。アロマがなければ香水でもいいです。

家庭用のプラネタリウムやフロアランプで寝室の照明を色っぽくするのも効果的といえます。

②お気に入りの下着を着る

定番ですが、お気に入りの下着を身に着けるのも女性からのお誘いに最適です。

レースやセクシー系など、今は低価格でデザインの素敵な下着が豊富ですので、

ご自身で楽しみながら着用でき気分も上がるためいいことばかりです。

③相手の身体に触れる

身体に触れる時は何気なくがポイントです。

普段スキンシップが少ない・苦手な方は、手に触れる、腕や太ももを撫でることから始めてみましょう。フェザータッチを意識しておこなってください。

スキンシップが多い人は、首元にキスをする、服の上から男性器に触れるなど、お誘いアピールをしてみると男性側はドキドキすること間違いなしです。

④言葉で愛情表現をする

「ありがとう」・「愛してるよ」などの言葉も、男性は嬉しいものです。

見た目や普段の頑張りを褒めてあげると、モチベーションアップにも繋がりますし、

一番の理解者として大切な気持ちがより湧いてきて男性側の性欲向上に繋がります。

⑤直接求める

パートナーによっては直球で言った方が伝わりやすい人もいます。

思い切って「今日したいな」「したい気分なんだけど・・・」などと伝えてみましょう。

ここでお伝えした内容を実践して、上手くいかなかったとしても決して自分を責めないでください。

私の相談者様でも、性感マッサージのご予約をされた方で「やっぱり会話をしたい」・「添い寝をしてほしい」など、気分が変わる方が数多くいらっしゃいます。

性欲は人それぞれですし、その時の気分や状況によってしたい・したくないなどがあります。

「次はできたらいいな」と心に余裕を持ち、パートナーの気持ちを尊重してあげるのも必要なことです。

セックスレスを解消できたカップルや夫婦の実例5組(男性へのインタビュー)を紹介

①マッサージでレス解消

<男性30代女性30代既婚子供なし M&T様の場合> カップル向けのマッサージ教本を使い、毎回ページを決めてマッサージしています。エロティックな内容のマッサージ(セクシーなキスの仕方やお互いの性器への触れ方)も含まれているため、今でも月一以上は継続しています。以前はレスでしたが、今はマッサージからスタートすることで、導入部分の抵抗がなくなったし、より愛情や絆が深まったと思います。マッサージする際、バスタオルのみで何も使用しないこともあるが、マッサージ用オイルやパウダーを使用してその違いを楽しむとより効果的でした!

マッサージオイルは体やベッドがべたついてしまうため、苦手な方は難しいかもしれませんが、パウダーはさらさらと優しい質感で好き嫌いが出にくいです。

また、パウダーの場合、最初はくすぐったい感じですが徐々にゾクゾク・ゾワゾワとした刺激になってきますので特にお勧めです。現に、このカップルマッサージでセックスレスが解消されたカップルは数多いです!

②旅行でレス解消

<男性30代女性40代既婚子供2人(それぞれ独立済)O&A様の場合>いつも寝るときは別室ですが、旅行中は寝室を共にすることで触れ合う時間が増えて、レス解消のきっかけになりました。今でも旅行は定期的に行っていて、来月は久々の海外旅行も決定しているので、ゆっくり時間をかけて愛を紡ぎ合いたいと思っています。

環境を変えるというレス解消法のあるあるではありますが、実践することは、レス解消の近道といえます。

時間的・経済的に問題ない範囲、で積極的にカップルで旅行に出かけてみては如何でしょうか。

③スワッピング(夫婦交換)でレス解消

<男性40代女性30代既婚子供1人 K&H様の場合>子供が生まれてから10年以上レスが継続。夫婦交換の様々なサイトがあり、二人で話し合って参加をしました。私が興味があり、妻は最初拒否をしていたが、参加をしてみると相手夫婦の優しさや同じような悩みを過去に抱えていたことを知り、妻もできるところからスタートしていくことを了承してもらい段階を踏むようにしました。1回目、2回目は顔合わせ程度。3回目で同室のホテルで夫婦交換をして見せあい(相互鑑賞)、時間経過とともに妻の好奇心が優先しこれまで閉ざされていた性欲の扉が開きました。その夜、結婚後おそらく初めてでしょうか、妻から求められました。あとから言われたことですが、私が他の女性と触れ合っているところを横目で見ながら妻が嫉妬していたそうです。それをきっかけに、何年もなかった二人の夜の営みが生まれ、今では刺激的な日々を送っています。

金銭の授受が発生していない状態かつ室内かつ双方の合意有であれば、売春防止法や刑法に抵触しないと考えられるため、夫婦交換でのレス解消は効果的といえます。

④アダルトビデオでレス解消

<男性30代女性40代既婚子供なし T&H様の場合>妻はしたいが私は疲れてしたくない状態が続いていました。妻側の友人がビデオを見ながらしているということを聞き、妻から提案があり最初は驚いたのですが、離婚の話題を持ち出されたためPCにて様々な映像を入手しました。これだったら解消につながる可能性があるかもと思い、ベッドの上で寝る前に映像を鑑賞しました。映画を見るような感覚だったため、特に毛嫌いせずにすんなり見ることができました。映画が終わる頃には欲情し行為をすることができました。今でも継続しています。

