妻からセックスの誘いを断れた経験をお持ちの方は少なくありません。恋人・夫婦仲相談所には、セックスの誘いを断られ悩む幅広い年代の方からの相談に寄り添ってきました。今回は、夫からのセックスを拒否する妻がどんな事を思っているのか、その本音を解説したいと思います。
この記事を読んで欲しい方:
- 妻に断れるのが辛い・・・と感じている
- 妻はなぜ断るのだろう?と疑問
- 妻はどうすればまたシてくれるのか知りたい
セックスレス夫婦がお互いに言えない本音
前回はセックスを拒否する夫側の本音についてご紹介をしましたが、今回はセックスを拒否する妻側の本音について解説していきます。
また、セックスを断る側が気をつけたい事・拒否された側の捉え方についてもご紹介していきます。
セックスレス夫婦に潜む亀裂
日本の夫婦の半数以上がセックスレスと言われるほどに、セックスレスとは一般的に起きている問題です。
当然、お互いがセックスを望まない淡白カップルの場合はいいのですが、どちらか一方がセックスをしたいと望み、相手がそれを拒む場合には、夫婦関係を揺るがす問題に発展する場合があります。
「金銭感覚」や「衛生感」と同じくセックスも個人の価値観の問題なのでどちらが良い、悪いというのはありません。
しかし、デリケートなトピックだけに、誘う側は勇気を出して誘ったにも関わらず、無下に断られたり、何気ない一言だけれど本人にはショックな言葉を投げかけられたりすることで、実はプライドをなくし深く傷つくことがあるのです。その結果、自分を守るために本音を隠すようになったり、相手を責めたりするようになるなど、今後の夫婦関係を揺るがしかねない「負の循環」が始まってしまいます。
夫とセックスしたくない妻の心理について
実際に恋人・夫婦仲相談所に寄せられた妻側の本音についてご紹介します。
その1:仕事・家事・子育ての両立で忙しくてそれどころじゃない
睡眠時間さえ削りながら毎日時間に追われながら、めまぐるしく仕事・家事・子育てを済ませているので、セックスする気持ち的・体力的な余裕なんてない・・・
その2:セックスに誘う前にもっとやることがあるでしょ!
「セックスに誘う余裕があるなら、もっと家事を手伝って!」「もっと子供と遊んであげて!」など日頃抱えている不満があり、セックスレスに誘われても気乗りできない。
その3:もっとロマンチックなエッチがいい
前戯は少なめですぐに挿入して自分がイったら終わりな「自分本位」なエッチになっている場合には要注意。
また、いつもの寝室でいつもの前戯でいつもの体位で・・・とワンパターン化してマンネリしている方も注意が必要。
奥様の好きな香り物をプレゼントしてベッド横に置いてみたり、目隠しをしながら長めの愛撫をしてみたりと、いつもと違ったエッチを取り入れてみてください。
その4:夫が「パパ」になってしまった
呼び方も「パパ」「ママ」と呼ぶ関係で完全に自分の中では家族になっているので、今更エッチなことをするのが恥ずかしい。
その5:不潔だったり加齢臭が気になる
平気でお風呂に数日入らなかったり、髭も髪もボサボサだったり。また枕からは加齢臭がするような。家族としては愛があるけど、異性としては見れなくなってきたかも。
その6:常に子供の存在が気になる
子供が隣の部屋にいて起こさないかとか、気づかれないかということに意識が言ってしまって、二人でいる時もあまりエッチな気持ちになれない。
その7:自分の体に自信が持てないので裸になりたくない
昔に比べて体重が増えてしまっているし、忙しくてお肌もカサカサしていて、裸を見せて失望されたくない。
その8:性欲がなくなった
相手がどうという訳ではなく、ただただ性欲が湧かないし、年齢的にももういいかなと思っている
9:セックスが気持ち良くない、痛いことがある
相手のモノが大きくてしっかり濡れていないと痛いことがある。
セックスで本当はそんなに気持ち良くなれていないけど、傷つけたくて言えない。
そんな場合にはどんどんセックスを避ける態度を取ってしまうことも。
10:今ではない(別のタイミングならしたい)
今はちょっと体力的に無理という時に誘われても断ってしまう。本当は別のタイミングならしたいけど自分からは誘えないのでタイミングを逃してしまう。
セックスの断り方・断られ方について
セックスを断る側に気をつけて欲しいこととして、まず必ず頭に入れていただきたいのは、「性欲の強さを指摘する発言は御法度」であることです。
例えば「性欲強すぎじゃない?」など相手に性欲があることを蔑むような言い方は絶対にやめましょう。セックスに誘うことが恥ずかしいことなんじゃないか、自分が性欲があるのがおかしいんじゃないかと、想像以上に相手を追い詰めてしまう発言です。反対に「求めてくれてありがとう」と相手を思いやった断り方をしましょう。
また断られる方も、セックスの拒否=愛情の否定では”ない”ということを念頭に置いておいてください。
セックスを拒否する理由は様々にあり、愛情はあるけれどできない理由があるのです。セックスを拒否されても過剰に落ち込まずに別の方法やタイミングでさらにパートナーが受け入れやすい環境を作って、また誘ってみようと考えてくださいね。
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