トキメキ編集長のエリサが、その時気になるモノやコト、人や場所をレポートする【エリサ編集長が行く☆気になるモノ・コト・ヒト・バ】がスタートします!
率直な感想と共に、リアルをお伝えしていきたいと思っています。記念すべき第一回は、女性用風俗のセラピストが接客してくれるという「女風バー」!なんと“女風バー”で商標登録もされているそうです。そんな唯一無二の場所で、いったいどんな出会いがあるのか、ワクワクです。
導入~「なぜ女風バーに潜入しようと思ったのか、お話します」
トキメキは、女性が性に関して自立し、自律しながらトキメク日々を応援するメディアです。
私たちのところには、パートナーとのコミュニケーションや性、セックスにまつわる多くのお悩みが日々届きます。そんな中で、パートナーとの日々のコミュニケーションに関するお悩みであれば、夫婦問題の専門カウンセラーや弁護士が回答することができますし、病気に関することは婦人科の先生に相談することができます。
ですが、セックスに関する相談をする相手として最もふさわしい専門家は誰なのだろう?という疑問が湧きました。
そこで編集部内で真剣に話し合いました。その中で浮上したのが“女性用風俗セラピスト”の存在です。
女性用風俗、通称“女風”は徐々に認知が拡大しています。
実際に体験した方々や、トキメキで男女のすれ違いを連載していただいている女風セラピストの瑞樹晃(みずきひかる)さんに話をお伺いするにつれ、女風セラピストが単なる肉体的なサービスを提供するのではなく、女性の心をカウンセラーのように解きほぐし、悩みを聞き、解決に向かってさまざまな手段を講じる存在であるということが分かってきました。
そして、女性のセックスに関するお悩みを相談する相手として、女風セラピストの皆さんが最も適役なのではないかと思うに至りました。
しかし!!「自分たちがセラピストの皆さんとコミュニケーションを取ったことがないのに、読者の皆さんの相談を受け付けることはできない!」と編集部一同思い立ち、女風セラピストさんとお話することができる“女風バー”を編集部メンバーで訪れることにしたのです。前置きがとっても長くなりましたが…いよいよ女風バーレポをお楽しみください!
ドキドキのビル前到着。入り口は…?
今回、訪れたのは日本初!日本で唯一正式に女風セラピストに接客してもらえるお店『I AM THAT I AM』。
東新宿駅が最も近く、新宿駅や新大久保駅からも徒歩圏内です。飲食店街で入り組んだ通りを歩き、グーグルマップに案内されたのは「ここかな…?」っと、ちょっと不安になるビル。お店のサイトに中華料理屋の向かい側とかかれていたので「ここに間違いない!」とビルに足を踏み入れるとポスターがお出迎え。
「間違いない」と確信を持ち、エレベーターに乗り込み着いた先に広がっていたのは華やかな店内!
そこにはすでに何組かのお客様がいらっしゃり、セラピストたちと楽しく談笑されていました。
【エリサ編集長メモ】
・「女風」とは女性向け風俗の通称。お金を払って、セラピストの男性とデートをしたり、二人きりの個室で添い寝のサービスを受けたり、カウンセリングと共に性的なサービスを受けることもできる。
・“女風バー”は女風に興味はあるが、いざ利用するには「どんな男性が働いているのか」「初対面の人とそんなモードになれるのか」「安全面に配慮されているのか」と一歩踏み出すハードルがある方へ向けて、セラピストとお酒を飲みながら世間話をしたり、女風のサービスについて聞けたりする場所。
・「I AM THAT I AM」は史上初!商標登録もされている【セラピストに逢えるBar(女風バー)】。人気の有名セラピストや新人セラピスト、これからデビューする金の卵のセラピストにも出会える。
・お店の雰囲気はちょっと暗めでネオンが可愛い照明。セラピストの顔はしっかり見えるが、お酒で赤くなった顔や肌の粗が隠れたりするくらいでちょうど良い。
・隣のお客さんとは距離があってお互いの会話は聞こえない。個室ではないので安心。
いよいよセラピストさんの接客スタート!
入店すると、お店を裏で回していそうな(失礼しました)お兄さんがサービスの説明をしてくれ、飲み放題メニューから最初の一杯を選択する仕組みです。
私たちはハイボールを注文。こういった場所に来て迷ったら、頼むハイボールはいつでも間違いなし!
それから、最初のセラピストさんが席についてくれます。
【エリサ編集長メモ】
料金体系:
飲み放題(税込/サービス料別)
◆基本セット
60分3300円、延長 2200円
◆女子会プラン(3名以上)
120分 6600円
◆セラピストへのプレゼントドリンクは任意
プレゼントドリンクとは簡単にいうとセラピストに奢るドリンクです!
- 20分〜30分でセラピストが入れ替わる仕組み、ただし店内状況により時間はかわるとのこと。指名制ではないが、話したいセラピストの希望をスタッフに伝えることはできる。
- 噂に聞くホストクラブの金額帯に比べたら、かなり可愛いイメージ。
1人目セラピストは色気モンスター!