⑤グループセックスサークルで解消

<男性30代女性20代子供なし J&Y様の場合>私のモノが入らないため結婚前からレス状態が継続。たまたまネットで検索していたらグループセックスなるものを知ったという妻が、私に内緒で数年前から参加をしていたそうです。一時的に口論になったのですが、恋愛感情はない事やまた妻がたくさん経験を積むことで私の性器の大きさにもいつか対応できるだろうという希望を持っていたことを知り納得しました。結果、グループセックスをきっかけに私のモノも入るようになり、妊娠することもできました。

女性の性の悩み相談をしている私からの究極のレス解消法3選

一般的にレス解消として、旅行やホテルに行くなど、日常とは異なる環境で過ごすことでカップル間での営みが再燃すると言われています。
しかし、ここでは、より強めの刺激を与えることで実際にレスが解消になった究極のケースがありますので、3つほど紹介いたします。法律面でのリスクもありますので十分に留意をした上でお読みください。

1.ハプニングバー

ハプニングバーとは性的に様々な思考を持つ男女が集まり、客同士で突発的行為を楽しむバーのことです。

興味本位や誰にも言えない性癖を持つ夫婦・カップル・単独の客が来店し、男女がお酒を楽しみながら、性的な話や悩みについてオープンな環境で店員や客と話すことができます。

レス解消を目的として来店するカップルも実際にいて、多くの人でにぎわっている中お酒の力を借りて、その場の勢いでプレイルームに流れるケースもあります。

また、一人で来た客を交えて三人でプレイをすることも可能であり、実際にレス解消に役立ったというカップルも数多くいます。

三人でプレイをするということは、同性間でのセックススキルの比較ができるため、

自信のない方でも背中を後押しされ、性に対してポジティブになることができます。

このことによって、特に夫婦間での夜の営みが増したということをよく耳にします。

※しかしながら、法律の関係上、読者の皆様には、その場でのプレイは控えてください。

ハプニングバーの世界を知る・見るだけに専念していただき(これだけでもレス解消のきっかけとなります)、

その後ご自宅やホテルに移動して2人きりで現場で見聞きした光景についての感想を言い合い、触れ合いながら楽しんでください。

2.カップル喫茶

カップル喫茶はハプニングバーとは異なり、男女ペアで来店し刺激を求めあうスペースのことです。

単独の客がいない環境下で、他の夫婦やカップルの視線を感じながら愛し合うことができるだけでなく、パートナー交換をすることもできます。

そのため、非日常を体感したいカップルには最適の場所であるといえます。

ここ数年、20代から40代の夫婦の来店が増えており、その背景にはレスの解消と夫婦交換による刺激を得たいという思いが、それぞれの背中を押しているようです。

なお、筆者の友人夫婦(長年レスで悩んでいる)にカップル喫茶の存在を伝えたところ、レス解消に繋がり、今では月に一度のご褒美としてカップル喫茶にて濃密な時間を過ごしているとのことです。

※しかしながら、法律の関係上、読者の皆様には、その場でのプレイは控えてください。

カップル喫茶の世界を知る・見るだけに専念していただき(これだけでもレス解消のきっかけとなります)、

その後ご自宅やホテルに移動して2人きりで現場で見聞きした光景についての感想を言い合い、触れ合いながら楽しんでください。

3.外注

外注(いわゆるパートナー以外の人とセクシャルコンタクトをする)をしている女性は増えており、

外注先として女性用風俗(以下、女風)を利用される方は実際に多いです。

現に筆者のお客様の殆どが既婚者の女性です。外注をすることで心にゆとりが生まれ、パートナーとの関係が良好になったという方もいらっしゃいます。パートナーとはできなくても、自分の性欲を否定せず満たすことでご自身や夫婦関係に少なからず良い影響があると考えています。

また、セックスレス解消やセックスの勉強として女風を利用される夫婦もいらっしゃいます。女風には夫婦対応可の店もあるため、夫に女性の触り方を教えるなど、性行為の実践カウンセラーのような役割も担っています。

そのため、外注・女風を利用することを悪く思わず、エステヘアサロンのような自己のメンテナンスとして、また、夫婦関係をよりよくする指導者のような存在として利用していただければと思います。

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恋人・夫婦仲相談所 所長

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千葉大学大学院医学研究院泌尿器科学特任助教

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この記事を書いた人

女性への性の悩み相談室mutsugoto運営。
この20年間で10000名以上の悩み相談を受け解決に導く。
夫婦仲相談所とは、10年以上前のメディア共演がきっかけで現在に至る。
この世に生命を受け、そして一緒になった夫婦がストレスなくイキイキとかつ伸び伸びと過ごすことができる環境作りのお手伝いを使命としています。

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