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【夫婦仲ハッピーアドバイス】夫と共にお金の使い方を学ぶ

お金に細かい男性、ケチ男というのはしょぼい感じがしますが、きれいに節約できる男性は人生設計がしっかりしていて、頼りがいがあります。
育った環境や性格で経済観念というのは様々でしょうが、結婚後、
「この夫と私はお金の使い方がまるっきり違う」
と気づいたらはやめに改善策を打ち出しましょう。
後々えらいことになって泣くのは、やはり女性です。

【実例】浪費家の夫に強く言えず、将来が不安

畑谷奈美江さん(41歳、子供1人)
畑谷奈美江さん(41歳、子供1人)
「結婚して五年なんですけど、夫の金使いの荒さにほとほと困っています。末っ子長男でかわいがられてきたから、あんなになっちゃったのかしら。あ、六歳年下の夫なんです。だから弟みたいに思えて、強く言えないんです」
ある日のこと、恋人・夫婦仲相談所に訪れた奈美江さんは、白いブラウスに地味な焦げ茶のパンツスタイルでした。
ほとんどノーメークに近い素顔で、セミロングの髪をうしろでひとつにまとめていました。
所長(私)が問いかけます。

「だんなさんは何にお金を使うんですか?」
「気分に応じて目的は変わるんです。先月はパソコン機器とか、メモリとか、パソコンまわりのものを大型家電店でまとめ買いしました。仕事で使うからって言うんですけど、じゃあ経費で買ってもらえばいいのに。それをしないということは、仕事以外でも使いたいってことです」
「趣味に使うわけでもないんですか」
「趣味ももちろん、使います。ゴルフバーとかダーツとか、屋内のゲームなんか大好きで、一回行くと5000円くらい平気で。あと、飲食もばかになりません。私は食費を気にして社内の安いお弁当にしてもらってるんですけど、結局毎日、カフェとかダイニングバーとか寄るから、すごい出費です。おしゃれカフェで飲むコーヒー500円でしょ。お弁当とかわらない値段。1月でコーヒー代8000円ですもの」
「ふたりで、家計のやりくりは相談してるんですか」
「もちろん、結婚前に、お互いに働いてるから六対四で出し合うって。家賃も分担しています。で、残りは私が貯金してるんです。それだけは手を付けないようにしてますが、あの貯金がないと不安ですよ。夫は株もしているので、いいときはそこで浮いたお金を使うんですけど、だめなときは月末足りなくなって、私に貸してくれって。この一年で四〇万くらい貸してます……」
「なるほど。強く言えないんですね。つい貸してしまう」
「弟みたいな感じで、かわいいんです……。甘やかし過ぎですかね。でも、先月は大けんかですよ。4歳の娘の誕生日に、泊まりがけで遊園地行く予定にして、今回は夫が全額出す予定だったんです。でも直前に、カード使えなくなったから出しといてって。限度額超えるまで何使ったのって聞くと、急に英語やりたくなって、ネットでCD付きの高額な教科書買ったって。先行投資だから返ってくるって言うんですけど、英語使う仕事で稼ぐつもりなんかないくせに。いつも言い訳はかっこいいんです。そういう時、私に相談せずに一人で買い物するんです。最近は携帯サイトでの買い物も始まって、寝る前に携帯見てて、あ、ベルト買っちゃったとかつぶやいてます」
「だんなさん、奈美江さんに甘えてますよ」
「私も靴とかたまに衝動買いするから、まあいいかって思うときもあるんです。でも、うちの一人暮らしの父がもし病気にでもなったら、私が面倒見なくちゃならなくて、その時の蓄えが欲しいって思ってるところです。子どもも大きくなってくると学校にかかるでしょ。どれくらいかかるかわからないですけど、いまのままなら足りないなあ」

「金の切れ目は縁の切れ目」とならないために

すずね
すずね
お金の問題は根が深く、夫婦不一致のもととなります。
夫が貯めたお金を妻が浪費したり、またその逆のケースなど、お金の観念が一致しないと、お金を自由に扱って二人でより快適な生活を送るまでには到りません。
また、「金の切れ目は縁の切れ目」という言葉をそのまま再現したような離婚ケースも、何度も見てきました。
夫婦間が、お金の力だけでしかつながっていないのです。

お金の扱い方についての考え方を一致させるべく、共に学んでいくことが大切です。
奈美江さんの場合、夫の経済観念のなさを責めながらも、自分もお金に甘いから強く指摘できないという様子が見えました。

まずは妻側の家計に関する筋を見せておかなければなりません。
夫婦の将来の年表を作って、今後どんな時期にどれだけお金がかかりそうということをふたりで共有し、推測しておく事もよいでしょう。
子どもの入学、卒業、家を買う、車を買う、万が一の親の病気、そして万が一の自分たちの病気や事故、そしてリストラ、第2子妊娠も可能性があります。
何が起こっても余裕で切り抜けるバランスシートを作っておかないと、その事態に遭遇したときに、夫婦関係がぎくしゃくしてしまいます。

今の世の中、一定収入が生涯続くという発想は捨て、家計に緊張感を持とうと促しておいたほうがよいのです。
奈美江さんも、衝動買いするということは極力避けて、予定買いに切り替えておいてください。
自分ができないことは、相手にさせることはできません。
一緒に家計を考えようという感覚が必要です。

【まとめ】
夫のお金教育を、共に学ぼう