「不倫」という文字がメディアを踊らない日はないほど人気の漢字です。我々は賛成反対どちらにしても、不倫についてもの申したい性質を持っているのでしょう。
WOMeでインタビュー記事が掲載されている中野信子先生の書籍を読みました。痛快です。「それなら不倫してもしかたないよね〜」と思わず首を縦に振ってしまうほどの脳科学論です。
不倫型の遺伝子を持って生まれれば、不倫しやすい。ドーパミンなんとかかんとかの関係で一夫一妻制に向かないひともいる。反論の余地なし!
しかし遺伝子だけで決まるのではなく後天的要因、環境もある、となると話がややこしくなります。
「夫は不倫遺伝子を持っていないけれど、泥酔するときがある。その時、膝の上にボイングラマーのウッフン美女が座った」
となると、私がよく使う“魔が差す”というシチュエーションができあがるのです。
中野先生は教えてくださっています。アリルなんとかという遺伝子を持つ男性は浮気率未婚率が高い、なんとかという前頭皮質の機能が低い人は性的にアクティブ。
「え!? それを考慮して夫を選ばねば結婚失敗するの!?」と思ってしまいがちです。待ってください。あなたもそうだと指摘される可能性もあるわけです。女性である自分も不倫遺伝子を持っているのか・・。ということです。
結婚相手が見つからない今の時代に、不倫遺伝子まで気にするとますます結婚などできません。ならば、指輪を差し出された時に「不倫やむなし、後天的によい環境を私が作る」と、あげまんスピリッツで臨むのが正解です。
夫が最近怪しいと思っているかた、あるいは自分の衝動が抑えられないかた、“不倫願望が盛り上がるのはなぜなのか”ちょっと考えてみましょう。
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