いよいよ接客スタートです!最初についてくれたのは、ストロベリーボーイズ東京勤務の匠海(タクミ)さん。
話し方やちょっとした所作から、色気が放出されまくりです。匠海さんが、私たちの話を聞こうと少し首を傾けた瞬間に、色気が放出され過ぎて、スチーマーの蒸気がブシャーと噴射するシーンが思い浮かびました(笑)。
匠海さんはAV男優と兼業されているそうで、アダルトビデオの撮影現場の話を聞かせてくださり、それが本当に勉強になりました。アダルトビデオを見ると、女優さんはいつもイっているように見えますし、本当に潮吹きをしているようにも見えます。ですが、実際にはそんなことはなく、いろいろなトリックを使ってそうなっているように見せているということ。「いくらAV男優とはいえ、多くの人が見ていて時間のない中ですぐに女性をイカせることはできません。しっかりと時間をかけて丁寧にことを運ばなければ、女性をイカせることはできないんです」という言葉になんだか安心しました。
そして、めちゃくちゃイケメンな色気モンスターにもかかわらず、匠海さんはお客様の要望にしっかりと応えられるように、独自のカウンセリングシートを2枚も用意する寄り添いぶり。美形でお肌も白くて綺麗なのに、男性の逞しさがあって、本当にこんなセラピストさんがいるのね!と感激しました。色気モンスター恐るべし!
2人目セラピストは人懐っこい犬系男子
2人目はBlooming Flower勤務のYOSHIKIさん。Blooming Flowerは“筋肉”を売りにした女風で、セラピストはみんなマッチョだそう!
YOSHIKIさんは偵察オーラ丸出しの私たちに対しても、ずっとニッコニコの満面の笑顔。「この笑顔はあざといぞ」と警戒したのも一瞬で、その天性の人懐っこしさに、すぐに警戒心がほぐれてしまいました。
自己紹介で、真っ白ふわふわな犬種“サモエド”と仰っていましたが、サモエドの愛らしさを残しつつ、さすがのマッチョで腕が太くて、とっても凛々しい!
取材ということでいろいろ質問を投げかけさせていただいたら、セラピストになった経緯ややりがいを生き生きと語ってくださり、本当に女性のことを想い、女性の役に立ちたいと真摯に仕事をされていることがよく伝わりました。お客様に安心してもらうために「僕はプロだから全部任せて」と言うことがあるそうです。
それほど深い悩みを持って必死の覚悟でいらっしゃる女性が多いということなのだと、改めて感慨深くなりました。
子どもが生まれてからセックスレスだった女性の方がYOSHIKIさんの施術を受けたら、その日に自然とセックスする流れになったと喜んで報告をしてくれたことが忘れられないと、嬉しそうに話してくれました。
犬系年下可愛いキャラと思いきや、上手にリードしてくれそうでギャップ萌えしてしまいました。
3人目セラピストはダビデ像彫刻ボディ
最後のセラピストは15分という短い時間であまりお話することができませんでしたが、YOSHIKIさんと同じBlooming Flower所属の龍司さん。20代はホストとして活躍し、現在はパーソナルトレーニングジムを経営しトレーナーとしても活躍しているそう。Tシャツから伸びる腕の筋肉は、惚れ惚れするほど美しく、まるでダビデ像のよう…ボディビルの大会で優勝経験があるというのも頷けます。日本一の筋肉で施術されたらどんな気分なんだろう…と思わず想像してしまいました。話し方から、とても頼りになるお兄さんという印象で、グイグイリードしてくれそうだなと思いました。
女風は、この世でもっとも難しい接客業なのでは!?
3人の素晴らしいセラピストの方々とお話し、興奮状態MAXで店を後にした私たち。
もちろんそのまま帰れるはずもなく、二次会突入!!「誰に施術してもらいたい!?」なんて話で大いに盛り上がりました。女風バーを経験したことで、女風への見方が改めて更新され、ハードルが下がったのは事実です。
そして、女風は“最難関の接客業なのではないか?”と思いました。
一律で「これをやっておけば間違いない」という方程式はありません。
もちろん、施術やコミュニケーションの研修を受けて合格したセラピストだけが接客にあたれるわけですが、マニュアル化できない部分がものすごく多いのが女心と女体。「これをされたら嬉しい」「ここが気持ちいい」という感性は、女性が100人いたら100通りだと思います。
そもそも、言葉にしづらい悩みを抱えているお客様や、言語化するのが難しい思いを持っているお客様が多いのが女性用風俗。女風セラピストは、女性の「心」と「体」に向き合うプロなのだと改めて思いました。
「I AM THAT I AM」オーナーのケンジさん、取材をさせてくださって本当にありがとうございました。
これで性にまつわる相談企画がグッと前進しました。9月後半を目途にサービススタート予定です。期待に応えるサービスにすべく、編集部一同、誠意驀進中です!
【エリサ編集長メモ】
- 今回出会ったセラピストの皆さんは、女性に感謝されることにやりがいを持ち、とても生き生きしていた。エネルギーに満ち溢れていて、会話をするだけで元気がもらえた。
- 女風セラピストは、ただ単に性感帯を刺激するサービスを提供するのではない。人によっては独自のカウンセリングシートを作るなど、お客様の悩みに真摯に寄り添い、解決策を見い出していく女性の心と体に関するプロフェッショナル。
- 女風を利用したいけど…と躊躇している女性は、まずは女風バーを訪れるべし。
最後に…女風にはさまざまな形態があります。トキメキは、女性用風俗店のすべてを肯定しているわけではありません。本当に信頼できるお店なのか、セラピストなのかを事前にしっかりとリサーチしてからご利用になるように、そのための一つの手段として女風バーをご利用いただければと思います。