きっかけをくれた人に感謝し、与える側になろう

私は会話の途中で、よく次のような質問をすることがあります。
「○○さんと知り合えてホントによかった。新しい仕事もいただけたし、運命的だわ。ところで最初、私たちってどこで会ったんだっけ?」
こう質問すると、相手はフル回転で過去に記憶を走らせます。
「あれ、どこで知り合った? 異業種交流会かなあ。いや違うぞ。そうだ! 6年前、前の会社の同僚の斉藤さんに紹介されて……」という具合に、会話相手の脳が活性化するのです。
相手の脳を活性化させるというのは、スムーズな会話を生むためのコツです。ボーッとしている相手と話をしても、何も面白くはありませんよね。気になる話題を振ると、会話はどんどんはずんでいきます。
きっかけ話は、それにうってつけの話題です。
きっかけ話をすると、今ここにはいない第三者の存在を思い出し、ありがたいことだという感謝の気持ちが芽生えてきます。

どんなことでも、きっかけを与えてくれた人には常に「ありがとう」の気持ちを持ち続けてください。
時が経ったり、疎遠になったりすると、その気持ちを忘れてしまいがちです。その人がきっかけをつくってくれたこと自体、忘れてしまうこともあるでしょう。
私も忘れっぽいので、3カ月に一度、「きっかけをくれた人を思い出して感謝する日」を設けています。手帳やカレンダーの3月、6月、9月、12月の末日に○をつけて、「きっかけ棚卸【たなおろ】し」と明記するのです。
きっかけプレゼンターは、こちらが恩返しの気持ちを胸に抱いておけば、何度でもきっかけを運んでくれるということです。
となると、きっかけをくれた人にだけ恩返しをすればいいのか? いやいや、それだけでは普通の人で終わってしまいます。
さらなるきっかけがじゃんじゃん降ってくるようになるコツがあるのです。
それは、「自分からまわりの人に、きっかけを与えすぎるくらい与える」こと。
やっているうちに、「きっかけを仕掛けている」とあまり意識することなしに、頭と身体が自動的に動くようになります。
こうなってくればしめたもの。会話も増え、お出かけも増え、友達も増え、お誘いも増え、「チャンス!」「ラッキー!」という言葉も増え、みなさんの日常は活気あふれるものに変わっていくのです。

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この記事を書いた人

恋人夫婦仲相談所の運営者。
センシティブな話題のため周囲に相談できず一人で泣き寝入りしてしまう女性を減らすことがモットー。恋人や夫婦間におけるお悩みについて体系的な情報収集や身近なプロへの相談ができるサービス作りを目指して邁進中

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