恋人・夫婦仲相談所へは「濡れづらい」ことで、性交痛を感じてしまいセックスを嫌厭しがちになったり、挿入がうまくできないことでお誘いが減ってしまったり、結果的にセックスレスになったというご相談をいただくことがあります。
他人とは比較しづらく、周囲に相談しづらいトピックだからこそ「自分の体はおかしいのでは・・・」と悩む方が少なくありません。けれど、そもそも「濡れやすさ」は、体調、精神状態、ホルモンバランスによって日々変わるもの。それだけデリケートなことなので、決して「自分がおかしい」と気に病む必要はありません。
セックスで濡れづらく「セックスレス」になったというお悩み
「濡れづらい」のですがどうすればでしょうか？
Sさん（35歳）本当はもっとエッチで気持ち良くなりたいのに挿入が上手くいきません｡
一人エッチでも濡れなかったり､気持ちいい状態でも濡れなかったり、濡れたとしてもドロッとした液で入れずらくて挿入に時間がかかってしまいます｡
その間に相手が勃たなくなってしまいます。また挿入できても押し出してしまうこともあります。
どうしたら改善できるのでしょうか？
エッチについて他の人と比較もできないのでわからなく､恥ずかしいですが悩んでいて自分では具体的に書かせていただいたんですが伝わっていただいたでしょうか…｡ 宜しくお願いします｡
濡れるメガニズムとは
そもそも「濡れる」とはどういうことなのでしょうか。
性的な刺激に対する反応として、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」分泌されます。その後、体内の血流が増加し、陰部の血管が拡張します。これにより、膣壁の腺が刺激され、愛液が分泌されます。膣内には膣腺と呼ばれる小さな腺があり、これが愛液を生成しているのです。
ホルモンが分泌されること、血流が増加することで愛液が分泌されるのですが、体調や精神状態に大きく左右されてしまうものなのです。
濡れづらい・愛液が出ない理由について
濡れづらい理由は様々にあり個人差もありますが、まずは一般的な理由について紹介していきます。
ストレスや疲労がある
日常のストレスや疲労は、性的興奮や潤滑を妨げる可能性があります。心身のリラックスが重要です。
ホルモンバランスの変動
月経周期や妊娠、授乳など、ホルモンの変動は潤滑度に影響を与えることがあります。
不安や緊張感がある
セックスに対する不安や緊張感は、潤滑度を低下させる可能性があります。パートナーとコミュニケーションや相互の理解が重要です。
適切な刺激が不足している
十分な愛撫や前戯がない場合、十分な興奮が得られず、潤滑が不足することがあります。
加齢
年齢とともに女性の体は変化し、潤滑度に影響を与えることがあります。
「濡れづらさ」は自分で改善できるもの
ここからは濡れづらい時の対処方法について解説していきます。
まずは体調を整えて水分摂取をすることから
日常的に身体を冷やさないようにすることで体液を循環させやすくすること、また特にセックスの前には水分を意識して十分にとること､これが基本といえるでしょう｡
“感じやすい脳”を育てる
性的なイメージをしやすく身体で受けた刺激を､性的に増幅しやすくできるようにしましょう｡ 感じて濡れるということは､そもそも脳から膣内へ分泌液を出すようにと指令を出しているから､膣内が濡れてくるのです｡
日頃から脳内を性的に刺激するようにしていくことで､濡れやすい状態を作っておきましょう。恋愛小説や官能小説などを読んでみたり、女性向けのAVを覗いてみるのもおすすめです。
ローションを活用する
「濡れる」というのは、デリケートなコトなので、すぐに改善するかというと個人差があります。まずはセックスの際にはローションを使用してみることをおすすめです。
女性器だけでなく男性器もローションを塗り、挿入前にお互いに刺激しあうことでより気持ちよさを味わうことにもなります。また愛液が十分でない場合にも挿入しやすくなります。
挿入しづらさがある場合
ローションを使って充分に潤った状態で、男性側にも落ち着いてゆっくりと挿入してもらうようにしてください
また、膣の形は個人差があるので、挿入する体位や角度を色々試してみることもおすすめです。
例えば、膣の入り口の前側（尿道に近い側の膣の入り口のあたり）が、膣口に覆い被さる形状の方が多くいらっしゃいますが。その場合には、女性が仰向けになり、膣口を男性の目に見えるくらいにお尻をあげるような体勢だと比較的挿入しやすくなります。また後背位で足を思い切り広げて､お尻だけを突き出すような姿勢でも挿入しやすくなります。
パートナーと試行錯誤色々と試してみて、自分たちに合った体位を見つけてくださいね。
恋人・夫婦仲相談所について
恋人・夫婦仲相談所では、パートナーとの関係改善に関する情報発信と相談受付を行なっております。
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