「人生の岐路」と言うと少し大げさですが、人生には「Aにするか、Bにするか」という二者択一で迷う場面がよくおとずれます。
私の場合、「Aくんと付き合うか、Bくんと付き合うか」とか、「私立大に行くか、国立大に行くか」「専業主婦になるか、ワーキングママになるか」「ママさんサークルを会社にするか、サークルのままか」「本を書くべきか否か」といった「二択」が数年おきに出現しました。
私の選択の基準はいたって単純。
「どちらのほうが、よりワクワクするか?」
リスクや損得や不安感なんてものは無視して、なるべく欲望に忠実に生きてきました。
もちろんその結果、失敗することも多々あります。
Bくんと付き合ってみたら、見かけとぜんぜん違うダメ男でした。
最初の結婚にも大失敗しました。
バブル期だったので、ワクワクするような「三高男性」を選んだら、おもわくが外れてアンハッピーになって離婚……。
でも、子どもが病気もせずに育って、ママさんサークルを大規模展開できたという意味では、あの結婚あってこその「人生ドンデンガエシ」でした。
最初の結婚が幸せいっぱいだったから、ママさんサークルの運営も、その後の起業や夫婦仲相談所の設立も、そしてこの本の執筆もしていないわけです。
私は「もしあのとき違う選択をしていたら……」と後悔することが世の中でいちばん嫌いです。
だから、より心が動くほう、よりドーパミンが出そうなほうを選択するようにしています。
そうすれば、たとえ失敗しても、後悔することはほとんどありません。
残念に思うことやつらく感じることはありますが、「まあ、こっちの道を選ばなかったときの後悔に比べればへっちゃらかな」と、ポジティブに捉えることができるのです。
コメント